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【ゲーム批評シリーズ11】さんまの名探偵とナイナイの迷探偵に見るお笑い界の変化速度

久々にゲーム批評シリーズ



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『さんまの名探偵』は、ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)から発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」第24弾。

1987年4月2日発売




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『ナイナイの迷探偵』(ナイナイのめいたんてい)は、ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)が発売したプレイステーション用ゲームソフト。キャッチフレーズは『世界初 ツッコミゲー』。

1999年12月21日発売



ゲーム業界というよりお笑い界の話になるが、この速度なら次の名探偵シリーズが2013年に発売されているはずである(後述)












さんまの名探偵について

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システムとしては『ポートピア連続殺人事件』(1983年)、『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』(1984年)と似た探偵と助手の構図

そういう意味でこの時期探偵システムゲームの流行があったように思う


ファミコンらしい雑さが残る

それが不気味さ、コミカルさ、シリアスな雰囲気となっている。

今やっても、事件の真相に迫るにつれ引き込まれる感じは色あせない。それはファミコンの容量と探偵というジャンルがマッチしたのかもしれない。ネタバレ無しでプレイをおすすめしたい作品である






ナイナイの迷探偵について

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殺人事件は起きない

ギャグメイン

力を入れているグラフィック

それが探偵というジャンルとマッチしなかったのかもしれない

世間的な評価で言うとさんまの名探偵は良作、ナイナイの迷探偵は駄作というレビューが多かった

ここからは私の感想だが、ナイナイの名探偵は意図的にシリアスさを抜いているし、その中ではスタッフがやりたいこと(推したい事)は出来ている

だからレビューを書くようなコアなファンに刺さらなかったというだけだと思われる

難易度で言えばナイナイは格段に低い。さんまの名探偵は、園児の私にはクリアできなかった。今やってもノーヒントクリア出来るかは難しそうだ

世界初のツッコミゲーとして売り出された本作は(それが面白いかどうかは置いといて)多彩な笑い要素、ボイスありの有名芸人出演、そしてイージーな難易度で子供でもまずクリア出来る

ファンゲームとして見れば出来が良い

そう、これだけナイナイの迷探偵を肯定できる要素は多い。

さんまの名探偵と比較するから不満が出ると思われる







本題 なぜ2013年に〇〇の名探偵は出なかったのか

どの世界でも世代交代はあるものだ

13年という時間はそれに十分で、1987年の主役がさんまさんで、1999年の主役がナインティナインなら、2013年頃に〇〇の名探偵が出ているはずである

それで私がネットで探したが無かった。個人的にかなり不自然さを感じた。


2013年もお笑い界の主役はさんまさんであり、ナイナイであり続けた?

他の業界で見れば流れがゆっくりだ



テレビ業界の高齢化

ちょっとゲーム業界の話からずれて申し訳ないが、かなり世代交代が遅い印象だ

さんまさんは未だに現役とはさんまの名探偵をリリースした時に予想した人は少なかっただろう。

その煽りを受けてか若手芸人が30代、40代という現象をもたらしている

つまり、テレビというパイにいつまでも大御所がいるから司会者枠はどんどん高齢化していって、世代交代が他の業界より遅い印象。

あと10年経ったらタモリもビートたけしも所ジョージもさんまさんもダウンタウンも一線を退くと思いますが、これからどうなっていくんでしょうか。


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