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私が既に発揮していたコーチングスキル

今回は、前回の続きとしてTHE COACH Academyでコーチングを学んだ際に「ああ、私はコーチングを学ぶ前から、コーチングのスキルを発揮していたんだ」と思った話をしたいと思う。

前回の記事はこちら。

というのも、振り返ってみると周囲の人からよく言われる言葉というのがいくつかある。そして、「私が既に持っている性質を磨いたら、コーチングでもっと人の役に立てるのではないか。」と考えている。

皆さんも読みながら、周囲の人からよく言われる言葉を振り返ってもらえたら嬉しい。

笑顔

まず、「いつも笑顔だよね」、「ニヤニヤしてどうしたの?」と言われることが多い。後者は少し問題だが、強みと弱みは表裏一体ということで。

やはり笑顔で話を聴いてくれるほうが安心するし、話していて気分が良い。ちなみにセミナーや講演を聴くときはよく頷く。その結果、講師からよく当てられる。

自己開示で安心感を与える

「出会って間もないのにプライベートな話をたくさんしている」、「出会って間もないのに深い話ができると言われることが多い。性別や仕事かプライベートかに関わらず多い。

このようにはっきりと言葉にしない場合でも、なんとなく仲間意識を持たれていたり、弟子のように可愛がってもらえたりすることが多い。相手に安心感を与え、信用されている感じがして嬉しい。

その理由は私の自己開示にあるのではないかと思う。特に、家族の話や生い立ちの話は、「自己開示をされた」という印象を与えている。これは意図しているわけではなく、私が双子であるという話から自然とこの話題になることが多い。

その他にも、日々感じている胸の内をよく人に話す。そのせいか「いろいろと悩んでいるんだね」と言われることも多い。うーん、これはあまり嬉しくない。

「私がオープンに話しているだけで、他の人も心の中ではいろいろと考えていると思います!」と言いたい。

相手に好奇心を向けて話を聴く

「初めてそんな質問をされた」、「こんなに質問してくる人、初めて会った」と言われることが多い。私は他の人より質問が多いらしい。

特に、尊敬する先輩から次のように言われたことが印象的だった。

「以前、『どうやって育ったら、そんなことができるようになるんですか?』って質問してきたでしょ。そんな質問をされたことが初めてだったから、そんなに私に興味を持ってくれているんだって嬉しく感じた。」

この時に、質問は「あなたに興味があります」、「あなたのことをもっと知りたいです」というメッセージを持っていることに気づいた。

ちなみに、私は相手に興味や好意を持っているかどうかに関わらず質問をする。それは、同じ発言をしていても、意図していることやその言葉の裏に抱いている気持ちは一人ひとり違うと思うからだ。

これは、「双子だからって考えていることも同じだ思わないで!」と感じた経験からきているかもしれない。

相手から感じたことを言葉にして伝える

「私、そうかもしれない!」、「一緒に話していると気づきが多い!」と言われることが多い。

これは、「〇〇さんってこういうところが良いところだよね」、「〇〇さんがこういうことをしてくれるのが嬉しい」のように、相手から感じた印象や、相手に対して思っていることを言葉にして伝えることが多いからだと思う。

ここには、「相手のことを観察する」、「感じたことを言葉にする」、そして、「相手に伝える」という3ステップが存在する。おそらく、2ステップ目までを実行している人は多いが、3ステップ目を実行する人が少ない。

だから、私の言葉が相手の印象に強く残る。そして、相手のリアクションを見ているかぎり、言葉にして伝えてもらうことは結構嬉しいことではないかと思う。

別にゴマをすっているわけではない。ただただ言いたいだけ。

判断をせずにフラットに受け止める

最後に、よく言われることではないけれど、私が印象に残ったエピソードを一つ。

ある日、所属している合唱団の練習終わりに、あまり話したことがなかった人と帰りが一緒になった。駅のホームで恋愛の話になったとき、その人が、
「私の彼氏、韓国籍で今兵役に行ってるんだ。」
と言ったので、
「へぇ。そうなんですね。」
と私が返すと、
「今、全然驚かなかったね!」
と驚かれた。

私はリアクションが薄いと言いたいのではない。

おそらくその人は今までに、「それは大変だね」とか「寂しいね」とか「大丈夫?」というリアクションを受けてきたんだと想像する。でも、その人がその状況をどう受け止めているかはわからない。だから、そういうフラットなリアクションをした。

その後、コーチングでは良いor悪いの判断をせずフラットに受け止めるということが大事なスキルであることを学んだ。人は判断されると感じると本音で話すことができないらしい。

そのとき、このエピソードを思い出した。

***

笑顔や自己開示によって相手に安心感を与える、相手に好奇心を向けて話を聴く、感じたことを相手に伝える、判断をせずにフラットに受け止める。

THE COACH Academyでコーチングを学んだ結果、これらはコーチングにおける大事な要素であることがわかった。自分が既に持っている性質がコーチングに活かせるのではないかと思ったとき、すごく楽しみにな気持ちになった。

この記事を読んで、皆さんも周囲の人からよく言われる言葉を振り返り、その活かし方を考えるきっかけになったら嬉しい。

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