インド軍とパキスタン軍の動きから見る

■インド軍とパキスタン軍の交戦
 インドで過激派組織によるテロが発生。これに怒ったインド政府はパキスタン領内の過激派組織に報復。だがパキスタン政府から見れば越境攻撃だから、パキスタン軍が反撃開始。すると両軍が小競り合いを始めた。

■戦闘の5機能から見る
戦闘の5機能
1:発見
2:拘束(火力攻撃・遠距離)
3:撹乱・制圧(火力攻撃・遠距離)
4:機動
5:打撃・占領(接近戦・近距離)

 欧米軍が使う基本から見れば、インド軍とパキスタン軍は航空機による交戦と砲撃が中心。これらは遠距離攻撃に該当する。つまり戦闘の5機能では3の撹乱・制圧まで進行している。

■歩兵部隊の機動
 現在は小競り合いだが、変化の基準は陸軍歩兵部隊の機動と打撃。何故なら土地を占領できるのは歩兵のみ。歩兵部隊が機動して敵部隊を打撃するから勝利する。つまり勝敗を決めるのは歩兵部隊が土地を占領することになる。

■戦火は拡大するか
 基本的にはインド・パキスタン政府の判断が全て。戦火を拡大しない方針ならば、航空機・砲撃を用いた越境攻撃に限定する。だが勝利を追求するなら歩兵部隊を敵国まで侵攻させる。

■戦火が拡大した場合
 戦火が拡大してインド洋まで及ぶと世界経済を混乱させる。何故なら世界経済が使う海上交通路が存在する。欧米は海上交通路が遮断される前に、海軍を派遣して共同で防衛することになるだろう。

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