女と暮らしてる女の恋愛遍歴 〜20代半ば①〜

大学生時代に「交際」「半同棲」を経験し、ちょっぴり大人になった?私。大学の時のP氏とは就職してすぐに、完全にお別れしたので、社会人としての生活は恋愛的にフリー状態で始まる。何もかもが新しい生活、初めて入った会社では初めての「彼女」となるC氏と知り合うこととなる。


お気に入りのイケメン女子

初めて就職した会社は規模がめちゃ小さく、10人ほどの女性社員は皆仲良し。今の職場と良く似ているかも知れない。若い女性ばかりでみな未婚、週末は時々企画を立てては皆で遊びに出かけていた。

その中でも同僚C氏はPCに詳しく仕事熱心、特にリーダーとかはいない職場ではあったが、年齢や社歴に関係なく責任ある仕事を任されていた。ルックス的には痩身&長身、中性的な印象のC氏。話していると、内面的にもサラッとしたイケメン感が漂う。C氏は早い時期から「お気に入りの先輩」であった。

しかし私はこの時期に演劇団体Vにも所属しており、プライベートはそちらが中心。その団体の中で気になる人(男性)が出来、事故のような交渉を持ったりも。C氏との距離が急接近するのは、就職して1年と数か月経った頃のことである。


夢のお告げ

ある夜、私は同僚C氏の夢を見た。私はC氏にキスをしていて、C氏はびっくりして照れ笑いしているという夢。それまでも「お気に入りの先輩」であったC氏だが、この夢を境に「好きな人」へと想いがランクアップ?する。

女性への想いに深く悩んだ経験のなかった私ではあるが、この時はなぜか少しだけ「変かな?」って思っていたことを覚えている。それを演劇団体Vの友人に話をしてみたり。友人は「変じゃないよ!頑張れ!」って言ってくれたし、人に話をした時点で「こんな自分だけど大丈夫」って思ってたみたいだけどね。

転職話

就職して1年と数ヶ月、自分のキャリアについてそれなりに考え始めていた時期に、演劇団体Vで知り合った友人O氏から転職の話をもらう。この話をもらった時、頭に浮かんだのは私なんかより余程仕事のできるC氏の顔。転職話は、当時住んでいた広島から愛媛への転居を伴ったものだったが、C氏の地元も愛媛、これはC氏にも良い話なのでは?と思った。もちろん下心もあったよ。

友人O氏に聞くと「新しくオフィスを立ち上げるので、人は多い方が良い」とのことで、私はC氏を誘って一緒に面接を受けることに。そして2人とも晴れて合格。次の職場では既に仕事が待っていて、なるはやで来てほしいとのこと。退職通知から最短の2週間程で、次の職場へと旅立つこととなる。


家飲み

転職が決まってからは、入社の手続き、引っ越しの準備など、C氏と一緒にこなす楽しい日々。新しい職場は新設されてすぐのせいか、業界大手の会社だったせいか、起きてる時間のほとんどを職場で過ごす超ハードな日々。食事もままならないような生活で、誘ってくれた友人O氏も含めた3人で私生活でも協力してた。広島からの転居3人組だったので、同僚に「広島生協」とか言われたり。

ストレス発散のために誰かの家で飲むことも多かった日々、その日はO氏はおらず私の家でC氏と2人で飲むことになった。私はそのチャンスをきっちりものにして、C氏を泊めた翌朝告白に成功。この時まで私は知らなかったが、C氏は過去にも女性とお付き合いしたことのある「自覚のあるL」であった。そして転職話から多くの時間を共にしていた私を意識してくれてたって〜。


こんな時期にやってくる「モテ期」

晴れてC氏とのお付き合いを開始し、少し経ってそのことを友人O氏にも告げた。それから幸せな日々が続くかと思いきや、暗雲は既に立ちこめていたのだった。C氏との交際を始めた頃、私はどうやら「モテ期」とやらだったらしく、別の同僚H氏(男性)から粉をかけられる。どうなる、2人のお付き合い!

というわけで、次回に続きます。

私の文章に少しでも「面白さ」「興味深さ」を感じていただけたら嬉しいです。