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【ラグビー・トップリーグ】2018.1.6 リコー対神戸製鋼戦の個人的雑感

ラグビーシーズンもいよいよ佳境へ。トップリーグも残すは順位決定トーナメントのみとなった。ホワイトカンファレンスを3位で折り返し、2017年は躍進の年となったリコーブラックラムズ。対するはレッドカンファレンス4位の神戸製鋼だ。リーグ戦第9節で両者は顔を合わせており、その際はリコーが5点差で逃げきり勝ち。この試合も接戦が予想された。

試合のペースを最初に握ったのは神戸製鋼。前半2分にラックの近場を突いた張が先制のトライを挙げる。ディフェンスに持ち味があるリコーだが、どうも試合の入りはボンヤリとしていた。前半22分にクイックスタートから山本→モスコーソと繋いでリコーもトライを奪ったが、33分にワイドな展開攻撃から神戸の正面がトライ。一進一退の攻防が続き、前半は12-7と神戸のリードで折り返した。

少々ディフェンスが荒かった前半のリコー。その点は後半になると大幅に改善され、しっかりとディフェンスラインをコントロールしながら、神戸の攻撃を抑えることに成功していた。後半7分にはバックスも総動員でモールを押し込み(トライはWTBの渡邉!)、2点差まで詰め寄る。
しかし、問題はこれ以降の攻撃だった。なかなかエリアを奪えない。ロビンソンのキックが不調で、パワフルなランナーたちが前を向いて走れる機会をつくれていなかった。ミスが続いて攻めきれず、相手に主導権を渡して守り疲れる。それが後半のリコーだった。
何とか2点差をキープしていたが、33分に落合にトライを奪われ万事休す。19-10で神戸製鋼が勝利し、5位決定戦のトーナメントへと駒を進めた。

神戸製鋼に連勝できていれば、リコーにとっては間違いなく「強豪と呼ばれるための足掛かり」ができたと言えただろう。しかし、現実は厳しかった。悪い試合を悪いなりに勝ちきる力が、今は備わっていないということではないだろうか。ロビンソンへの依存度も、悪い意味で目立ってしまった。
今シーズンも残すは1試合。青いままで終わるのではなく、より深い大人の黒さを見せて欲しい

どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)