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『アドラーの生涯』

先日、奥さんから誕生日プレゼントは何がいいかと聞かれ、
しばらく購入せずそのままにしておいたものを所望した。

金子書房から出ている『アドラーの生涯』である。

Amazonでも新品はなく、金子書房のHPでも品切れになっている。
しかし、偶然とある大型書店で見つけて、
「あ、あるな」と思いながら、定価が7400円と高いので
ずっとそのままにしていた。

晴れて自分の本となり、パラパラと開いてみると、
間に出版社のチラシが入っていて、「2005年、新刊」とあった。
15年間、ずっと大型書店の本棚に並んでいたのだと思うと、
誰も見つけられなかった財宝を見つけたような気がして、嬉しくなる。

何年も前の大学院在籍時に、図書館の除籍本を無料で何冊ももらってきたが、
未だに読んでいないものもたくさんある。
(神田橋條治、フロイト全集…)

どうやって手に入れたかという、その本の外側の部分が
実は読書に大きく影響していて、
ひいてはその内容の咀嚼と消化に貢献する。

美味しいものは、じっくり味わって食べたい。
うーん、アドラーの読書会か購読会がしたい。

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