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「今、私が思うこと」 vol.2 4年・工藤泰平


#最高の自宅待機をしよう


季節外れの雪が降った先日は、昼食のためだけに寮を出た。こんな日に出前を取るのは気が引けたからだ。この日以来、僕は「東伏見」を出ていない。

今日は「今、私が思うこと」を伝えたい。そして、以下多数出てくるリンクに是非飛んでみてほしい。世の中には悲しいニュースが溢れているが、こんな状況を乗り越えるべく行動を起こす人がいることを知ってほしい。情報や想いを発信する人たちに行動で乗っかろう。今度は僕たちが行動を起こそう。



つい最近、志村けんさんが亡くなった。この訃報で、新型コロナウイルス感染症に対する危機感を強く持った人は多いと思う。遺体と対面することが許されず、遺骨を手にした志村けんさんの兄が泣きながらインタビューに答える姿を見て、本当に胸が痛くなった。

このニュースによって、それでは遅いんだけど、以前より危機感を持った。


酒井高徳はJリーガーで初めての感染者となった。インスタグラムでは、ファン、スタッフ・関係者に向けたお詫びと世間に対して感染予防の注意喚起をしていた。謝ることではないのに、、、と思いながらこのニュースを見た数日後、チーム関係者も感染した。当事者になってみないと「お詫び」の気持ちを理解することができないことを知った。



安倍晋三首相は3月28日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の感染者数が2週間で30倍以上に増える可能性があると発言していた(日本経済新聞より)。この発言がどれほど恐ろしいことなのか、まだ我々は理解できていない気がする。サッカー界に感染者が出ていなかったあの頃の感じが強いのではないだろうか。今、この瞬間にもう一度行動を改める必要がある。(以下、世界の感染者数データ、100万人)



早稲田大学ア式蹴球部では、当初予定していた活動自粛期間を延期し、主将の杉山は弊部公式ツイッターで外出自粛に対する協力を呼びかけた。また、東大ア式蹴球部も協力を訴えた。多くの部員が参加したツイートはめちゃくちゃ伝わってきた。きっと今も拡散され続けて多くの人に届いている。

#若い僕らにできること
#最高の自宅待機をしよう



就活生である僕は、いつの間にかWEB面接に慣れてしまった。接続方法はもちろん、部屋が綺麗に写るアングルまで熟知している。しかし、熟知しきれなかったこともあった。入室後から面接開始までの時間、画面は真っ暗なのに面接官はこちらの様子を伺えるというのだ。ソワソワしまくっていた僕は終わったかもしれない。

23時過ぎに「新型コロナウイルス感染症による影響を受け、、、」と企業からメールが来る。23時過ぎ、企業側もドタバタしているのだろう。寝ようとした矢先にメールを受けたその日の夜はなかなか眠りにつけなかった。どんな採用フローであったとしても、「公平性」だけは何としても保ってほしい。



「4月1日にロックダウンする」
「都市封鎖だ」

友人や知人から噂が回ってきたが、菅官房長官はニュースで完全否定していた。実際に起きなかった。こういったデマを流す奴も出てくる。エイプリルフールはしょうもない嘘をつく日だが、コロナ関連の嘘を僕自身は目にしなかった。事前に、「コロナ関連の嘘だけはやめよう」という趣旨のツイートがトレンド入りしていた。これを最初に発信した人は、凄まじい感受性の持ち主であり多くの人を救ったヒーローだ。



続々と増える感染者、五輪の延期、部活のない日々。

もうこれは、他人事じゃない。他人事では決していけない。


サッカーはどうなるんだろう。就活はどうなるんだろう。

日本、いや、世界はどうなってしまうんだろう。

誰もが予想していなかった事態に、今陥っている。


「サッカーなんかやっている場合じゃない」

サッカーがしたい想いを抱えながら、そう思う。


僕が今大事だと思うこと、そして、徹底していることは、

①確かな情報を得ること

テレビよりも手元のスマホを見ている人の方が多い現代では、圧倒的にSNSで情報を手に入れることが多い。でも、「その情報は確かなモノか?」を主体的に掴む必要がある。それをしないと、誤った情報を拡散してしまう恐れもある。

②バカなことはしないこと

基本的に人混みには行かない、行かなければならない場合は感染予防を徹底しよう。無駄な買い溜めもしないこと、しすぎたら誰かが困ってしまうから。協力的な姿勢を持とう。

③家族や友人との連絡を密に取ること

この状況で、何よりも大事なのは家族や友人だ。自分のためだけではなく、彼らのためを想った行動を取ろう。彼らを想えば、手洗いうがいは絶対にするし、不要不急の外出も絶対に控える。


たったこの3点だと思う。誰もが遂行できることだ。


外出自粛や在宅ワークは、単純に家族との時間が増えることでもある。今だからできることもたくさんあるはず。

僕に置き換えて考えてみると、サッカーはできなくても近所をマスクをつけてランニングをしたり、就活にコミットしたり、部屋で筋トレをしたり、Switchで遊んだり、本を読んだり、映画を観たり、少し前まで切羽詰まっていた自分を少し解放できることになった。とも捉えられる。


世の中的に考えてみると、

サッカー選手がSNSで足技を披露したり、

スポーツ選手がトレーニングを紹介したり、給与カットを受け入れたり、

アーティストがライブ配信をしたり、

YouTuberが積極的に動画をアップしたり、

みんなで繋いでいくSNSリレーみたいなものがあったり、

明るいニュースだって少なからずあることに気付かされる。

協力して脅威に立ち向かおうとする姿勢に日本人らしさを感じる。


こんな状況だからこそ、確かな情報を協力的に共有し、今自分にできることを徹底しよう。今後、変化していく状況にも協力的な姿勢で対応していこう。

SNSで回ってきた以下のような「良いこと」はどんどん拡散しよう。



もっと明るいニュースや日本を取り戻すために、 #最高の自宅待機をしよう



◇工藤泰平(くどうたいへい)◇
学年:4年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:日本大学藤沢高校


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