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Note of Warpspace ~ブレーメンはメルヘン(だけ)じゃなかった~

先週末まで、ドイツ北西部はブレーメンに行ってきました。宇宙産業展示会としては(おそらく)世界最大の出展者数を誇るSpace Tech Expo Europeに出展することが今回の目的。


きっかけは今年の8月にアメリカのユタ州であったSmall Sat Conferenceのとあるアフターパーティで、このExpoのEvent Director, Gordyに出会ったこと。多少彼の甘言にかどわかされた部分もありましたが、400社を超える出展社数がゆえに比較的安い出展料と、GordyのQuick Responce(全社と同じスピードで対応しているとしたらウサイン・ボルト級のタスク処理スピード)が決め手となって、彼のオファーを受けることにしました。


プロのイベンターが仕切る展示会はやっぱり最高だった

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他の宇宙系の展示会と違うのは、宇宙機関や宇宙系の団体、大学によって主催されたり、事務局が構成されているわけではなく、いわゆるプロのイベンター(Smarter Showsという会社)が宇宙産業に特化して開催している展示会ということ。どこかから業務委託を受けてオペレーションだけやっているわけではなく、自社で全部やってる。それも、宇宙が盛り上がってるからちょっと触りました、というレベルのものじゃなく、NASA, ESA, JAXAの幹部も登壇で来てたし、ヨーロッパの主要プレイヤーは大体出展してます。そのうえ出展社の数がめちゃ多く、トークセッションのステージが3つあり、様々なジャンルのパネルディスカッションが絶え間なく行われていました。プロのイベンターがやっているから、ロジも運営もめちゃ上手い。飯も美味い。ウォーターサーバーの水も常に切れない(これ出来てる展示会、海外だと結構少ない)。控えめに言っても最高の展示会でした。

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事前のマッチングサービス(Webで参加者を検索できて、ミーティングリクエストを送ることができる)も、結構ワークしていて、既に80機の小型観測衛星を運用しているリモセンスタートアップのトップランナーの一つ「Spire Global」とのミーティングもこれを通じて実現することが出来ました。(写真右:Spire Global CTO)印象としてはサービス事業者よりは比較的、コンポーネントベンダーや素材系、設備系、打ち上げサービスの出展が多数。マジでゆりかごから墓場状態。特に購買調達に限れば、この展示会一つで要足りるんじゃないかレベル。出展はなくても、登壇者も含めれば世界の主要企業・スタートアップはだいたい網羅されてたと思います。


ブレーメンはメルヘンだけじゃない

ブレーメンと言えば、もちろん音楽隊。渡航前だいたいお話した皆さん全員から「なんで・・??音楽隊・?」というリアクションをいただきました。僕もただ単に開催地としか捉えてなかったのですが、フライト前にちょっと調べてみたら実はしっかり航空宇宙産業の街でした。古くはハンザ同盟の加盟都市として、そして河川物流のハブ拠点として商工業が栄え、今ではAriane SpaceやOHBなども大規模な拠点を持っているとのこと。

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市政府も宇宙産業の振興に積極的で、宇宙系企業のOBを多くインキュベーターとして採用し、大企業誘致だけでなく、スタートアップの育成までしている。招待客のみのクローズド・レセプションパーティがまさかの市庁舎内のダイニングルーム(この市庁舎なんと築600年弱とかで、世界遺産なのです。。)で開かれるなど、このExpoに対してもこれでもかってくらいの全面バックアップ態勢をしかれていました。そして今年から、Space Tech Expo Europeは毎年ブレーメンで開かれることになったとのこと。レセプションで隣に座ったインキュベータのおじさま Peterが誇らしげに自慢してきました笑


ともかく、成果満載だった今回の展示会。来年は茨城県のコンソーシアムなども巻き込んで、改めて乗り込みたいなと思っています。より詳細の情報など興味ある方は、@tsunemachi(twitter)までDMくださいませ。
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