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和裁:襠ありの茶羽織標準サイズ型紙&無料配布





標準サイズ型紙


図1 茶羽織の型紙

ホームコート地で丈の短い羽織(茶羽織)が無事に完成したので、私の型紙を上げておきます。何かの参考になれば。
本来の茶羽織は、温泉宿で気軽に着るものなので襠はありませんが、あえて入れて作ってみました。
今回、茶羽織は棒衿にしたので、型紙を作っていません。
私は衿幅を6cmにしました。今回は切れ込みなどを入れないので生地が伸びず、衿の長さはぴったり197cmになりました。衿は浴衣と同じように付けてください。力布も特につけませんでした。
プレタの羽織と同じように作っているので、衿芯などは一切入れませんでした。ですが、着心地はそれほど問題ありませんでした。

身丈が70cmほどなのでかなり短くて、半纏くらいです。


寸法や経緯は以下のマガジンから参照してください。


ダウンロードはこちらから。


型紙について


図2 完成図

PDFファイルをA4サイズの18枚で,印刷して貼り合わせるとこのような形の型紙が完成します。


注意点としては、前身頃裾の上がった部分が襠との縫い合わせる線です。これはあくまでの5.8m生地での羽織の作り方です。本来の羽織とは違います。裾の折り返しもかなり短いですし、これ以上のサイズ展開は不可能でした。
ある意味でのオリジナル茶羽織です、ご了承ください。
その他は、和裁に準じて作っていきました。
反物の柄のせいかあまり大きい声では言えませんが、とてもダサい茶羽織が出来てしまいました。これが着物コートか長羽織だったらイメージ違うかも…という感想です。衿に別珍付けて、綿入れたら完全に半纏です、ありがとうございます。
そんな初めての羽織でした。
次は、ちゃんとした羽織を作る予定です。その際には、サイズ展開を考えています。
それでは。