コミュニティマネージャーの役割とは_

理想のコミュニティを考えようVol.4 〜コミュニティマネージャーの役割とは?〜

こんにちは。コミュニティマネージャーの長田(@SsfRn)と若月(@wakatsubasa)です。

理想のコミュニティを考えようプロジェクト、4本目の記事になります。

◆前回の記事はこちら◆

さて、今回はコミュニティマネージャーの役割について、話してみました。普段僕らが気をつけていることを中心に、コミュニティマネージャーって何をしているの?ってことを書いています。

それではどうぞ。


コミュマネの役割①「コミュニケーションを生む」

若月:やりましょう。

長田:え?これはじまってる?w

若月:はじめましょう。

長田:なんだこのゆるい始まり方wwじゃあやろっか!えーと、今回のテーマは「コミュニティマネージャーの役割とは」だね。

若月:はい。Wasei Salonの経験をベースに話すことになるのですが、コミュニティ狂の長田さんは、コミュニティマネージャーにはどのような役割があると思っていますか?

長田:コミュニティ狂、、、そうだね、ひとことで言うと「コミュニティのコミュニケーションを円滑にまわす」存在が、コミュニティマネージャーだと思ってる。

それは些細なコミュニケーションから、プロジェクトレベルのコミュニケーションまで、めちゃめちゃ幅広いんだけど、結局ここに行き着くような気がしてるなぁ。

若月:前にお話したように、趣味でつながったり価値観でつながったり多様なコミュニティがありますが、いずれも共通して言えそうですね。コミュニティマネージャーの具体的な役割について書かれている記事など見かけますが、長田さんとしては具体的にいかがでしょうか?

長田:え?なんか今日、めっちゃ敬語やない?やり難いからタメ口にしてもらっていい?

若月:ぎょぎょ!

長田:あ、なおった。具体的なコミュニティマネージャーの役割よね?色々あると思うし、フェーズによってやること変わると思う。

若月:今回は、すでにコミュニティが存在しているという前提で話そうか。いざコミュニティをうごかしはじめたぞー!って状況で。コミュニティそのものの構想や設計は触れないで。

長田:コミュニティの動き始めの段階だと、まずはコミュニティ内の会話量をいかに増やすか?ってところが大事だと思うから、即レスをやるのがいいかなと!

そうすると、会話のテンポが早くなって、自然と会話量が増えていくからね。

若月:オンライン上でのコミュニケーションについて話してくれていると思うんだけど、まさにその通りだよね。

オンラインだと表情や仕草など会話の付随情報がわからないから、目に見える反応がないとちょっと悲しくなるかも。そう考えるとコミュニケーションアプリの「〜〜さんが入力中」的な表示は秀逸だわ。ぎょっぎょぎょー!

長田:そう。コメントしたのに何もリアクションがないというのは、コメントしたひとからすると、無視されているのと一緒のこと。相手が読んでいるかどうかもわからないから、時と場合によっては、かなりダメージ受けることもあるかも、、

なにかの記事で読んだんだけど、人のモチベーションを奪う行動は否定ではなく無視することらしいよ。そう考えると、コメントに対してのスタンプ機能とかかなり重要。「俺はコメント読んだよ!」って意思表示ができるからね。

若月:好きの反対は無関心って言うもんね、ちょっと違うか。他には、コミュニティが走り始めたときの具体的な役割ってある?

長田:他に意識していることだと、提案を受けた際にポジティブな返しをすることかな?そもそも提案をしてくれたり、意見をいってくれたりすることに対して、ありがとう!って感謝の気持ちを伝える。もし、その意見や提案に対して何かこちらの意見があったとしても、いきなりそれを言うことはしないようにしている。

いきなり否定的な意見からはいってしまうと、その後もう提案をしてくれなくなってしまうおそれもあるのかなと思うので。意見を出しやすい雰囲気づくりや環境づくりは考えるなぁ。

若月:なるほど。積極的に関わろうとしてくれる人に対して、まずはその行動自体に感謝するってことね。あとは話しやすい雰囲気作り。当たり前だけど人と人の営みだから、こうやって振り返ってみると普段のコミュニケーションも同じだね。

Wasei SalonではオンラインコミュニケーションにSlackを使っていて、Slackでも少し工夫してみたよね。

長田:どんな感じだったっけ?

若月:Wasei Salonの目的に合わせてチャンネル設計を考えた、という大前提はあります。

その上で、コミュニケーション活性という点だと、お互いを知ってゆるく話すために「自己紹介」や「雑談」のチャンネルを作ったり、お互いの趣味関心や情報を共有できるよう「好きな本・映画」とか「おすすめの場所」みたいな、メンバーが会話したくなるような話題を考えてチャンネルを設計してた。

細かく話すと長くなっちゃうから、詳しくは以下の記事で見ていただきたいんだけど。

初期のころは、作ったチャンネルにコミュマネの2人が最初に投稿してファーストペンギンになって、話題や質問を考えて投稿していたりしたよね?

Slackについて整理すると、

・会話が生まれるような設計にした
・会話が弾むよう自分がまず話した

って感じ。

長田:そうだね、これもコミュニティにコミュニケーションが生まれやすい環境をつくっているってことやね。僕らはSlackだけど、どんなツールでもコミュニケーションが生まれやすい環境は、意識してつくっていく必要はあると思う。

じゃあ、その次のフェーズとして、メンバーの中を深めるためにはどんなことを必要か考えてみよう!


コミュマネの役割②「メンバーの仲を深めていく」

長田:まず、メンバーの仲を深めるために必要な役割は、オフラインで交流できる場をつくることかな。これまでの話は基本的にオンラインコミュニケーションでの話だけど、オフラインでコミュニケーションをとっていく必要もあると思う。

それはイベントとか勉強会とか、ちょっと設計に工夫が必要なものじゃなくてよくて、単なる飲み会でいいのかなと。大事なのは、顔を合わせてコミュニケーションをとることだから、それがくだらない会話でもいいと思うなぁ。

若月:面と向かって仲良くなるって感じだね。Wasei Salonでも、特に最初のころはものすごい勢いで飲み会していたもんね。(今もしてるけど)。飲みサーだと思われたり。。笑。

「今は仲を深める時期」と割り切っていたし、とにかくたくさん対話したから、ものすごいスピードで仲良くなったと思う。

長田:それはめちゃめちゃ感じたね。仲良くなるの早くない!?ってw 絶対月1回は集まれる場所を意識的につくっているけど(月1回飲み会を開催)、みんなそれ以上に飲み合ってるから余計に早いんだよなぁ。

僕はそこまで多くないけど、若月さんは個別で飲む回数多かったね。大人数でのコミュニケーションから少数のコミュニケーションへ移行した感があって、それが仲を深めることに必要なポイントかもね。

若月:そうっすね、個別または少人数で飲んでた。(今もしてるけど)。で、段々と俺らコミュマネや運営側の人がいなくても、自然とメンバー同士で飲むようになっていったよね。

これってSlack上でのコミュニケーションでも似たような状況になっていったと思う。

長田:それは感じる!これまで即レスでやっていたことも、コミュマネより早い即レスが生まれるようになったし、勝手に会話盛り上がってるし、とりあえずスタンプだけ押しとこ、みたいなシーンが増えてきてる、、!

若月:コミュニティマネージャーが促さなくても、勝手にコミュニケーションが生まれるようになっていったね。軽い雑談から深い相談まで。

なんだろ、コミュニティマネージャーからコミュニケーションの主導権が手離れしてくる時期がある。それがメンバーの仲が深まってきたな!って時期なのかもしれない。

長田:なるほど!コミュニティの自走に一歩近づいている感覚だね。メンバー間の仲が深まることによって、コミュニティは盛り上がるし自走に近く。


コミュマネの役割③「皆んなでなにかを作りあげる」

若月:仲が深まると次はみんなで何かやってみたくなる気がする。何か一つのものを作り上げるような。Wasei Salonは今まさにこの時期だよね。

勉強会とか


メンバーを面白い角度から紹介するプロジェクトとか

長田:そうそう。Wasei Salonではこんな感じで色んなプロジェクトが生まれているんだけど、これが生まれている状況が、その時期であることを物語っていると思う。

先月末に勉強会を実施して、「みんなで作りあげてる感じ」を強く感じたなぁ。Wasei Salonって強みを持った人が集まっているから、その強みを生かして少しでもイベントを良くしようという動きを率先してやってくれている感じがとてもよかったなぁ。

若月:そうだね、Wasei Salonはメンバーの強みを活かしたくなるのかしれないね。ただこれが必ずしも全てのコミュニティに当てはまるわけではないと思う。「なにか作ろう!」まで強い意識は出ないかもしれない。

それでも、何かしらみんなでやってみようって話は出てくるんじゃないかな。旅行行こうよ!とか。

Wasei Salonもまだ取り組み始めたところだし、これからどうなるかはまったくわからないけども笑。

長田:そうそう。実際わからないよねw 「一緒に何かをやる」というのがどのレベルなのか?ただ同じ体験ができればいいのか?アウトプットまで繋げた方がいいのか?リアルがいいのか?オンラインでもいいのか?この辺りは今後実験していきたいね!

若月:いま僕らが考えているコミュニティマネージャーの役割をまとめると、

・コミュニティ内にコミュニケーションを生む
・コミュニティの仲を深める
・コミュニティでなにかを作り上げる

こんな感じ。

「コミュニティのコミュニケーションを円滑にまわす」存在でも時期に応じて具体的な役割が変わってくるね。何よりコミュニティが生き物でめちゃくちゃ変わるから。

なんか、入学したてのクラスみたいだね。

・最初はまず会話が生まれて
・お弁当一緒に食べたり遊んだりして仲良くなって
・文化祭で何かをつくりあげたり運動会で一丸となる

コミュニティマネージャーは学級委員長かな!いやちょっと違うわ


最後に

長田:今回改めて自分たちがやってきたことを整理してみると、日頃いかにコミュニケーションのことを考えているかってわかるなぁ。コミュニティってやっぱりコミュニケーションでできてるんだなと感じました。

若月:そうだね。コミュニケーションをとることが好きってところが、コミュニティマネージャーに求められるものなのかも。あとは長ちゃんも言っていたけど、自分が当事者としてコミュニティを楽しめるか。

長田:本当にそう。マネージャーだからと言って、コミュニティを引いてみることしかできないのは違っていて、当事者としてそのコミュニティに入っていけるか?メンバーの一員としても参加できるか?が大切だと思う。なにより、コミュニティに対して愛を持てるかどうか。このあたりは大切だと思う。

若月:笑。長ちゃんってホント生粋のコミュニティマネージャーって感じだよね笑。素直で明るい性格、無邪気な笑顔に、みんなにいじられるいわゆる「愛されキャラ」。Twitterとかリアルで長ちゃんに会っているみなさんも同意すると思う笑。

長田:ありがとうw ただ、俺一人だと絶対こんなにうまくいっていないと思うんだよね。

一般的にコミュニティマネージャーは、コミュニティ単位で1人だけ。という認識が強いと思うんだけど、2人でやることによって、弱みを補い合えるし、孤独を感じることも少なくなぁと思う。

若月:俺もコミュニティマネージャーを2人でやっているの、すごくいいなと思う。まさに言っているとおりで、性格面・スキル面でも補い合える関係性が理想。

あと、ひとりだとそのコミュニティマネージャー像が正解になりがちなんじゃないかと思っていて。

長ちゃんみたいなキャラじゃなくてもコミュニティマネージャーはできる。性格に合わせて人それぞれやりかたがあると思ってる。自分もまだまだうまくできているとは言えないけど、自分なりのやり方を模索していきたい。

長田:それは俺もそう思うよ。あくまで一つの形でしかないから、正解ではないんよね。多分、正解って認識されると、めちゃくちゃやり難くなるw

若月:笑 では、じゃあ本日はこんな感じかな。

長田:そうだね。本日も読んでいただき、ありがとうございました!

若月;ありがとうございました!


以上で今回の会は終わりとなります。次回は、「メンバーはどうやって集める?」をテーマにお届けできればと思います。また、Wasei Salonの活動を応援してくださる方がいれば、下記の有料ゾーンより投げ銭を頂戴できれば、大変嬉しく思います。

それでは。


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