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進撃の巨人が終わった

進撃の巨人がついに最終回を迎えた。

11年7か月に及ぶ連載。娘が読んでいたので、連載当初から読んできたが、当初巨人が人を食べる描写に「気持ち悪い・・・」と思ったなあ、と懐かしく思い出す。

進撃の巨人展で「サシャの芋」を食べたっけ

絵と言葉を組み合わせて出来ている漫画の世界は、現実の世界とかけ離れているようなものから、現実的なものまで。

数えきれない作品が、私たちの前に現れては過ぎ去っていく

好きな作品、心に残る作品も沢山あるが、私の中でとても印象に残った漫画のひとつに、竹宮 惠子先生の「イズァローン伝説」がある。

週間少女コミック連載当時から、毎週「イズァローン伝説」を楽しみにしていた。

架空の王国、イズァローン。シド・ルキシュ、アル・ティオキア、2人の王子の運命の物語であり、壮大なファンタジーの漫画である

単行本を持っていたのだが、手元にあると読みふけってしまうので、手放し、結局また古本で買って、そして、やっぱり読んでばかりいて何も手につかないため手放した、といういわくつきの私の推し漫画である。

人びとと自然とが、まだ分かたれないころの物語。

最後にティオキア王子は魔王を自分に閉じ込めて結界、魔物たちは「やりやがったな、あの王子。でも、また待てばいいさ、魔王の復活を」と、終わる

手元になくなってから読んでないのに、詳細を覚えている

コロナ禍の混乱が長引くなか、どうしてなのかわからないが、随分久しぶりにイズァローン伝説のことを思い出していた

色んなことが少しだけ見た目を変えて、同じように繰り返されている

どこか全く私たちの知らないところで、何かの力が働いているのかもしれない

進撃の巨人のストーリーも、そんな風に私たちの知らないところ、が描かれていた。

ひとつのストーリーが終わる度、また、見た目を変え、場所を変え、同じだけども新たなストーリーが現れてくるだろう

その時、自分はどんな役になるのか

それによって、物語はまるで違ったものになる

螺旋の階段を上り続けていく

少しずつ変わる景色を見ながら、少しずつ変わっていく自分と一緒に

良い週末を


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