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魂を込めた名刺

今、自分の力で起業、副業何でもいい、お金を稼いでみたいと言う志のある人に向けて、第一歩を踏み出すための武器を身につける、「名刺」について考えたいと思います。


名刺はたくさん交換してきたけれど、一体どれだけの人とビジネスになっただろうかと思ったことはありませんか。

会社の看板を背負って一生懸命、新規ビジネスを興そうと名刺を配り、引き合いもそれなりにあったものの、ことごとく上司に潰されたりして、名刺交換したお客様には頭を下げる、せっかくのビジネスがビジネスにならなかった…。

せいぜい担当窓口の引き継ぎくらいしか名刺の効果がなかった…、あの名刺配りはなんだったのだろうと。

会社員であれば、ほとんど名刺はマナーツールとしての役割しか果たせてはいないのではないしょうか。

 会社員であれば、それはそれで終わってもいいのかも知れません。

どんなに自分がビジネスを取ろうと汗水垂らして配っても、会社は回っていく、一介の社員に期待を求めていないですし…(会社員なら、名刺交換はビジネスを判断する執行役同士だけでいいんじゃない?、どうぞお好きなようにやってください!なんて、熱い社員をそう思えるようにさせてしまった会社もダメですね)。


しかし、起業、副業とならば、会社員のようにはいきません。

名刺も経費と言う意識を!

名刺に魂を込めなくては!と言う意識を強く持たなければなりません。


仮にも「異業種交流会で配りまくるぞ!」なんてことは、絶対に考えないでください。

損して得とれとはいいますが、名刺一枚たりとも無駄にしてはいけません。


ところで、マーケティングではお馴染みになった見込み客の分類を覚えていらっしゃいますか。

一番商品やサービスを買ってくれそうな「今すぐ客」、悩みは取り除きたいけどそこまでして欲しいと言う気持ちに至っていない「お悩み客」、購入したいけどそれって今必要?と言う「そのうち客」、それ必要ないでしょ、でも存在はわかっている「まだまだ客」の、あの4つの分類です。

「今すぐ客」が1%、「お悩み客」と「そのうち客」が9.5%、「まだまだ客」が80%と言われていますが、あの見込み客を限定に名刺を配って欲しいのです。


見込み客がどこにいるかわからないよと言われるかも知れませんが、ご自身のやろうとしているビジネスを考えれば、まずは、見込み客はどこにいる?を最初に考えなければなりません。

一国一城の主人になったからとやたらと名刺配りはやってはいけません。

こちらも今は判断ができる立場になった、判断してもらう人に名刺を渡さなければ、名刺なんて効果がないと会社員時代に気がついたと思います。


その時に、名刺は白黒でも、どんなデザインでも、自分のアピールでもいいですが、優先して頂きたいのは、「この人と何かしら関わっていきたいなぁ」と思ってもらえるように、名刺に魂を込めて頂きたいのです。

ご自身の実績であったり、「私と関わればこんなメリットがあります」であったり…、と言うことを考え、名刺に盛り込んで欲しいのです。


そして、名刺交換の際には、「次も会いたいなぁ」と思ってもらえるように、そして、次のアポイントまでいくように、熱意をもって話をするのです。

それには事前の準備、シナリオも必要です。


それでも、「いや、私は一回では人を惹きつけるトーク力がない」と思うかも知れません。

だからこその名刺のウェートが大きいのです。


私も会社員時代、「1回話せばその人の能力はわかる、お前にはそれがない。口を開けば、頭の悪さがすぐわかる。逆に俺は5分で友達になれるトーク力がある」と当時の上司に言われた経験がありますが、それだっていいじゃないですか。


次に会ってくれる人こそ本当のお客様、見込み客4つの分類の今すぐ客に限りなく近いと思うのです。

ですから、起業するからには、華美にする必要はありませんが、魂を、実績を盛り込んで、「また、この人と会いたい」と思える名刺を作ってみてください。


今までは、名刺交換から、次のアポイントまでシナリオを考えていなかったのではないでしょうか。

ぜひ、シナリオ作りから入念に時間をかけて、名刺を作ってみましょう。

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