【初配信】狩人JK、VTuberはじめます♪
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【初配信】狩人JK、VTuberはじめます♪

★☆★週間VTuberランキング 2025年10月第2週★☆★
 1位 千羽うさぎ 4,920,000人
 2位 千羽うさぎ 4,180,000人
 3位 千羽うさぎ 3,870,000人
 4位 千羽うさぎ 3,750,000人
 5位 千羽うさぎ 3,730,000人
 6位 千羽うさぎ 3,690,000人
 7位 千羽うさぎ 3,240,000人
 8位 千羽うさぎ 2,870,000人
 9位 千羽うさぎ 2,650,000人
10位 千羽うさぎ 2,410,000人

「やられた。ほんとに、見事にやられた。1位から546位まで全員"千羽うさぎ"!!」

5ヶ月ぶりに会った久保さんは、相変わらずARメガネをかけていた。白髪はだいぶ増えている。スーツはすっかりヨレヨレだ。

「モデルの権利をフリーにした結果がこれだ! だから引退後もIPはウチで管理しようって言ってたのに! クソが!!」

指先が口元を行ったりきたり。どうせARタバコだろう。相変わらず好きになれない動きだった。

「……わざわざDMで呼びつけて、愚痴聞かせたかったんです?」

イラッとしたので本題を切り出す。一度深呼吸した久保さんが、デスクの引き出しからなにかを取り出した。
拳銃。そして、クリアファイルに入った書類。黒髪ショートでセーラー服の女の子のイラスト。顔立ちは、千羽うさぎそのまんま。

「設定は『狩人の女子高生』。活動方針は『千羽うさぎを全員殺す』。バーチャルでもリアルでも、だ」

拳銃を手に取る。はじめて持つ。重たい。冷たい。でも、びっくりするほど手に馴染む。

心臓の鼓動がASMR配信よりもはっきりと聞こえる。引退してからずっと、わたしの奥で凝り固まっていたなにかが、コメント欄よりも早く流れていく。

「『初代以外いらねぇ』だろ?――"千羽うさぎ”さんよ」

数日前のツイートを思い出す。考えるより先に、口は勝手に動いていた。

「――もちせんばっ!!」


【続く】

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