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「I’ll do it!!」 2年・小林将也

こんにちは。今回部員ブログを担当させていただきます先進理工学部2年の小林将也です。ぜひ、最後まで読んでいただければと思います。

今回は、まだ途中ではありますがシーズンを通して自分の中にある思いを書きたいと思います。

今シーズン、自分は主に今季から新たに作られた早稲田大学ア式蹴球部FC(通称FC)でプレーをしていた。リーグを通してほとんどの試合に出させていただき、得点も多く取ることができた。結果として、降格という結果になってしまったことは非常に悔しさが残った。しかし、FCで活動したことが今シーズンの自分の成長につながっていることは間違いないと確信している。

リーグ前半、FCは1試合も勝つことができなかった。個人としても、思うようなプレーはできない時期が続いた。

このままではまずい。この状況をどう変えるか?

取った行動はとにかくコミュニケーションを取ることだった。試合前には、どう戦うかをFCキャプテンの野牧くんや3年生の松高くんなどと一緒になって確認し、全体に共有した。試合中は、「このタイミングで裏に走るからボールを出してくれ」と声をかけたり、味方から「逆サイドに走るからそこ見といて」などと言われたりしながら、コミュニケーションを取った。試合後は、FCでプレーする4年生を中心に振り返りをして、自分が思った修正点をどんどん出した。これを毎週のように繰り返した。

すると、徐々に試合の中で自分たちが優位に立てる場面が増えた。コミュニケーションを取ってきたことで、味方がボールを持ったときに信じてゴール前に走ることができ、自分がボールを持った時は味方が走ってくれて、得点も重ねることができた。勝ち点を積み上げることができる試合も増えた。
しかし、あと1勝足りなかったことで降格となり、サッカーの厳しさや難しさ、リーグの重みを学んだ。結果から見れば、まだ足りないものがあったと言える。しかし、勝利に向けて全員でひとつの方向を向いて戦うことで個が活きるということも実感した。

また、FCでの活動を通して、コミュニケーションというのは「まず相手を理解する。その上で自分が理解される」ものであると感じた。そこから一緒にプレーする選手はどんなプレーをしたくて、何が得意な選手かをこれまでより考えるようになった。それを踏まえた上で、自分が活きるにはその選手とどう関わるかを考えて伝えれば、相手も自分の良さを理解してくれる。これがコミュニケーションなのではないかと感じている。

そして、シーズン途中から自分はIリーグ登録となった。自分はそれまでと同じようにメンバーとコミュニケーションを取ることを意識した。するとここでも、全体の中でゴールに向かうプレーやセットプレーなどで自分のプレーを出すことができ、得点やアシストをすることができた。課題はもちろんまだまだあるが、サッカーすることを楽しめている自分がいた。

そして、関東大学サッカーリーグに追加登録された。

自分が今シーズン立てた目標に「Aチームでプレーする選手になる」という目標がある。これが、自分の中でも達成する現実味を帯びてきていた。このまま突っ走ってやろう、そう思っていた。

しかし、何週間かAチームで活動したあと、今自分はBチームにいる。

自分の実感としても、練習や試合で自分のこれまでのようなプレーができていた感触はなかった。今思うと、「自分の武器を出すために、周りとコミュニケーションを取ってプレーすること」が不十分だったと思っている。要は、いざAチームに来た時に、これまでやってきたことを継続できなかったのだ。自分の弱さ、力の足りなさを痛感した。

だからこそ、この「継続力」を自分の武器に変えていくことが自分にとっての成長につながると思っている。

「継続するしか生き残る道はない。」
これは今シーズン、自分の中に持ち続けている危機感というか覚悟のようなもの。

FCでも、メンバーがどんどん入れ替わる中で継続して自分の良さを出さないとメンバーから外される、Iリーグでも自分の良さを出すことを継続できなければAチームに上がることはできない。では、Aチームではどうか?これはきっとAチームに入っても全く同じことである。

Aチームには上手くて強い選手がいる。けれども、そういった選手たちに対しても自分はゴール前でのミドルシュートなど、まだまだ磨かなければならない点は多いが、攻撃の部分には負けない持ち味があるという自信がある。ならば、それを出すためにチーム内でコミュニケーションを取れば良い話じゃないか。味方がどんなプレーヤーかを理解すれば良いじゃないか。さらに「自分を出すためのコミュニケーション」を継続することで新たな気づきや変化が生まれるかもしれない。そうしたら、それを自分の新たな武器にしていけばまた成長できる。

チーム全体の中で自分を活かす。そのための、味方を理解することも含めた徹底的な準備、コミュニケーション。それをもとに100%のパフォーマンスを出す。そしてこれを継続する。

継続しなければならないのは、これだけではない。
日々の練習に100%で取り組むことであったり、4年生になった時にどうなりたいかを考えたり、サッカーについての考えを整理したり、将来どう生きるかを考えたり。

そう甘くはない、だからこそ厳しさを保つ必要があるし、ここが自分の伸びしろ。ただ、厳しさを保ちつつも、ゴリ(加藤拓己・2年)も部員ブログで書いていたがサッカーは楽しまなければならないと自分も思っている。試合が楽しいなと感じる時は、味方と連携しながらゴール前で仕事ができている時。全体がひとつになって戦っている時。そうして勝利を手にした時。これを可能にするひとつの手段がコミュニケーションだとも思っている。

つまり、今まで書いてきた継続しなければならないことの根底にはコミュニケーションがあるということ!

あとはやるだけだ。

やってやろう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


小林 将也(こばやし まさや)
学年:2年
学部:先進理工学部
経歴:上州FC高崎(高崎市立豊岡中学校)→群馬県立高崎高校

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