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切実にお金をください


こんにちわせりん、わせりんです。

タイトルは釣りです。でも、どうしても読んで欲しいお金についての話です。

皆さんは多額の借金を負ったことはありますか?

私はあります!

今は完済していますが、25歳のときに総額2000万円くらいの借金がありました。

俺はこんなに借金返したぜすごいだろ」みたいな話をしたいわけではありません。

借金が出来る過程で私が一番後悔したことを少しだけ話します。

その「後悔」が今の私の活動の原動力になっているので。



◉突然の連絡

そもそも、なぜ借金ができたのかというと

単純に事業に失敗したからです。

5年ほど前に、遊びを作るASO部という会社をやっていました。内容は体験型ゲームを作る会社です。

宝探しとか、キャンプとか、鬼ごっことか・・・

体を動かしたりして楽しむイベントにオリジナルのゲーム要素を加えたイベントを開催していました。

リアル脱出ゲームに近いですね。

最初は、団体としてゆるーく活動していました。大学のサークル活動みたいな感じです。

時間があるときに仲間と集まって、アイデアを出し合って一つのイベントを作る。

楽しくやっていました。

noteを読んでくださる人はわかると思うのですが、私はコンテンツに妥協ができないので、作るイベントはクオリティが高いものが多かったです。

最初は4~5人しか集まらなかったイベントも、7000円程度の参加費にもかかわらず150人くらいは集まるまでに成長していました。

一緒にやってくれる仲間も、本当に一生懸命に協力してくれました。

ところが、平和な日常にある事件が起こります。普通の人からするといい話かもしれません。

「2000万出すので、ASO部を本格的にやろう」とお誘いが来たのです。

その人は、私が20歳くらいの頃に働いていた雀荘のお客さんでした。名前は高木と言います。

わたしよりも若く、マナーの悪い生意気な18歳のお客さんでした。その生意気な態度と若さ故に同僚のメンバーにもあいつはダメだと冷たくあしらわれていました。

ただ私は、生意気とか態度が悪いとかは嫌いではないですし、あまり年上年下を気にしない性格だったのでいつも通り仲良く交流していました。

その雀荘は諸事情で無くなり、つぎのステップとしてイベント業に手をかけ始めた私ですが、高木もその機会に東京で仕事を始めていました。

別々の道に進み出したということですね。

その高木から連絡がいきなり来たのです。

なんと、彼は東京で一発当てて大金を手にしていました。給与明細を見せてもらったことがあるんですが、最高月収3億、、、

仕事の内容については詳しくないのですが、不動産の投資関連の仕事をしていたみたいですね。

高木は自分が雀荘で親切に声をかけたり、接客していたことをよく思ってくれたみたいで、恩返し的な意味を込めて、お金を出したいと申し出てきたわけです。

仕事って誠実にやっておくといいことがあるんですね。

当時、私は社会の厳しさも何もわかっていない23歳の若造です。

そんな話に喜ばないわけがありません。

一抹の不安はあったのですが、話を受けることにしました。



◉「投資」か「貸し借り」か

さて、皆さんは「2000万円出すよ!」と言われたときになにを思うでしょうか?

普通の人なら、「それが投資なのか、お金の貸し借りなのか」ってとこだと思います。投資であれば私に返済義務はなくその代わり事業がうまくいけば利益を受け取ることができます。

貸し借りであれば、成功失敗にかかわらず私は返済義務がありますし、事業がうまくいったからと言って、投資に比べると得られる利益は大きくありません。

どちらの道で行くかは非常に大事ですよね。

私はどちらを選んだと思います?

正解は「どちらの道か分からないまま2000万を使った」でした!

パチパチパチ👏

意味わかんないですよね。私も意味わかりません。

でも考えてみてください。私は当時23歳位ですよ。しかもお金を出すのは年下の高木です。

二人ともナーナーなんですよ。しかも、私からすれば大金を出してもらうと経験がないので何が正しいか間違いかもわかりません。

とりあえず、あまり事を荒立てずにスムーズにお金出してもらえればいいかなくらいにしか考えていません。

この2000万を使った事業、

なんとなんと、書面も何も交わさずに「よし、一緒に頑張ろうね!」と学校の出し物でもやるんかくらいの軽いノリでスタートしました。

後に、この軽いノリが大問題を引き起こすことになります。

高木は、基本的にお金を出しただけで事業自体は大部分が私の指揮のもとに行われていきました。

ただ、いきなり法人として会社経営と言われましても、実力も経験もないので、何から手をつければいいかも分かりませんでした。

今までは団体としてサークルの様にやっていたので、利益に関しては二の次、三の次で良かったものが、最優先に考えなければならなくなります。(本当はそうでもないんでしょうが、当時の私は第一に考えなきゃなという圧迫感がありました)

また、高木も基本的にはノータッチなんですが、利益が出ていないとなると、もちろん口を出してきます。高木の計画のもとに謎のプロジェクトが次々に開始されました。

もう、内部はてんやわんやです。私と高木の二人の意思がありますから何を優先してやればいいかわからず、何を信じていいかも分かりません。

そんなこんなで事業はうまく行くはずもなく、2年も経たずに解散することになりました。

最初の2000万はなくなり、私も貯金を叩いたり、いろいろなところからお金を借りたりして結果として3000万くらいの額を使いました。(てへぺろ)

ここからが修羅の道。



◉借金2000万円を背負うことに

高木が2000万の返済を求めてきたのです。

まあ当然ですよね、何も決めてないんですから。

向こうはどんな認識かはわかませんが、投資のつもりって言うよりは貸したつもりって言うに決まってます。

私も意識が曖昧で、貸したと言われればそうだし、投資と言われればそうだし・・・

みたいな感じです。

私としては事業にも口出しがあったわけですし、投資の側面が大きいとは思ったんですが、まあ自分が失敗したしな・・・と納得している部分もありました。

この大問題、本当に大問題でした。ここではサラッと書いてますが、

実際には、顔面をサッカーボールの様に蹴られたりだとか、ナイフで足の指を斬られそうになったりだとか、外国にさらわれそうになったりだとか、ギャンブルでお金作ろうと1000万の大勝負したりだとか、県外へ逃亡したりだとか、本当にいろいろありました。

この騒動でいろいろな人に迷惑をかけました、本当に迷惑をかけました。それでも皆さんいい人ばかりなので、今では仲良くしてくれています。感謝。

話が長くなりそうですね・・・

これは、一冊の本くらいのボリュームになるのでまた次の機会に書きます。必ず近いうちに全てを正直に書きます。

話を戻します。

結局、お互いに折り合いをつけて、投資の側面もあったということで2000万のうち半分を返済ということで合意しました。

自分が借りた約1000万を含めた合計2000万の返済生活が始まります。



◉後悔したこと

皆さんに質問があります。

この事業において私が一番後悔しているのはなんでしょう?

投資か貸し借りかを決めなかったことでしょうか?

失敗して借金を作ったことでしょうか?

もっと利益のあがる仕事をしなかったことでしょうか?


違います。

自分が一番後悔しているのは

『自分が思う様にやらなかったこと』です。


考えてみてください。当時の自分からすると2000万円という巨大なお金が入ってきたわけです。

お金を出しているのは高木です。

そうすると、どうしても私より高木の声が強くなっていきます。

私の心もお金を産まなければいけないという焦りから、お金になるものだけを選ぶ様になります。

気付いたときには、団体のときに持っていた情熱やクリエイティブさは失われていきました。

毎日、お金のことを考える空虚な日々。

・・・

そもそも、なぜ自分は数ある仕事の中からイベントを作る仕事を選んだんでしょう。

楽しんで喜んでいる姿を見るのが大好きだからです。

私の仲間は、なぜ一緒にこの仕事をしようと思ったんでしょう。

人を楽しませようとする自分の情熱に共感してくれたんです。

お客さんはなぜ私のイベントに参加してくれたんでしょう。

どこよりも楽しめるイベントを開催していたからです。


だから、その一番大事な「人を楽しませる」って部分は絶対に捨ててはいけなかったんです。


お金は大事です。めちゃくちゃ大事です。

でも、お金が欲しいからこの仕事を選んだのではありません。この仕事でお金が欲しかったんです。

おそらく、自分が思う様にやってもその頃の自分では足りないものが多すぎて失敗していたでしょう。

けれども、今よりも清々しい気持ちになっていたでしょうね。

借金なんて本気を出せばどうにかなるんですよね。20代での借金なんかむしろいい経験で大したことないです。

でも、自分の心に素直に従わなかった後悔は、いつまでも残り続けます。



◉これから

私は今、麻雀界でnoteやYouTubeで活動しています。

YouTubeはまだまだですが、noteにおいては麻雀界でおそらく一番読まれているはずです。

この記事だと、すでに70万円以上の売り上げがあります。

noteやYouTubeをやっていると、あいつ金儲けのために!みたいなことを言ってくる人がいます。

残念ながらその通りです。

お金をたくさん儲けようとしています。もっともっと麻雀界で儲けるための工夫をしないといけないと思います。

私は、お金がないことによって夢を諦めなければいけなかった苦しみを知っています。

だからお金を稼ぐことには何も悪いと思っていません。むしろどの麻雀界の人よりも稼いでやろうと思っています。

でも、同時に知っていることがもう一つだけあります。

お金を稼ぐために心の声を無視してはいけないということです。

心の声ってなんでしょう。

私は、コンテンツを作ってたくさんの人に楽しんでもらいたいです。

稼いだお金で誰も思いつかない様なコンテンツを作って、今までにない様なプロ団体を作って、

本当の意味で麻雀界に貢献できればなと思っています

私は本気です。

私が思い描く麻雀界の発展に既存のプロ団体や、Mリーグは必要ないので好き勝手にやってます笑

権力や権威と関わったって知名度は上がるかもしれませんが、思い通りにやれなくなって自分の心が死ぬだけですからね。

それよりも、今の私を応援してくれる人にコンテンツを作る方がよっぽど有意義です。

具体的にどんなことをやっていくかは追々noteにしていくとして、

応援してくださる人は「あいつ何しでかすんだろう?」とこれからも期待しておいてくださいw

私はコンテンツに妥協できない人なんで。楽しいことやりますよ。


なんか色々書きましたが、こんな私で良ければこれからもよろしくってことです。


noteやYouTubeで面白いことするんで早く投資してください。

貸し借りは嫌いです。

では、また。

さよならわせりん。




























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