【My Value vol.5】 アルプ株式会社 様
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【My Value vol.5】 アルプ株式会社 様

第1 はじめに

数あるnote記事の中から、本記事をご覧いただき誠にありがとうございます。株式会社WARCの加藤 健太と申します。

WARCは、人材紹介・財務・会計コンサルティング・M&Aアドバイザリー業務などを通じて、ベンチャー企業の経営管理部門の成長支援を全面的にサポートしているベンチャー企業です。

私は人材紹介部門である「WARC AGENT」を事業責任者として統括しており、事業が本格稼働した2年間でおよそ700社以上の企業様とお付き合いをさせていただきました。

私個人として、ベンチャー企業専門の転職エージェントとして毎日のように様々な経営者の皆様から「ベンチャー企業を経営すること、事業・組織を創ること」の尊さや難しさ、そして楽しさを日々学ばせていただきました。

本記事のテーマである「My Value」は、私自身が人材紹介業の仕事を通して出会い、心からファンになった「魅力的な組織カルチャー」の企業様にインタビューをすることで、その会社のカルチャーを骨の髄まで露わにしていくしていく連載企画です。

組織企業カルチャー・働く場としての魅力・経営者のリアルな価値観をご紹介することで、「会社選び・仕事選びとは何か?」を考えるキッカケとなるコンテンツをお届けしてまいります。

第2 ご紹介

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記念すべき第5回は、アルプ株式会社の伊藤様です。
アルプ株式会社は、SaaS・サブスクリプションビジネスのオペレーション効率化・収益成長を実現するクラウドサービス「Scalebase」を提供しています。

プライシング、商品管理、顧客管理、契約管理、請求管理、各種データ分析など、SaaSやサブスクリプションビジネスにおけるさまざまな業務を一元管理し、オペレーションの摩擦係数を限りなく低くすることで、ビジネスの自由度を上げ、企業の収益成長を支援されています。

今回は、アルプ株式会社の代表である伊藤氏の価値観をお聞かせいただきました。

第3 インタビュー内容

以下、私の言葉と伊藤氏の言葉をそれぞれ
加藤:
伊藤:
で分けて表記いたします。

誰もがやりたくないことを任せて欲しい

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加藤:本日は、よろしくお願いいたします。最近、職務経歴書に御社のプロダクトを使っていると記載のある方も増えてきており、日々サービスが拡がっているとその点からも感じております。とても興味深いインタビューになると思っています。まずは、簡単な会社紹介をお願いいたします!

伊藤:アルプ株式会社は、2018年8月に創業したスタートアップ企業です。現在の経営メンバーである竹尾と山下の3人で始めました。竹尾・山下と学生の頃から付き合いがあり、もし何か一緒にやるなら絶対にこの3人で何かをやりたいという想いから会社を始め、今に至ります。

アルプという名前は、アルプスの語源で、「卓越した人」みたいな意味もあるようです。私が登山が好きなことも相まって直感的にいいなと思い、「アルプ株式会社」という名前に決めました。「A」や「あ」から始まると何でも先頭になるのも良いですよね(笑)創業してから3年、現在は社員が30名になりました。プロダクトは、「Scalebase」という、SaaSビジネスの裏側の難しい商品管理、契約、請求管理の領域を一元化してオペレーションし、効率化するサービスを提供しています。

加藤:ありがとうございます!プロダクトに関して詳しくお聞かせ下さい。
創業のタイミングで既に何をしたいというようなアイディアはありましたか?

伊藤:色んなアイディアがありました。ただ、やるなら10年20年長く腰を据えらえれるチャレンジがいいと考えていくと、なかなか自分たちがやり切れるものかどうか?、壮大なチャレンジなのか?という論点で3人ともに同じ感覚で進められるものに巡り会えず、日々全員で必死に考えて様々なテスト、試行錯誤を繰り返していました。

いい事業・プロダクトはとにかく、向き合っているマーケットや課題が大きいこと、そして自分たち自身が10年以上諦めずに向き合える必然性を持つべきだと思っています。そんな中、事業の候補として「例えばこういう商品をサブスクリプションで提供するのはどうだろう」というような話をしていた時、山下から「そもそも、サブスクリプションサービスの『運営基盤』課題が大きいのではないか」と言われて「それだ!」となったのがScalebaseの始まりです。

前職のピクシブ時代、サブスクリプションサービスの裏側で必要な、ユーザー管理・決済基盤のシステム開発にとても苦労していました。。新しいプランや決済手段ができると、それごとに決済基盤システム、つまりコア事業と距離のある開発が必要となってしまいます。しかし、メンバーは顧客に価値を届けるプロダクトそのものを作りたくて入ってきているのに、その内何人かは、決済基盤などのシステムに関わらざるを得ない。しかも日々増改築を繰り返すがゆえに、拡張性に乏しく事業成長のボトルネックになってしまうのも大変でした。こうした「やりたくないけど絶対に必要なこと」は絶対にサービスとして求められるはずだと思い、事業としての可能性を大きく感じました。

そして、これは実はサブスクリプションだけの問題ではないと考えています。世の中の事業、ビジネスモデルはどんどん取得・管理すべきデータが増え、複雑になっていくことは間違いありません。そして、事業やビジネスモデルが複雑になればなるほど、それを支える請求や課金のオペレーションも複雑化し、対応できる仕組み・システムを社内外含めを開発し続けなければならないという事態に陥ります。

それらを可能な限り柔軟性と拡張性をもったソフトウェアで解決していく、滑らかなオペレーション基盤を提供する、というのは非常に難解かつ壮大であり、自分たちが向かうべきテーマだと確信するに至りました。
また、なめらかなオペレーション基盤をもって、事業のポテンシャルを最大化する。この顧客の成長を加速させる、事業の自由度を高めるためにも私たちがあらゆる下支えをしていくという考えは自分の性格にも合っていますし、人や事業をエンパワーメントすることへの使命感も強く感じています。

加藤:そのような流れがあったんですね。
”これをやろう”となってからは、色々なSaaS/サブスクリプションビジネス事業者の方にヒアリングを行ったのですか?

伊藤:そうですね。200社程は行きました。
しかし、蓋を開けてみるとそんなに簡単な世界ではなく、大事な基盤を”なぜそんな少人数のできたての会社でできるのか?”という様な端にも棒にもかからない状態でした。しかし、そこから逆に仕組みを教わったり、色々なディスカッションをしていただき、自分たちの事業に活かすことができました。

加藤:何百社ものヒアリングからプロダクトを成長させていったのですね。泥臭くやる姿勢が素晴らしいです。

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加藤:次は、ミッションやバリューについてお聞きします。「企業が創造的な価値提供によりフォーカスできる社会を実現する」というミッションを掲げていますが、プロダクトとミッションどちらを先に考えたのでしょうか?

伊藤:順番で言うと、プロダクトが先ですが、そもそもそこに潜在的にミッションは含まれていると思っています。後で考えたというよりも、なぜScalebaseをやるべきと僕たちはすぐ決めれたのか?そこに真因がある、とそこを掘り続けた結果生まれてきた表現です。お付き合いいただいている皆様の事業が「顧客に価値を届けること」に集中し、その手前のインフラや基盤、道路を作るのは私たちに任せて欲しいと考えています。

「真摯であること」

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加藤:次は、バリューに関してお聞きします!真摯であることにフォーカスしていると思いますが、こちらにはどのような背景がありますか?

伊藤:抽象的ではありますが、私は経営や人生で1番大事なことは、仕事をする上でも生きていく上でも真摯であることだと思っています。もっと言うと、そうでありさえすれば、なんとか生きていけると思っています。自分に対して真摯であること、嘘をつかないことが高い成長実現や自分へのストレッチに不可欠だと思います。

チームへの真摯さは、コミュニケーションやチームワーク、リスペクトですし、顧客への真摯さは、クオリティーが高く迅速な価値のデリバリーだと思います。例えば、弊社のValueである「オーバーコミュニケーション」だとしても、その前提が真摯さであるが故なんだということをしっかりと伝えていきたいです。

加藤:オーバーコミュニケーションという言葉がありましたが、これは御社の中でどの様に大事にされている信念ですか?

伊藤:そうですね。これまでの経験の中で様々な課題、組織的な問題にぶつかってきましたが、そうした課題を改めて見つめてきて思うのは、多くのことはコミュニケーションの足りなさや、期待値のずれに起因していると思っています。なぜ会社でハレーションや連携ミスが起きるかと言うと、コミュニケーションが足りずに不信感を持ってしまったり、そもそも伝わっていなかったりすることが大半だと思うのです。

実行した内容自体が問題であることはほぼありません。誰も会社や事業や仲間に対してそもそも悪意を持って接してるケースなどほぼないと思っていて、お互いに良くしたいと思っていても、伝え漏れなどの甘えや、想像力不足などのコミュニケーション不足が問題なことが多いと思います。

それを避けるためには、とにかくコミュニケーションをきちんと取ること、量を増やす、質を高める、ただ言ったから良いのではなく、きちんと相手に伝わっているかまで見ていくことが大切です。過剰なコミュニケーションも実はとても大事です。人は慣れていくとコミュニケーションを減らし、甘えていきます。これは自分も日々強く意識しています。

加藤:確かに私もそう感じることがあります。このオーバーコミュニケーションを保つために、皆さんで意識している施策などはありますか?

伊藤:オーバーコミュニケーションは、メンバーにとってもサプライズが少ないことを指しています。大事なことや全社の情報を細かく共有したり、クローズな会議の共有や経営者との1on1は不可欠です。情報のオープンさは、意識しています。また、esaといったツールを使って、メンバー皆が最近思っていることや考えていることを発信出来る仕組み作りもしています。

トライアンドエラーを楽しみ、全員がフルスイングし続けられる組織でありたい画像6

加藤:相互信頼も生まれる良い取り組みですね。
では次は、採用の話に移ります。御社の採用ポリシーやマインドなどはありますか?

伊藤:素直で行動が早い人がいいですね。能力や経験はあった方が良いのですが、そこを論点にしたくありません。とにかく何回試行錯誤できるか、いかに吸収してラーニングできるかだと思います。

出来ないことに対して怒ること自体の意味はほぼありません。素直に学び続けられる人こそが、良いパフォーマンスを発揮出来ると思います。逆に能力だけの期待は、自分の甘えだなと思っています。そんなうまくいくことなんてほとんどないです(笑)

チャレンジの連続であるスタートアップにおいてそれはあまりヘルシーではないと考えています。また、人間的な魅力のある、チャームのある人と一緒に仕事をしたいですね!どうやっても大変なこと、苦難、課題にぶつかる訳です。苦しくて辛い失敗も「しょうがないなぁ〜」と言いながら、楽しんで乗り越えられることがすごく大事だなと思います。

加藤:確かにその通りですね!

では、最後に伊藤さんにとって事業や組織づくりとはなんですか?また、ベンチャー経営についてはどう考えていますか?

伊藤:事業づくりとは、優秀なメンバーが集まり、一定の正しい方向に向かってフルスイングすることだと思っています。お客様の事業がより加速するために、私たちがいると思っているので、その為に出来ることを最大限行い、常に支えていきたいです。

組織づくりは2つあって、1つ目は「想い出をつくること」、2つ目が「全員がフルスイングできる環境を提供すること」だと思います。想い出づくりとは、働くメンバーが人生を振り返った時に、アルプで働いていたことがいかに面白かった/よかったと思ってもらえるかだと思います。メンバーのためにどういう機会やチャレンジ、体験が提供できるのか、それを絶えず考えています。

そして、メンバーに対して、いかにフルスイングできる場を提供できるかどうかが経営の責務だと思っています。私はCEOは”Chief Eliminator of Obstacles”だと常々定義しているのですが、彼ら/彼女らのフルスイングのためのボトルネックを取り除くことが自分にとって最優先のミッションです。良い球場で選りすぐりの優秀なチームメンバーが何回フルスイングして、最大限のパフォーマンスを発揮できるのか、そういったことを意識した組織づくりやマネジメントをしていきたいですね。

加藤:最高ですね!私も同感で、とにかく全員が全力でやり切れること、それを全員が支え合って結果として最大限の価値提供をお客様に出来ることの尊さを常に感じています。

今回も非常に共感できるインタビューでした!本日は、お時間いただきありがとうございました。

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第4 お問い合わせ先

本記事に対するご意見・ご感想は、私加藤までお寄せください。

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【インタビュアー情報】
加藤 健太
株式会社WARC執行役員
WARC AGENT事業部責任者

2011年よりJAC Recruitmentにてインターネット業界専任の組織立ち上げに参画し、ベンチャー・スタートアップ領域特化のチーム責任者として従事。HR系スタートアップの取締役COOを経て、2018年当社入社。WARC AGENT事業の立ち上げ後、プレイングマネジャーとしてハイクラス人材のキャリア支援に従事。

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