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【剣盾S23シングル】領域展開! 蒼響雷鳥シャンデリア【最終440位、レート1913】

こんにちは、ありげいつです。

S23お疲れ様でした。

今回は3シーズン連続レート1900↑&最終3桁と自己最高最終順位、初の2ROM最終3桁、また瞬間ではありますが2ROM1900↑も達成したということで、構築記事を書かせていただきます。色ザシアン配布もあり、環境で最も多かったザシアン軸にあまり負けない構築となっております(ただしメインロムでの最終盤のみキツいポケモンが増え、厳しい戦いを強いられていた)ので、シリーズ10ルールの仲間大会などの参考になれば幸いです。

TNひかる(メインロム) 最高レート1910 最終874位、レート1868

TNありげいつ(サブロム) 最終440位、レート1913

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↑27日昼(メインロムレート1910到達済み)以前に使用していた構築↑

↓27日昼以降に使用していた構築↓ (ガラルファイヤーのエアスラ→ふいうち)

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1.構築経緯

今期も禁止伝説枠最強のザシアンを軸としてパーティを組むことにしました。

また相手のザシアンに対するクッションとなり、かつウーラオスやランドロス、ガブリアスなど多くの物理アタッカーに出していける(受かるとは言ってない)HBゴツメサンダーを前期に引き続き採用。

すんなり決まったのはここまでで、それからは前期上位だった方々の構築記事を読みながら考えました。

まず前期の構築はトリトドンやメタモンが重かったので、それを解消するためにトリトドンやヌオーとザシアンの両方に打点があり、メタモンに対しても強く出られるタスキシャンデラを採用。そしてザシアン軸はカイオーガ受けと黒バドレックス受けが必須なので、対面で黒バドに勝ててウルガモスも受けられるオーガ受けとしてHDベースチョッキウオノラゴンを入れ、受けループに抗える黒バド受けHCS振りガラルファイヤーも採用しました。

シャンデラは前期最終29位の「虫コロリ」さんの構築から、ウオノラゴンとガラルファイヤーは前期最終33位の「スポンジ」さんの構築から型を拝借しました。僕が参考にしたお二方の構築記事のリンクは後述の「2.パーティ構成」で載せておきますので、ぜひご覧ください。

ここまでで電気の一貫を切る地面枠がいないので、スカーフ以外のムゲンダイナや龍舞1積み(2積み)日食ネクロズマ、スカーフオーガなどに対して上から攻撃でき、かつステロもまけてとんぼ返りで対面操作もできるスカーフ霊獣ランドロスを採用し、今期の構築が完成しました。

2.パーティ構成

ザシアン@朽ちた剣 ふとうのけん 陽気HSベース

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193(204)-196(44)-136(4)-×-136(4)-220(252+)

巨獣斬/じゃれつく/つるぎのまい/ほのおのキバ

色ザシアンが配布されてからもこの通常個体を使い続けました。なんせずっと一緒に戦い続けた相棒ですからね。

今期は黒バドの眼鏡アストラルビット確定耐えを目的にしてHSに振りました。この調整で受けた恩恵は数多く、A特化鉢巻すなかきウオノラゴンのエラがみを最高乱数切り耐え、メタモン(A196ザシアン)の+2巨獣斬確定耐え、A特化珠白バドレックスの10万馬力を最高乱数切り耐えとなっております。タスキマンムーの地震&つぶてをギリギリ耐えたりもしていましたね。これは高乱数で落ちるらしいのですが。そして、ザシアンミラー最強の型になりました。ASとは違い、相手がA特化でも上から巨獣斬2発で勝てます。前期の構築記事で、ASザシアンのことを「ミラー最強」と言ったのですが、あれは嘘です。すみませんでした。

技は巨獣斬とじゃれつくは確定。HSにしてAに努力値をあまり割けなかった分、つるぎのまいを入れて火力不足を補うようにしました。1剣舞じゃれつくでちょっと削ったHBサンダーを落とせて、2剣舞すればドヒドイデを巨獣斬で押していけます。残り1枠は、ギルガルドやエアームドなど鋼タイプのザシアン受けへの打点がほしかったのと、Hに振ったザシアンは自ら耐久値を削るような技(インファイト、ワイルドボルト)とのシナジーが悪いと考えたため、ほのおのキバを採用しました。

技範囲の物足りなさや火力不足を感じる場面はやはり多かったのですが、落ちると試合展開が厳しくなる(もしくは負ける)場面で1回耐えて、確実に役割を遂行してくれる姿がとても頼もしく感じました。


サンダー@ゴツゴツメット せいでんき 図太いHBぶっぱ

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197(252)-×-150(252+)-145-110-121(4)

放電/暴風/こらえる/はねやすめ

努力値配分は前期と同じで、S4振りはHBサンダーミラー意識です。

技構成については、ザシアンにゴツメダメージを蓄積させる&せいでんきの試行回数を増やす目的でこらえるを採用し、電気技がボルチェンだとサンダーミラーがどうしようもないので放電にしました。この構築はドヒドイデが重いので、サンダーでドヒドイデを見るために身代わりを入れてもよかったかも。こらえる抜くことになっちゃうけど。


シャンデラ@きあいのタスキ ほのおのからだ 控えめCSぶっぱ

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135-×-110-216(252+)-111(4)-132(252)

大文字/シャドーボール/エナジーボール/トリックルーム

隠れ最強ポケモン。

主にザシアン軸に初手で選出し、タスキを盾に1匹以上葬る役割を担っています。相手の構築への刺さり具合によっては2タテ・3タテして試合を決めてしまうことも。

大文字は命中不安技ですが、火炎放射ではザシアンに確1取れないため採用しています。エナジーボールはトリトドンやヌオーへの打点ですね。トリックルームは主に相手にシャンデラより早いポケモンしか残っていないときに、タスキや素で1発耐えてから展開し、そこから全抜きしていきます。相手の残りがザシアン+スカーフメタモン(ザシアンorシャンデラコピー)orスカーフガラルヒヒダルマなどだった場合は強力な勝ち筋となります。「虫コロリ」さんの構築記事に書かれているトリルの使い方とは異なりますが、こちらも非常に強いです。

ちなみにD4振りはDL調整ですね。


シャンデラの採用を考える上で参考にさせていただいた虫コロリさんの構築記事のリンクを以下に載せておきます。

この記事を読んで、「ザシアンサンダーシャンデラ、ザシアン軸ミラー最強なんじゃね」ってなりました笑


ウオノラゴン@とつげきチョッキ がんじょうあご 意地HDベース

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197(252)-121(0+)-120-81(0-)-116(124)-112(132)

エラがみ/りゅうせいぐん/岩石封じ/かみくだく

この構築唯一の色違いポケモン。割と前に仲間大会で入賞して頂いた子だったのですが、メジャーな調整のウオノラゴンはすでに全て持っていたので、新しい型で主力として使ってあげられてよかったです。それどころかレート1900まで連れていくことができたので最高ですね。

HD方面は黒バドのアストラルビットをほぼ確実に2耐えするようになっていて、Sは無振りランドロス抜き、1回岩石封じを入れれば最速100族抜きです。カイオーガのしおふきを3発耐えてエラがみ×3で倒すこともできますね。


ガラルファイヤー@オボンのみ ぎゃくじょう おっとりHCS振り

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188(180)-105-99(0-)-150(132+)-145-135(196)

ふいうち/燃え上がる怒り/挑発/わるだくみ

技構成変更後の調整となります。世にも珍しい悪技のみのガラルファイヤー。サブロムレート1900の立役者です。

性格は、変更前は控えめでしたが、対黒バド性能を上げるためのふいうち採用により攻撃の下降補正を防御に回しました。物理技を受ける機会がそこまでないし、何より攻撃に下降補正をかけないだけで、無振り黒バドをふいうちで倒せる確率が6%→75%まで上がります。

HD方面はS21最終14位の方の眼鏡レヒレのムーンフォース確定耐えらしいです。とりあえず硬いですね。Sは準速80族+3です。

ふいうちを入れるためにエアスラを切りましたが、受けループのカプ・ブルルと黒バド軸の悪ウーラオス交代読みでしか打つことがないのでまあいいかな、という感じです。ふいうちのほうがずっと大事。全黒バド使いがガラルファイヤーのふいうちを読んできませんし、ふいうちあるおかげでエースバーンにも勝ちましたからね。防御下降補正かかってるのに。

特に終盤は黒バド対策に受け破壊に、目覚ましい活躍を見せてくれました。


ウオノラゴンとガラルファイヤーの採用を考えるにあたって参考にさせていただいた「スポンジ」さんの構築記事のリンクを以下に載せておきます。

どちらのポケモンも今までの僕の発想にはなかったので、非常に興味深かったです。


霊獣ランドロス@こだわりスカーフ いかく 陽気ASぶっぱ

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165(4)-197(252)-110-×-100-157(252+)

ステルスロック/とんぼ返り/いわなだれ/地震

至って普通のスカランド。地面枠&禁伝スイーパーです。

他に何も言うことないな、、、

3.構築単位での相性

ザシアン軸には最終盤環境以外は有利でしたね。ほぼザシアンサンダーシャンデラを選出していたのですが、その3匹とも相手のザシアンに強く、ザシアンの取り巻きに対してもしっかり戦っていけるので、ほぼ勝てていました。色ザシアンが配布されてからは色ザシアンに対して何勝したかを数えていましたが、対戦に集中して相手のザシアンが色かどうか判別する余裕がなくなってカウントをやめるまで14勝3敗と、かなりの勝率を記録しました。最終盤環境については「4.今期の感想」で詳しく言及します。

黒バドレックス軸には、ガラルファイヤーにふいうちを入れる前までは不利をとっていました。特にタスキわるだくみ型がどうしようもなく、C+2黒バドに対しては、特性の「くろのいななき」もあるので勝てるシチュエーションが相当限られてきます。ただしふいうちを入れてからは、タスキ型ともしっかり渡り合っていけるようになりました。「(相手から)見えない勝ち筋は強い」というのを実感しましたね。

ムゲンダイナ軸は、ザシアンとスカーフランドロスがムゲンダイナを上から縛れて、かつムゲンダイナの取り巻きの鋼タイプにはザシアンの剣舞炎キバで強く出られるので有利でした。ザシアンで3タテする試合もいくつかありましたね。ただダイナがスカーフだと少し厳しくなりますが。

カイオーガ軸もウオノラゴンでカイオーガに対して受け出し→削るという動きからザシアンを通せるようになるので基本有利でしたね。

日食ネクロズマ軸は一見不利なように見えますが、初手にザシアンを出して出し勝ちすれば、剣舞炎キバで後出ししてきた日食ネクロズマに基本勝てるので互角に近いです。HB(?)トリル型は知らん。

イベルタル軸は基本有利です。ゼルネアス軸は微妙ですがさすがに不利ではないんじゃないかな…?

ジガルデ軸に関しては、ジガルデにザシアンを合わせられなくても、ガラルファイヤーで挑発すればいいということに終盤になって気づきました。特段不利ではないはず。

受けループには不利です。ただガラルファイヤーが受けを崩せる型なので、こいつに一縷の望みを託していました。ホウオウ軸ならサンダーで何とかしていた試合が多かったように感じます。ホウオウバンギ@1は無理ですが。

あとはよく分かりません。

4.今期の感想

まず、前期終了後に掲げた目標について。「2ROM最終レート1900↑」だったのですが、まあ瞬間では2ROMで1910と1913を取っていたので、50点というところでしょうか。メインロムは最後溶かしてしまいましたが、後悔はありません。今期は僕が自分史上最強でいられるルールの最終シーズンであり、さらなる高みを目指す最後のチャンスだと思っていたので、2ROM19で保存していたほうが悔いを残すかたちとなったでしょう。構築にも自信がありましたしね。挑戦してよかったと思っています。

次に、今期2つあったであろうターニングポイントについて。1つ目は、黒バド軸が増加していたためガラルファイヤーにふいうちを入れ、サブロムをレート1913までもっていったこと。ふいうちを入れる前、メインロムが早々に(とは言っても25日ですが)レート1900を達成していた一方、サブロムは2000~3000位くらいで鳴かず飛ばずでしたが、入れたとたんにふいうちが活きた試合がいくつか出てきて連勝が続き、28日にレート1900達成。このときは本当に感無量でした。ガラルファイヤーのふいうちが相手視点読まれなくて強いことが分かっていても、飛行打点であるエアスラを抜いて悪技のみにするという決断は少ししにくいものがありましたね。今期随一のファインプレイだと思っています。

2つ目は、やはり最終盤になってメインロムのレートを溶かしてしまったこと。もちろん保存しなかったからというのもありますが、とにかくインファイト抜き・ワイルドボルト抜き個体を前提としたザシアン受け(ドヒドイデ、ファイヤー、ヒードラン、ヒートロトムなど)とザシアンに強いタスキアタッカーやスカーフアタッカー(ガブリアス、マンムー、ガラルヒヒダルマなど)の急増が大きかったと思います。もうこればかりは仕方ないとしか言いようがありません。最終盤になって急に起こった環境変化だったので、構築を大きく変更して対応するには残り日数が短すぎました。そもそも気づいた頃にはもう4桁に引きずり落とされていましたし(ちなみにその後、最終日の対戦を楽しみたくてなんとなく潜っていたら運良く8000位から800位まで戻せてしまいました)。まあサブロムで潜っていたとしても同じような結果になってしまったと思うので、サブロムを保存できただけ良かったんじゃないかなと思っています。負け続けて悔しかったのは当然ですが。やはり最終盤の環境は魔境ですね。

最後に、シリーズ10ルールについて語って締めようかと思います。当初はダイマックスなし禁伝ルールによりザシアンをはじめとした禁止伝説を止められなくなるという声が相次ぎましたが、蓋を開けてみるとダイマなしによってサイクル戦がしやすい神環境。今まで日の目を見てこなかったポケモンが大躍進を遂げたり、それまでも使われていたポケモンでも新しい型が開拓されたりして、非常に面白い3か月でした。このような環境のなかで、自分自身3シーズン連続レート1900↑と結果もついてきて、最高に楽しかったです。

来期以降は4桁の番人に戻っているかもしれないし、公式大会やらダイパリメイクやらでまともにランクマできてすらいないかもしれませんが、これからもポケモンライフを楽しんでいこうと思います。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

犬と鳥とシャンデリアが強い世界線より、愛を込めて







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