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目指すのはプロフェッショナルとマネジメントのハイブリッド人材~大手商社の経理部門からベンチャー転職のリアル~

皆さま、こんにちは!WARC広報担当です。

今回は執行役員 渡辺とCo-WARC事業部 柏原の対談インタビューにて、ベンチャー企業で成長を実感できるのかどうか、業務内容・挑戦できる幅・キャリアの展望などについて語っていただきました。

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#プロフィール

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渡辺 慶樹(株式会社WARC 執行役員)
2011年、有限責任監査法人トーマツに入社。その後、EYトランザクションアドバイザリーサービス、PwCアドバイザリーでM&Aにおける財務アドバイザリー業務に従事。2019年に当社入社、Co-WARC事業部長・執行役員に就任。

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柏原 僚太 (株式会社WARC Co-WARC事業部 コンサルタント)
2017年、大手商社グループ企業に入社。経理部の決算管理部門にて、IFRS連結決算及び決算開示業務を中心に従事。2019年に当社入社、Co-WARC事業部にて連結決算・開示業務支援、減損テスト支援等に従事。


Co-WARC事業部について
スタートアップ、ベンチャー企業を中心とした成長企業に向けた経営課題の解決から、IPO支援、タックスコンサルティング、人事・組織変革支援等、あらゆる領域をオーダーメイドで支援します。
従来型のコンサルティングではなく、クライアントと協働しながら徹底したハンズオンで課題解決を行い、さらにノウハウ・仕組みをアセットとしてクライアントに残していく、WARCならではのサービスを提供します。



30代でプロフェッショナルとマネジメントの両軸をキャリアに描きたい

渡辺:早速ですが、大手商社の経理部からWARCに転職した時の、リアルな話から聞かせてください。

柏原:転職を考え出したのは2019年の始め、大手商社グループに新卒で入社して3年目を迎えた頃です。ちょうど連結決算業務などの繁忙期を終えたこともあり、「これから先のキャリア」について考えるようになりました。

渡辺:フルコミットした仕事が一区切りついたタイミングで、これから先のキャリアを考えることって、誰しもありますよね。当時はどんなキャリアを考えたんですか?

柏原:財務経理の仕事が自分にフィットしていたので、よりプロフェッショナルな環境で成長したいなと。組織マネジメントにも興味があったので、財務経理を軸にしつつ、企業経営に関わる人材を目指そうと考えました。

一言で表すと、「組織を大きくすることができるプロフェッショナル人材」ですね。

実際、転職エージェントに登録してみると、大手監査法人を含めて会計コンサルタントの求人案件が予想以上に見つかったので、具体的に転職を考えることにしました。

当初、候補として考えていたのは会計コンサルタントや外資系企業の管理会計ポジションなど。エージェントからの紹介を受けていましたが、それらのポジションについて自分の中であまりしっくりこなかったので、選考にまでは至りませんでした。

渡辺:紹介されたポジションにイメージがつかなかったのはなぜですか?

柏原:転職エージェントが紹介してくれる求人案件は、良くも悪くもプロジェクトベースで業務を行う企業群でした。もちろん、そういった会社でも成長イメージは湧くので、プロフェッショナルを目指すことはできたと思います。

しかし、組織マネジメント経験を詰みたいという観点からは、イメージできない部分がありました。

私が紹介された求人案件の想定キャリアは、若手としていくつものプロジェクトで経験を積んでいって、ある程度の時間が経ってからマネジメントを少しずつ任されていくような成長イメージだったためです。

渡辺:プロジェクトベースだとプロフェッショナル性は高くなる一方、組織マネジメントや経営に触れる機会は、7~8年経験を積んでから、というケースが多いかもしれませんね。

柏原:私はプロフェッショナル性を高めつつ、30代前半のうちにマネジメントを経験し、組織を大きくできるポジションを目指していました。

そこで、急成長しているベンチャー企業を転職先候補に考えるようになりました。急成長している企業だからこそ、若いうちからマネジメント経験が積める可能性があると考えたからです。

ただ、商社の財務経理担当だった自分では、どの企業に行くのが良いかを判断することができませんでした。

そんな時、WARCの役員から転職サービス経由で声をかけてもらったのがきっかけです。

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ベンチャー業界を支えるWARCだからこその、安心感と挑戦できる土壌

渡辺:その頃のWARCは、ちょうどM&Aアドバイザリー・サービス事業部の立ち上げフェーズで、立ち上げ期に従事してくれるメンバーを探していました。

柏原:まずWARCのコーポレートサイトを見て、役員陣の経歴に驚きました。大手監査法人出身で、スタートアップの立ち上げからexitを経験した経営層をはじめとして、経験と実績に裏打ちされた人たちが並んでいる。

それまでイメージしていたベンチャー企業はもっと若く経験も浅いイメージだったので、驚いたと同時に安心もしました。

渡辺:WARC経営陣には、経験豊富な人が揃っていますよね。自分も転職前に顔ぶれと経歴を見て「この人たちと一緒に働いてみたい」と思いました。

柏原:WARCで働く人たちの話を聞いてみて、WARCのミッションや仕事のあり方にも共感しました。

クライアントの課題に向き合うことを大切にしていて、分業等で業務を切り出さずに全て任せる。任せるからには当事者意識をもち、クライアントに満額回答以上の成果を出すことを求められる。
そういった環境なので、普通なら何年もかけて身につける専門知識が実務経験と共にスピーディーに習得できる。

WARCは自らもベンチャー企業でありながら、ベンチャー業界自体の支援を軸とするプロフェッショナル性をもっている点が非常に特徴的だと感じました。

自分が目指していた「組織を大きくすることができるプロフェッショナル人材」という、長期的なキャリアビジョンが、WARCであれば実現できると感じました。
色々と転職先を検討しましたが、実際に面接を受けたのはWARCだけです。

渡辺:他の会社は見ていなかったんですか?

柏原:組織を大きくするマネジメント能力を身に付けたかったので、転職先は急成長するベンチャー業界と決めていました。

正直、ベンチャー業界において、どの企業が伸びるかは自分の経験では判断できませんでしたが、業界全体が伸びるという確信は持っていました。

企業が成長すれば、財務経理部門など、管理部門のプロフェッショナル性がますます必要とされます。
それらを提供するWARCは、ベンチャー業界全体の成長に伴って必ず成長するという確信を持ちました。

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教科書通りにいかない現場だからこそ、求められるのは知識と行動力

渡辺:WARCに転職してからの仕事はどうですか?

柏原:WARCのメンバーと一緒に、大型クライアントの連結決算を任せてもらっています。この業務を軸に、単体決算支援や、減損テスト支援などファイナンス領域にも携わっています。

最近は別件で、クライアントのM&Aに向けた株価算定の業務にも関わっています。実務経験のない分野でプレッシャーもありますが、その分得られるものも多いです。

渡辺:クライアントのもとで、財務経理を軸にファイナンスを学んだ上で、別のプロジェクトで株価算定などの業務にも関われるのは良い経験ですね。

柏原:はい。一般的な企業ならば、10年目でやっと任せてもらえるような業務を担当させてもらっています。

自分はもともと経理部出身のため、前職では実務で触れることのないファイナンス領域は趣味で勉強していたのですが、株価算定などリアルな業務として任せてもらえるのは刺激的です。

とはいえ実務経験がないので、毎日必死にキャッチアップしていますが(笑)。

渡辺:ちなみに、実務経験がないことに対して、どうやってキャッチアップしていますか?

柏原:一緒に働くWARCのメンバーが、参考になる資料やケーススタディを教えてくれるので心強いです。

聞いたらなんでも教えてくれますが、必ず自分の考えを準備するなどして、聞き方を工夫しています。
例えば「私はこうしたいと考えていますが、これを実現するには何が必要でしょうか?」という感じです。

また、自助努力でカバーできる部分は日頃から学習するようにしています。

特に、ファイナンス理論の本は多く読むようにしています。また、外資系金融機関出身の方のブログも良く見ています。そのブログの中で、ファイナンス理論のExcelファイルが販売されていたのですが、それを購入して終業後や休日に自主学習したりしています。

まさに「やってて良かった」を現場で改めて実感しましたが、勉強と実践は全く違っていて……。現場は教科書通りにスムーズにいかない、ということも体験しました。

渡辺:教科書通りにいかないとは?

柏原:大企業では業務フローや制度などが整っているのが当たり前。だからこそ、分業ができたりルーチンワークで成果が出る仕組みが整っています。

一方、WARCが向き合うのは急成長中のクライアントゆえに、経営課題や組織課題がベースで、教科書通りのファイナンス理論が通用しないこともあります。
目まぐるしく状況が変わるベンチャー業界においては、ファイナンスの新しい常識が日々生まれています。

その新しい常識にもキャッチアップしていく必要があると思いますね。

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「仕事でやりたいことリスト」が数カ月で埋まっていく成長実感

渡辺:WARCに転職して働き方はどう変わりましたか?

柏原:責任の範囲が広がったので、忙しくなりました(笑)。
ただ、勤務時間ひとつとっても、作業量が多いから忙しいのと、経営課題を前に暗中模索しながら解決するので忙しいのとでは、仕事の質に大きな違いがあります。

実際、今は考える時間や、次の打ち手を考える時間のほうが多いので、時間があっという間に過ぎていく感覚です。

働き方という点だと、前職の頃から「仕事でやりたいことリスト」を作る習慣があって(笑)。転職して数カ月も経たないうちにリストが一気に埋まっていったのは衝撃的でした。

渡辺:具体的にどんな項目が埋まっていきましたか?

柏原:転職前は連結決算が専門でしたが、単体決算や管理会計、ファイナンス領域など、専門分野における業務範囲が広がっていきました。
どれも「仕事でやりたいことリスト」に書いていた項目です。ずっと先のことだと思いながら書き出していたことが、気付いたら埋まっていたのが驚きです。

組織マネジメントや自社採用への貢献などがまだ残っていますが、それもあと2~3年で埋まる気がしています。

今後は長期にわたる大型プロジェクト以外にも挑戦したいです。
例えば、設立して数年で急成長しているようなスタートアップのプロジェクト等で責任者の経験を積んで、マネジメントの場数を踏んでいきたいです。

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