見出し画像

あの頃の僕に言ってあげたいこと。~白いモンスターとの死闘~


「テロを許さない街 四ツ谷」

って書いてあったけど

テロを許す街なんてなくね?

そんで四ツ谷ってそんな狙われそうじゃなくね?




はい。どうも。

陰性の哺乳類、アズーリ うめです。




ちょっとね、

思い出すと今でも胸が苦しくなるんです。



あの頃、僕は完璧主義者でした。

何かやり始めたら最後までやらないと気が済まない。

汚れがあったら、取りきらないと落ち着かない。

こうあるべきというものに縛られて生きていたような気がします。

よく言えばストイックというかこだわりが強いというか、大きなエネルギーになることもあるんです。

確かにそういう性格に救われた経験もありました。

けどそれをする時にそのスタンスは絶対に持ってはいけないものだったのです。




頑張っても頑張っても取り切れない。

次から次へと出てくるその白いモンスターに、

僕はメンタルとHPをどんどんどんどん削られました。



もういい。やめたい。

けどこいつが止まってくれない。

気づいたら僕は涙を流しながら右手を動かしていました。




もうその時には手遅れだったんです。

相手の掌で転がされていました。

生き地獄とはまさにこの事。

本当に辛かったです。

あのころの僕に出会えるなら言ってやりたい。









「米。そんなに洗わなくていいよ。多少白くても美味しく炊けるよ。」

と。



何回洗って水を捨ててもどうしてもちょっと濁るんですよねあれ。

それが気に食わなくて寮生活を始めた16歳の時、

3時間くらいは洗ってたと思います。

「いつまで出てくるんやこれ。これ汚れやんな?絶対食べたらいかんもんな?でも米洗うのこんな時間かかるか?米洗うのに3時間以上かかるなら母さん15時位から米洗い始めなあかんけど、実家におるとき15時の母さんはテレビをしかめっ面で見ながら耳掃除してたよな?だいぶゆっくりしてらしたよな?おかしい。なんかおかしい。もう洗うのもやめたい。米洗い辞任したい。与党からなんと言われようと辞任したい。母さんに1回進退伺しよ。」

って感じで3時間たって初めて母さんに電話しました。




「母さん、米っていつまで洗えばいいの?」

「米入れて水入れて大体30回手で回しながら洗うのを2回位すればいいよ」


耳を疑いました。

そんな適当でいいのか。

そんなのまだ汚れが残って真っ白やないか。(元々米は白いんですけどね)

完璧主義者として完全に洗った水が透明になるまで洗いたいけど、

このまま洗い続けるのはもうメンタル的にもHP的にもきつい。(米洗うだけで削られる程度のHPであることがそもそも雑魚)



母さんもそう言ってるし、

今日はこれで終わりにして次からも別に適当でいいや。

もういいや。完璧主義者やめた。

もう人生どうでもいいや。

適当でいいや。

完璧主義者辞任します。ありがとうございました。




あの日僕は完璧主義者を辞めました。

そして適当に生きた結果、芸人の卵として今頑張っています。

今日もお米は美味しいです。



さ、ネタ作ってネタ合わせしなあかん。

完璧なネタを作って完璧に漫才して完璧に売れるんや。

そして完璧な人間に俺はなる!


いや、前にも増して完璧主義者やしルフィみたいに言うな。

もういいわ。どうもーありがとうございましたー。


⬇️僕達のYouTubeチャンネルです!緊急事態です!チャンネル登録とコメントとお米に合うおかずの仕送りお願いします!





この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?