【バスケ】 優先順位とトレンド
久々のバスケ記事
トレンドと言っても20年前から当たり前になっていた事を優先順位が高い順に書いていきますが、求められる選手像、ドラフトで選ばれる選手が見えてきます。ただ身長が高い、走れる、シュートが上手いよりも、重要なものがあります。
1 ターンオーバーしない事が一番重要
ターンオーバーとは、攻撃側のミスによって攻守が変わることを言います。
具体的にいうと試合でパスカットをされたり、ドリブルをスティールされたりして相手チームにボールが渡ってしまった時のことです。
またそのミスしたプレー自体のことを言ったりもします。
ターンオーバーをするとシュートチャンスもつくることもできず、自チーム側のミスで無条件に相手チームに攻撃権を渡してしまうことになります。
もしそのままシュートまで決められようもなら、得点にも影響が出てくることになるためターンオーバーの数は試合を大きく左右します。
自チームの攻撃機会(2点)を消し、相手チームに攻撃機会を与える(2点)4点分のプレイです
パスカット、スティールは3ポイントシュート以上に大きなプレイと言えます
ターンオーバー時は相手守備も整っていませんから
スティールしてそのまま単独ドリブルでレイアップ
これで4点分です
2 リバウンド
リバウンド能力がいくら高くても
タイミング、ボールの跳ねる方向などもあり、確実に優位を取ることは難しい技です
それでも相手ボールが味方ボールになれば、4点分のプレーです
リバウンドの場合は攻める時最も遠い位置な為、ターンオーバーのように取ったらほぼ確実に2点という事はありません。
しかし、リバウンドを取れなければ相手のシュートは決まるまで永遠に続きますし、自チームの攻撃は1回外せれば相手ボール
リバウンドが出来なければほぼ負け試合と言えるでしょう。
3 フリースロー
最近はルール改正もあり、よほどのことがない限りオフェンスファウルはありません。
しかし、ディフェンスファールは戦略的な意味も含めて増えました。
ここでは2点ジャンプシュートでファールが起こった時の場合で見ていきます
2本とも決める
相手のファールを貰い2点増えるなら攻撃側が得しました
1本目決めて2本目外す
リバウンド能力が平等なら、攻撃側は期待値として1∔1=2点
状況によって2本目はわざと外して1∔2=3点を狙う事も出来ます
この時リバウンドは4対5になるため相手チーム有利ですが、総合的に見てもフリースローの最初の1本を決めた時点で攻撃側が得です
1本目外して2本目決める
攻撃側は1点取って相手ボールになります
ファール1つで1点で抑えた相手側が得です
1本目外して2本目外す
リバウンド能力が平等なら、攻撃側は期待値として0∔1=1点
相手側が得です
フリースローの成功率、特に1本目は重要であり、勝敗に直結するでしょう
フリースローが苦手な選手相手なら積極的にファウルで止めると勝率が上がります。
4 ブロック
ブロックもターンオーバーと同意義で4点分かというとそうでもありません
なぜなら、ブロックした後ブロック側のボールになる確率は3割以下と言われています
相手のシュートを防いだだけのブロックと味方選手を狙ったブロックでは、価値に大きな差が出ます。
味方選手を狙ったブロックは、相手よりもかなり優位な高さなどが必要であり、滅多に出ません。
2点ジャンプシュートは身長勝負
最近2点ジャンプシュートが減った要因として、ゾーンディフェンスが厳しくなった事があります。成功率が極端に落ちました。
3ポイントシュートの成功率は20年ほどで上がってきました
相手ディフェンスが中より薄いので、個人技術さえ上げれば成功率に直結します
ちなみにNBAでの各種平均成功率
フリースロー 89%
1位 B.ワナメイカー セルティクス 93.1
2点ジャンプシュート 58%
1位 M.ロビンソン ニックス 74.2
※訂正 ミッチェルロビンソンはフィールドゴール74.2%
3点シュート 41%
1位 G.ヒル バックス 48.0
2点のシュートと3点のシュートの成功率が近づくなら3点の方がいい
こうなってくると2点ジャンプシュートの機会はさらに減っていきます
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