見出し画像

【お知らせ】第三十四回文学フリマ東京に参加します&新作の「あとがき」を公開します

どうもです。和良拓馬です。
今日はちょっとばかしお知らせをば。

5/29に都内で開催される「第34回文学フリマ東京」にて、ブースを出す運びとなりました。僕個人で、単独で出店するのは今回が初めてです。いやはや、初めてのことは勝手がわからんので、どうなることやら。
そんな感じで、これから文フリ東京関連のお知らせも発表していくことになると思いますが、本番に向けて新作もつくっています。
タイトルは「ふらりとゲームを観に行きたい」で、なんと【〜2019】と【2020〜】という上下巻となっています!(それぞれ文庫本96ページ想定)
コロナ禍前に記したスポーツエッセイ、そして、コロナ禍を経て連載を続けた「スポーツ観戦との『再開』」が本書の軸になっています。激動の環境変化を経て、僕はどうスポーツを観てきたのか? を感じ取っていただけますと幸いです。

そんなわけで、今日は最後に本書の「あとがき」を公開したいと思います。まえがきじゃなくて、なんであとがきやねん、と思われるかもしれませんが、何となく僕の近況報告も兼ねていると思ったので。そんなわけで、完成までお楽しみに!?

2021年の下半期、僕はスポーツエッセイを書くのを止めていた。
試合数をそこまで見ていないというのが要因のひとつ。で、それ以外に理由があるかというと、どう説明すれば良いのか……。スポーツの情景を記し、不特定多数に共有することよりも、「重要なこと」がたくさんあった、ということではないかと思う。なので、別にスポーツが見れなくても寂しかったり、イライラしたり、自分が自分でなくなるような感覚は無かった。毎週テレビやラジオやユーチューブで見聞きする、競馬のアレコレは継続していたのだけれども。

ところが、2022年。僕はスポーツ観戦によく行っている。昔のように毎週ではなく、隔週ではあるけれども、スタジアムには定期的に行こう! という意識が芽生えて、実際に行動している。
そう、2021年の下半期に「重要なこと」だと思ってこなしていたことが、それほど重要でなくなったり、手から離れたり、縁が切れたりしてしまったのである。自分でも「あら、こんなに?」と面食らうくらいだ。
2020年も2021年も、(世間一般のあるあるとは少し理由は異なるかもしれないが)色々な意味でストレスが溜まる日々だった。なので、その苦しさや怒りから逃れるために、様々なチャレンジを試みた。学びもたくさんあった。でも、たくさんのものを一気に得てしまったことで、新たなストレスが溜まっていたのかもしれない。苦しみ、傷つき、剥がれてていった箇所に、再び「スポーツ」という薬を塗り込んでいる……ということだろうか。

これからの時代の変化に備え、新しい自分になろうとした僕は、再び元に戻ってしまうのだろうか。それとも、剥がれたり塗ったりを繰り返していくうちに、新しい自分になりつつあるということなのか。
そんな思いを抱きながら、僕は「ふらりとゲームを観に行きたい」という本を2冊創った。これをゆっくりと読み返しながら、自らの人生をもう一度見つめ直していきたいと思う。

2022年4月
皐月賞は◎ジャスティンパレスで完敗!
和良拓馬

この記事が参加している募集

文学フリマ

どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)