見出し画像

【ぶんぶくちゃいな】渦中の香港、怒涛の7月最終週

世界はもう8月。今年は時間が飛ぶように過ぎていく。

特に7月最後の1週間は香港のニュースを眺める人間には、毎日ジェットコースターに乗って振り回されているような気分になった。

ロシア民謡の「一週間」という歌があるが、あの歌詞をもじるとこんな感じになる。

♪ 日曜日に意見を問われ
  外国制裁ダメよと答えた
  テュリャ テュリャ 
  テュリャ テュリャ 
  テュリャ テュリャリャ テュリャ 
  テュリャ テュリャ テュリャリャ

  月曜日にコロナ爆発
  火曜日は戴教授がクビに

  水曜日に路上でランチ
  木曜日は民主派DQ

  金曜日は選挙を延期
  土曜未明に指名手配犯

  世界よこれが香港の
  一週間の動きです〜
  テュリャ テュリャ 
  テュリャ テュリャ 
  テュリャ テュリャリャ テュリャ 
  テュリャ テュリャ テュリャリャ  ♫

6月30日夜半の「香港国家安全維持法」(以下、国家安全法)施行からまる1カ月となった7月最後の週は、7月中旬以ほぼ毎日100人を超す新型コロナ感染罹患確定者と、9月6日に予定されていた立法会(最高議決機関)議員選挙立候補申込みの最終週が重なり、慌ただしかった。

その動きを順を追って説明しておきたい。

●7月26日(日):民主派に突きつけられた「質問」

ここから先は

9,772字
この記事のみ ¥ 300

このアカウントは、完全フリーランスのライターが運営しています。もし記事が少しでも参考になった、あるいは気に入っていただけたら、下の「サポートをする」から少しだけでもサポートをいただけますと励みになります。サポートはできなくてもSNSでシェアしていただけると嬉しいです。