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空白の150年 弥生時代・卑弥呼と日本の歴史をきっちり調査しようって話

皆様歴史の授業の最初の辺覚えてますか?

縄文時代があって、卑弥呼がなんとなくいたっぽくて、古墳時代があって

聖徳太子が登場してから鑑真、奈良の大仏、藤原氏と詳しくなっていきますね


聖徳太子に行くまであまりにも大雑把な記述ではありませんか??



現在の日本の考古学会は衰退した状態である事は間違いありません

人的、技術的、考え方も世界と比較して大きく劣っています

今回はこれまでの正常ではない方向に進んだ過去と今後の進むべき展望を書いていきます





1 75年前まで創作物を事実と堂々と教えてきた

これは戦時下で過度な情報統制・学校教育によるもの

では戦後すでにバイアスが消えてるかというとそうでもありません

戦後も180度違う情報統制が敷かれた事と

ほとんどの古墳の重要拠点は調査の許可が下りず

戦前教育を受けた人、またその人に教育を受けた人達は

調べる事自体に否定的な人達がかなりいます

日本の大学教授・学会・教育委員会が正常な考え方ではない一因です

自虐的・左よりなのはもちろん、考古学の分野においてもバイアスの掛かった考え方、研究方針をやってきます

これでは(1のものを2とみるような歴史研究では)真実にたどり着けません




2 真実を追求する学問がいつの間にか派閥争いに

現在日本の歴史でもっとも調査が進んでいないと言われているのが

4世紀邪馬台国滅亡からの空白の150年です

紙が存在しなかったこともありますが、上述の天皇関連で古墳調査などの許可が出ない事が要因です

こうなると推測合戦になります

京都大学は邪馬台国畿内説を

東京大学は邪馬台国九州説を推していました

特に京都大学のゴリ押しはひどく、各新聞社の根回しなど研究はパフォーマンスに代わっていきました

関西で大規模な発掘→とにかく古いものが見つかれば卑弥呼がいた証拠と発表→研究費が下りるというサイクルを作ったのです

以前の記事でも書きましたが、鉄が出土せず、木製の馬の鐙などが発掘された事は、逆に卑弥呼が関西にいなかった証拠です







3 文系出身者がマスコミ(新聞社)に就職し、文系大学教授の発言をそのまま載せる

これは非常に問題だと思いますね

真実を歪める癒着と思います




4 考古学等で大きな発見があれば国からお金が出るというシステムの弊害

これをやってしまうと発見が無い発掘が罪になります





5 全ての考古学を停滞させたゴッドハンド事件

上に関連

前日に持ってきた陶器を埋めて、それを発見したという行為は

全ての実績に対してもう一度調査が必要となり

教科書の訂正、1からやり直しとなりました



6 ゴッドハンド一人の責任ではない 自己弁護の腐った考古学関係者

参考資料とさせてもらいました2点紹介


それにしても研究者・科学者から

「石器埋納遺構は男性器や女性器の象徴」

「今後は100万年前の遺跡発見が目標」

という言葉が出るのか?(岡村道雄、芹沢長介、梶原洋)

考古学者はすでに研究者・科学者ではないと思う

また、これらは一部人間であり考古学者全体の話ではない事を願う


実力が見えにくい世界、不透明な組織では詐欺師が入り込んでいる事が多い

例えば音楽界での佐村河内

杜撰なシステムのドコモ口座悪用

日大アメフト部の違法指示

ボクシング組織の独占禁止法まがいの用具販売

全然違うコンテンツの話に見えて、共通した問題だ





7 海外の考古学のやり方、日本の教育機関・歴史分野全体のレベルの低さ


イタリアなどの考古学はもっと理系的な分野である

成分分析のスペシャリスト、ギリシャ文明、ピラミッドなどでの衛星を使った探査やCTスキャン、多くの過程で科学的な分析が入る(日本はそうではない)

海外の考古学では研究に予測が入る余地はない

また、作為的な推測、不正を防ぐため第3者委員会が設けられている


日本では狭い学会、密室で短い過程で研究され杜撰な結論が出て教科書に載る(今頃鎌倉幕府は1192年から1185年へ変更て。どんだけ杜撰な分野なんだ?)ようやくキトラ古墳などでCT調査されたが、調査過程でカビ発生など状態が破壊されてしまうという本末転倒。客観的に見て考古学会全体が人材、考え方、研究の質で相当低い次元で停滞している。それ故に有能な人材が入ってこないという悪循環。





8 日本の歴史教科書の弊害

日本人が過去の日本をイメージできていない

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500年ほど前まで日本海沿岸で(九州北部でも)アシカが生息していた



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上のコリアン教授に関する記事は脱線してしまうのでまた別の記事で





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卑弥呼の時代、琵琶湖は現在の形ではなかった


当時の状況を教科書が教えていないから、日本人が当時の日本をイメージできていない


どうも教科書で教えない事による誤解が、卑弥呼が住んでいたのは近畿という誤解を生んでいるようだ。国語はノーベル文学賞をとった人の作品しか載せないし、もうちょっと教科書作る人は考えた方がいいよ。日本人の知識レベルに直結するから。





まとめ

広告効果を優先するマスコミの誇大広告、自身の利益の為に不正を行う者、大学歴史部門では派閥争いを繰り広げた


これによりどういう状況になったかというと


日本人が歴史不信に陥った

つまり、歴史の興味薄れた、もうどっちでもいいやとなった

例えば知恵袋で卑弥呼はいなかったと言い出す輩が出てきたのも、上記の状況に辟易した人が出た結果だ

不幸な事と思う。

過去を正確に捉えられない人は、良い未来も築けない。

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