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ちょっと短めの競馬レース回顧【天皇賞(春)、青葉賞編】

【青葉賞】

前走未勝利から青葉賞の馬券に絡むというのは、過去10年には無かったこと。これを「レベルが低かった」と捉えるべきか、それとも「プラダリアの成長力」と捉えるべきか。血統的にはダービーでも好走できる要素があるので、注視。敗れた馬たちは多頭数やらペースやらで、経験不足を露呈した感あり

【天皇賞(春)】

2014年の桜花賞を見たとき、「お父さんは後方ポツンだけど、息子は前方ポツンなのかな?」と思った記憶がある。それが今日は文句なしの逃げ切り勝ち。兄弟ともどもGⅠ勝ちをアシストしたのだから、横山一家はタイトルホルダーに足を向けて眠れないだろう。和生騎手は充実のときを迎えている。

ただ、タイトルホルダーは▲止まりの評価だった。その逃げ方は、再現性のある逃げ方なのか? 結論としては、コース適性とスタミナによって、菊花賞の逃げを再現できたということである。プレッシャーをかけてきた馬たちを一頭ずつなぎ倒していく姿には、ただただ驚くばかりだった。

外枠に泣いたのは◎ディープボンド。脚を使わされる逃げ+ロスの多い立ち回りでは厳しかった。無印にしたテーオーロイヤルの3着には驚いた。重斤量を克服した点は評価が高い。最もタイトルホルダーにプレッシャーをかけたところに、同期の菱田騎手の意地を見た。ヒートオンビートはやっぱり相手なりであり、アイアンバローズはレースの入りがもったいない。宝塚記念での逆転可否は、今日のタフな戦いをどこまで癒せるかに尽きる。最後に穴で狙ったハヤヤッコとトーセンカンビーナ。重斤量経験者であったけど……

来年から天皇賞(春)は再び京都に戻る。この2年を振り返ると、「強烈な前残りバイアス」と「中距離勢と長距離勢の分離が強まる」の2点が印象に残る。とにかく、阪神3200メートルは僕の印象以上にスタミナ志向だった。その一方で、どこか一方的なレース展開への物足りなさも残ってしまう。スピード重視の競馬に慣れすぎてしまったのかもしれない。血統的には、遂にキングマンボ系に春の盾がもたらされた点が大きい。そんな「歴史の分岐点」が多々発生していることを、今春は楽しんでいこうと考えている


どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)