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妻とぶらりとふたり旅 フェリー編

久しぶりに羽を伸ばそうと思い立ち旅行の計画をした。
ふたりの旅は食と酒を楽しむのが最大の目的と決まっている。
自分は高知「鰹の藁焼き」で一杯やることを希望。
かみさんはそれに賛同しつつ香川県にある芸術の島、直島行きを強く希望した。
直島だけなら公共交通機関利用で良いのだが、高知県となると車での移動が必要だ。マイカーで行くとなると道中酒が飲めなくなるがふたりの希望を叶えるためにはやむを得ない…
九州在住な為フェリーで愛媛に渡り四万十川沿いを南下し高知入りする計画となった。

早朝6:25発のフェリーに乗船するので前日の晩に出港地の別府に着いた。
別府といえば温泉なのだがそれは二の次でホテル近くの居酒屋で大分名物「とり天」で一杯。お酒は「西の関」をぬる燗で…残念ながら関アジ&関サバは売り切れてて食せなかった…

翌朝、宇和島運輸フェリー「えひめ」に乗船し愛媛県八幡浜港へ向かった。
3時間もかからないので節約して2等にした。乗客は少なくほぼ貸し切りでゆっくりとくつろげた。2等と言っても屋上屋内デッキも利用できリッチな気分も味わえた。
「えひめ」は宇和島運輸所有の船では一番の古株船だったが思うほどではなかった。
あいにくの曇り空だったが雲と陸との隙間から朝日を拝むこともでき海風が心地よかった。

ロビーに設置してあるマッサージチェアを利用したり仮眠したりして時間を潰した後眠気覚ましに紙コップ入りの珈琲を屋上デッキで飲んでいると、雲天がほんの少し明るくなった。雲の切間から光が差し海面に届いた。遠くに光のカーテンができた。

9時過ぎ、ほぼ定刻で八幡浜港に到着。港近くの道の駅によりちょっと遅い朝食をとった。特産品の「じゃこ天」愛媛みかんの「みかんゼリー」なぜか「柿の葉寿司」
ここに地酒が無いのがイレギュラー…

四万十川までの道沿いにある4つの酒蔵をカーナビにセットし張り切って向かう。
八幡浜港近くの「川亀酒造」でスパークリングにごり酒(黒ラベル)と特別純米酒を購入。結局営業していたのは最初に行ったこの酒蔵だけ。まっ、試飲することもできないし散財せずに済んだと思う事にする…

スパークリングにごり酒はスッキリ飲みやすくそれでいて程よい深みがあり肴を選ばない、あっという間に飲み干してしまった。特別純米酒も吟醸酒のように華やかで飲みやすかった。どちらもまた飲みたいお酒だけど自宅近辺に取扱店がないようで残念だ…

                            (高知編に続く)

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