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オンライン会議で資料を見せたい時は

どれだけ暑くても寝る時は必ずお腹に一枚、お布団かタオルケットをかけないと安心して眠れない派です。これは親の教育の賜物なんでしょうか、何もかけないで寝る派のお話を聞いた時は驚きと共に、風邪ひくで、ともらしてしまいました。これってどれくらいの比率なんでしょうかね。というかクーラー付けてがっつり布団もかけちゃう派もいそうですね。

岡山でライブ配信代行、MC、パーソナリティ、SNSを使った企業広報支援をしているわのみん小橋です。(この書き始めを使う派も多いのでしょうか?)

オンライン説明会やセミナーの案件が増えました

このご時世、なかなか大勢で集まりにくいということで、あちらこちらでオンライン会議やオンライン飲み会、オンラインセミナー、オンライン説明会が開かれています。中にはオンラインオフ会という矛盾を感じる会も開催されていました。世の中オンラインまみれ。余談ですが、ライブ配信で「ON AIR」ランプを付けている方が多いですが、AIRじゃなくてON LINEの方が正しいんじゃないかなぁ?とぼんやり考えております。Wi-Fi使ってるからON AIRでもいいんでしょうか?謎です。それはともかく増えたオンライン○○。

飲み会やオフ会はともかくといたしまして、会議も小規模なものはともかくといたしまして、大規模な会議をされてるところは、元々オンライン会議システムを導入されてるところが多いので、ともかくといたしまして、オンラインセミナー、オンライン説明会は、割と経験してない方がされることが多いです。春頃はとりあえず感が強くて、スマートフォンやパソコンのWebカメラを使って…という方が多かった印象ですが、オンライン開催が必要な状況の長期化に伴い、いい方法がないものか?という相談が増えてきました。

音、画質、背景、目線、そして

多くの場合で、一番に対応させていただくのが、音です。そして、おそらくオンライン会議システムの活用テクニックなどを書いてある記事や投稿でも数多く取り上げられているのも音じゃないでしょうか?非常にシンプルです。イヤホンマイク等を使いましょうというもの。

要はスピーカーから出る音をマイクが拾ってループすることにより、ハウリングを起こしやすいことと、マイクが遠いことで環境音が入って、声の輪郭がボケやすいこと、周りの声が入って、在宅の方は家族や近所の声が入ってしまいやすいことなどなど、いろんな問題を解決できるのが、ヘッドフォンとマイクで、それを簡単にカバーしてくれるのがイヤホンマイクというわけです。

次に、画質をきれいに見せる方法も良く見ます。最近ではカメラメーカーがミラーレス一眼などをWebカメラとして使えるようにアプリを作ったり、ファームウェアをアップデートしたりしています。従来のWebカメラが品薄化していたので、活用して、その画質の良さにハマった方も多いんじゃないでしょうか。それにしても意外にノートパソコンについているWebカメラって画質が低いものが多いんだなぁと驚きましたが、それも実はテクニックで少し改善できます。(これは別の機会にご紹介します。)

この音と画質に関して言えば、オーディオインターフェイスを利用したり、ミラーレス一眼を利用したり、大規模になれば我々のようなライブ配信代行業者によって、ホストは3カメくらいのライブ配信を行うくらいのクォリティでやったりと、お金をかければどうにでもなります。あとは、それに特化した機能を持ったパソコンが発売もされてますから、今後も継続して、オンライン会議システムを使うという方は購入もアリでしょう。

あとは背景。家やオフィスのデスクでする時に、背景を何とかしたいという声も最初は聞かれましたが、これはオンライン会議システム自体は背景をぼかしたり、背景に画像を合成できるようにするなど割と早い段階で対応されていたので、それを利用している方も多いんじゃないでしょうか。

そして目線です。これ、結構大事な要素で、特にセミナーや説明会で講師が他のところを見て話している感じだと、やっぱり熱がこもらないというか、伝わる伝わらないの話にもなりますし、何より違和感はありますよね。これも解決するテクニックはよくWebに出ております。(また機会があれば、私も紹介します)

プレゼン資料を何とかしよう

前置きが長くなってしまいました。今日の肝はオンライン会議におけるプレゼン資料です。いや、ライブ配信時におけるプレゼン資料でも同じことが言えると思います。

特にセミナー系で多いのが、延々とパワーポイント等のプレゼン資料を画面共有しながら、説明していくパターン。ライブ配信でも画面を出して、小さく自分の顔を合成して、説明していくというパターン多いですよね。私が代行やディレクションをさせていもらった案件でも、多くの講師がこの手法をとっていました。

リアルでセミナーや説明会をするときは、プロジェクターや大型モニターなどにプレゼン資料を映して、それを見てもらいながら説明する…というのはよくあるパターンですから、それの延長線上ということになります。ただ、やる側は延長線上でも、見る方は今までリアルで見ていたものが、全て画面上となるわけですから、延長線上という感覚ではないんですね。ということは、資料の見せ方も今まで同じではいけないと思うんです。

見る側はずっと画面を見ている

簡単にいうと、画面をずっと見るのは疲れるということです。講師の後ろのプロジェクター画面や大型モニターを見るのとは違って、家や会社のパソコンの画面、タブレットやスマートフォンの画面を見続けるというのは、目の負担が半端ないです。普通に人が喋っているのを見るのも負担です。ましてや資料を延々見るというのはかなりの負担なんです。

お金があれば、後ろに大型モニターを置いて、その前で話をするとか、スイッチャーでクロマキーという機能を使って、画面にプレゼン資料を合成したりすることで、多少緩和されますが、オンライン会議システムの画面共有で資料が延々映し出される、ライブ配信で画面キャプチャで資料が延々映し出されるというのは、絵として退屈の前に疲れます。

ならせめて資料を特化したものにしたいところです。

大事なことは3つ

では、どんな風に特化させましょうか。大きく分けて3つです。

1、文字を大きくする
2、背景を暗くする
3、資料の使用比率を少なくする

これ、実はリアルのセミナーなんかでもこうした方が参加者は資料を見やすいんですよね。でもオンラインの場合は、この効果は顕著に出てきます。

文字の大きさ

文字が小さいと、特にスマートフォンで見ると何書いてるか全くわかりません。特に多いのがグラフの凡例。もう小さくて何のグラフなのかわからないということが多いです。あと、せっかく告知をしているのに、文字が小さくて日時がわからないという例もよくあります。

枚数が増えてもいいので、できるだけ大きな文字で作りましょう。最低でも48pt以上。48ptでも小さいと感じることが多いですが、可読性で言えば、これが最低ラインというところでしょうか。個人的には128ptくらいがありがたいです。1枚の情報量は少なくなりますが。

背景の色

背景が白い資料を延々映し出されると、目が痛くなります。明るい光をずっと見ていることになりますから当然です。普通に作り始めると背景色が白ですし、後々プリントアウトすることを考えると背景を白にしておきたい気持ちはわかりますが、オンラインでやるときは、普通の黒い文字がちゃんと見える背景色で、彩度、明度が低い色を使って欲しいです。

暗ぁぁぁい色に黒文字だと文字が見えづらいですし、黒背景に白い文字も実は結構目が疲れます。この辺りは好みもありますし、視覚効果も考えて作られる方もいらっしゃるでしょうから、あえてこの色がいい!とは言いませんが、若干暗い背景に普通の黒文字をメインにして欲しいところです。

資料、そんなに必要ですか?

最後のポイントは根本的なことになってしまうんですが、その資料、本当に見せないといけませんか?という資料も結構あるのが現実です。パワポ使えば仕事した気になる、資料作ればそれっぽくなるという感覚で作られた資料も多いです。

実はオンラインで一番見やすいのは、普通に人が喋っていて、重要な見せないといけない資料はフリップを使って、それを映すことじゃないかなと思っています。もう机の上に重要なことだけ書いたフリップを置いておける台を作っておいて、その話題を話す時にフリップを置いてしゃべる。その方が伝わるんじゃないかと思います。復習用に資料を見せたいという場合は、最後にチャット機能でファイルを送るとか、参加者にメールでファイルを送ればいいだけです。

なんかいいな。なんか伝わりやすい。

ということで、ここ数ヶ月でいろいろとオンライン説明会、オンラインセミナー(ウェビナー?)のディレクションや配信代行をしてきて、気づいたこと資料編です。書いてみて思いましたが数人のオンライン会議でも同じこと言えますね。「資料に頼り過ぎない」「資料がいるときな画面で見ることを前提として目に優しい文字の大きさ、背景の色を使う」

ぜひ試してみてください。すごい!と褒められるようなテクニックではありませんが、なんかいいな、につながると思います。そして、なんかいつもより伝わりやすい、という結果になるといいなと思っています。

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