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良い転職・悪い転職を考えてみた。


皆様、GWをいかがお過ごしでしょうか?

「GWは楽しかったけどGW後の仕事は憂鬱だな…。転職考えようかな…?」
なんて思う方も多いと思います。

私も最近は自社の採用面談のみならず、エンジニアの方から転職相談を受ける機会も多くなっており、
さらにコンサル・エンジニアのキャリア支援事業も開始したので事業会社・コンサルファーム・ベンチャーなどの求人要件にも目を通すようになりました。


今回は”良い転職・悪い転職”という題で、キャリア形成の一番大きな要素とも言える転職について書いていこうと思います。


良い転職・悪い転職とは


そもそも、良い転職・悪い転職とは、

良い転職・・・やりたい業務内容、収入が上がる、社格が上がる、労働環境が良い等々。

悪い転職・・・やりたくない仕事、収入が下がる、社格が下がる(同じ社格)、労働環境が悪くなる等々。

いろいろな要素があると思いますがこんな感じでしょうか?
安定した企業で労働環境も良く、やりたい業務内容でさらに収入も上がる、そんな働き方ができると理想のキャリアと言えますよね。


では、理想のキャリアを形成する上で最も大きなイベントと言える、
転職を成功させるためにはどうしたら良いでしょうか?

よくある転職についての失敗とどうすれば転職を成功させることができるか、転職成功術をまとめてみます。


成功の前に、まず失敗しない転職をしよう。


まず、私が大事だと思うことは、成功するために失敗しないことです。
何事もそうですが、テクニックよりまずは基礎が大切。転職でもいかに成功させるかの前にいかに失敗しないかが需要になると思います。

多くの事業会社さん、開発会社さんから求人を頂き、どういう求職者を求めているのか直に聞いている身として「失敗しない転職」をご説明できればと思います。

まず、誰もが入りたいと思うような優良企業は最低限求職者のどこを見ているのか?

私が見る限り主に3つの軸で大きく見られています。

①スキル

まず大前提としてスキル。
その企業が求めるスキルと求職者のスキルがマッチしているか。

スキルを証明するためには面接での質疑応答や過去どういったプロジェクトをやってきたか正確に受け答えできることが重要です。

ただ、未経験からエンジニアになりたいといった希望や自分の経験がない業務にチャレンジしたい場合はすこし趣向を変える必要があります。
この場合、何よりも大事なのが「カタチあるもので示すこと」です。

よくある失敗として、
面接時のアピールだけに終始してしまうパターンです。

やる気や本気度などはどの求職者も面接でアピールします。
面接する側しては、「熱意は分かったけど、結局どういう成果を上げたの?」と聞きたくなります。
未経験でも、未経験なりに成果を見せることはできると思います。
面接時のアピールだけでなく、成果の証明になる資格やポートフォリオなどの充実度合いが差別化ポイントになってきます。


②転職回数

2つ目は転職回数。
これは私も結構驚いたのですが、転職回数が多い求職者はたとえスキルがあったとしても足切りされてしまう、つまり面接まで進めず落とされてしまうことが多いです。

大手企業やメガベンチャーなど教育体制が整っている優良企業ほど顕著な気がします。
社員教育に投資していたり、長期的な目線で育成してくれる企業ほど転職回数を気にしていますね。
当たり前ですが、会社側としては様々なリソースをかけて育てた社員がすぐにやめられてしまっては困りますので、なるべく長く、安定して働いてくれる社員が欲しいというのが本音です。

ここでもよくある失敗として、
無為に転職を重ねて取り返しが付かなくなってしまうパターンが挙げられます。

些細な理由で転職を繰り返してしまうと、
「この人はうちに入社しても、またすぐに辞めてしまうだろうな・・」と思われてしまいます。

スキルの時にも話しましたが、面接ではどの求職者もアピールするので本当の人となりは分かりずらいのが現実です。
なので面接官は面接で話す内容よりも、その人の経歴を重視します。

注意しないといけない点は、スキルや人柄などは努力で改善していくことができる要素ですが、転職回数は一度増やしてしまうと取り返しがつきません。

WASABIは中途採用100%の会社なので会社としてはなるべく転職を推奨したいところですが、現実として転職回数が多いと弊害も大きいことはしっかりと認識しないといけません。



③コミュニケーション能力

3つ目はいわゆる「コミュ力」というやつですね。
コミュニケーション能力の定義っていろいろあるとは思うのですが、つまるところ相手の気持ちを推し量って円滑に意思疎通を図れるか、という要素が大きいと思います。

実際に私も面接するなかで、
・質問の答えになっていない。
・質問の意図を把握しないまま答えてしまう。
・聞かれたこと以上に話してしまう。
などなど、うまく意思疎通が取れていないなと思うこともあります。

採用面接自体がそもそもコミュニケーションですから、一番重要と言っても過言ではないですよね。
一朝一夕で身につくものでもないのがコミュ力。模擬面接を行い、FBを受けて改善する、相手の立場に立って考える癖をつけることが大切です。



失敗しない転職から成功する転職へ


失敗しない転職について話してきましたが、上の3つの軸を基本にプラスα、何か自分だけの強みや目指す企業にマッチした強みを持てば十分に良い転職を成功させることができると思います。

自分だけの強みというのは掛け算で表せると思っていて、
よくあるのは技術力×英語や技術力×業界知識などです。

十分に魅力的な強みを身に付けたらあとは運の要素が大きいです。
転職のタイミングで空きポジションがあるかどうか、
同じタイミングでエントリーした求職者との兼ね合いなど、
どうにもならない要素なので、考えても仕方ないと割り切るしかありません。

WASABIは良い転職をできる会社でありたい


経営者として、会社のメンバーには必ず”良い転職”をしてもらいたいという気持ちがあります。

一番の理想はWASABIでスキルを磨いて、長く会社と一緒に成長してもらうこと。ただ、現実は転職をするメンバーも当然出てくると思います。

メンバーの転職は何より悲しいのですが、
メンバーがより希望を叶えられる、ステップアップできる良い転職をしてもらえると経営者としても良かったと思えます。

逆に無意味な転職やネガティブな転職で職歴を汚してしまうのは悲しい限りです。
そのため、会社としてできることは些末でネガティブな転職理由を無くすことだと考えています。

一般的な転職理由をインターネットで調べると、
以下の理由がランキング上位でした。

①給料が不当に安い(評価が曖昧)
②ハラスメントを受けている
③スキル・キャリアアップが見込めない
④労働時間や環境が悪い

どれも後ろ向きな理由ですが、
会社として出来ることは、これらの理由をできるだけ潰し、無為な転職を無くし、良い転職をできる環境を整えること。

①給与体系の明示(かつ高還元)
②ハラスメントがあった場合すぐに配置転換
③スキルアップに係る費用全額負担+社内勉強会
④平均残業時間10時間以内+リモートワーク推奨

上のような施策を徹底して"良い転職率"を上げること、
そして「WASABIに入ってよかった」と言ってもらえるように、
やれることを最大限やっていくことが結論大切だなと思います。

一度きりの人生であり一度しかないキャリアなので、WASABIに関わってくれた人全員が成功してくれると最高です。

もちろんWASABIに関わったメンバーのみならず、どの方も良い転職をしてもらいたいのでGWの時間を使ってこのnoteを書いてみました。
少しでもキャリア形成の参考になれば幸いです。

もし、転職でお悩みの方がいればTwitter等のDMでご連絡頂ければ相談に乗りますのでお気軽にご連絡ください。

それではGW後も頑張りましょう!


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