東日本大震災と、人は思ってるより忘れっぽいって話

こちらの記事に関連

亡くなった方の自己責任とか、生きてる方は賢いとか言うつもりはないです

未だに正常に捉えていない方が多いので（つまり、また災害があったら同じように被害を受ける人が多い）少しでもそういう人を減らしたいと思い無料記事にしました。

東日本大震災が起こった直後でさえ、売れようとしか考えていないマスコミ

震災間もない頃

「次は東京でマグニチュード９，０だ！」

という見出しの記事があった

週刊文春だったと思う

私は週刊誌だから「マスコミとしての本来の役割、正確な情報提供」の責任から逃れているとは思っていない

週刊誌であれネット記事であれ、多くの人に誤った情報を与えるのは犯罪だと思ってるからだ

なぜなら誤った情報で人は死ぬ事はある（コロナパーティー死亡の記事参照）

どういった対策が必要か、後世にどう伝えていくか

もっと公共の利益を考え、建設的な記事を書くべきだ

情報が人の命にかかわっているという意識を持って欲しい

チリ地震の時ここまでは津波が来なかったから大丈夫

これは東日本大震災まで高齢の方が言っていた言葉だ

そういった中途半端な経験則は、判断を鈍らせるだけだった

日本国民はもう少し、自分達が住んでいる土地は海か火山が出た頂上付近という意識を持った方が良い

また、地震のサイクルは数千年、数万年単位の物であるという意識も。

阪神大震災、中越地震と大きな地震は起こったのに風化という良くない終わり方をしている

教訓に出来ないのはなぜか。

そういうのを風化して終わっているから東日本大震災でも、ろくに高所も作らず海岸線まで街を広げる、リスク管理不足になっているのでは

想定外だった　この一言で責任回避にはならない

東電はこれしか言っていない

何かが起これば想定外だった

原子力発電所は安全とCMであれほどやっていたのは何？

偉くなるほど、ごめんなさいも言えなくなるのだろうか

それにしても電力供給ストップ程度でメルトダウンとは

誰も本質の部分で安全を考える人がいなかったという表れではないか

雷に当たる確率と、地震で死ぬ確率は同じではない

これは前回の山の危険学でも書いたが、人間は低い確率の比較をイメージしにくいらしい

雷に対して地震は１万倍は注意した方がいい

むしろプレート移動の知識があれば、地震は必然起こるものという認識が出来るはずだ

車に乗ったまま亡くなる　正常化バイアスの罠

電柱につかまったまま流された人もいた

校庭に集まって待機して流される人もいた

結果を見てからなぜ最善の行動をとらないと言うのは簡単だ

しかし正解か不正解か分からなくとも、逃げる時は走るべきだし、車は放置すべきだ。生きる為に全力で行うべきだ。

高齢による思考力の低下は日頃から訓練して防がないといけない

津波が収まるだろう。高所から落ちないだろう。自分だけは多分助かるだろう。今までそれで生きてこれたし。

自分に都合にのいいように考えるのは絶対ダメだ

土地が空けば建設する、リスク意識ゼロの人達

タワーマンションを建設する人、買う人、皆揃って深い所で甘さがあるように見えてならない。売る人は意図的に買い手にリスクを悟らせないようにしている。

広島の土砂災害では、昔から土砂災害が多く家を建ててこなかった所にまで建てたことが要因だった。

自然災害を嘆く前に、人として考えて出来る事があるはずだ。

安全に、注意して。言う人ほど、本質の部分で何かが起こった時の事を考えていない

こちら登山の上級者記事の時にも書いたが、町長の話も「災害に強いまちづくりをしようと話している直後だった」と話している

偉い人は責任回避の事しか考えていないようだ

注意しようと思っても思わなくても、被害は平等だ

人は3つまでしか考えられない

これは大げさでは無くて実際にそう

どんなに経験を持った人でも賢い人でも平等にそう

あまり自分を過信したり、他人に過剰に期待しない方がいい

何かが起こった時の事なんて、誰も考えていないのだから