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【剣盾S22シングル】縦横無尽スカーフミトムザシサンダー【最終766位、レート1905】

皆さんごきげんよう、ありげいつです。

この垢のアイコンにもなっている上のトレーナーカードの写真は「ありげいつ(そうきょうじょうのすがた)」です。いいでしょー。

という冗談はさておき、S22お疲れ様でした。

今回は、前期のS21に続きS22でも最終3桁&レート1900↑を達成したということで、構築記事を書かせていただきます。来期以降の参考にしていただけると幸いです。

TNひかる(メインロム) 最高レート1890? 最終4桁

TNありげいつ(サブロム) 最終766位、レート1905

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(残念ですが、メインロムの最高レートをはっきりと示すものはありません)

1.構築経緯

今期も前期同様、禁止伝説最強のザシアンを軸としたパーティで戦うことにしました。それに伴いカイオーガ受けのトリトドン、黒バドレックス受けのバンギラスは採用確定。

ここまではかなり早く決まったのですが、ここから頭を悩ませました。

前期のパーティの最大の課題はカバザシサンダーに弱いことだったので、特にカバルドンに打点があるポケモンを採用したいと思っていました。また、前期相手していて嫌だった、ザシアンに対するスカーフ鬼火の動きが強いのではないかと感じ、それも取り入れようとしていました。それでいて天然ヌオーにも打点を持てて、、と考えていったときにこの全ての条件を満たすのが某洗濯機でした。もちろん採用。

カバザシサンダーをメタるだけなら某電子レンジのほうが適任だったかもしれませんが、スカーフ鬼火をしようとしたところでザシアンに120%逃げられるし、ヌオーに打点がほぼないので、悩みながらも不採用としました。

あとはザシアンに投げていくゴツゴツメット持ちクッションと前期の鉢巻悪ウーラオスのような役割を担うアタッカーですね。前者にはゴリランダーに強く、霊獣ランドロスやガブリアスに対してもごまかしが効いて、かつ最強特性せいでんきで麻痺チャンスを狙える原種サンダー、後者には1匹で受けループを半壊させるポテンシャルを持ちながらもスタンパにも選出できるカプ・テテフを採用し、今期の構築が完成しました。

2.パーティ構成

ザシアン@朽ちた剣 ふとうのけん 陽気ASぶっぱ

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167-222(252)-136(4)-×-135-220(252+)

巨獣斬/じゃれつく/インファイト/ワイルドボルト

いたって普通の最速ASザシアンです。構築の性質上、前期よりもザシアンミラーが圧倒的に多かったので最速以外ありえないwwwという感じでした。ミラーの勝率は相当高く、うちのザシアンが絶対に先制して倒してくれると信じて疑わないレベルでしたね。やはり環境のトレンドは耐久振りザシアンなのでしょうか。竜王戦環境から考えると、来期はHSザシアンが増えていくはずなので、あまりザシアンミラーにならない構築を組みたいと思います。

ちなみに、Bに4振ったのはAぶっぱザシアンの巨獣斬を耐える確率を少しでも高めるためです。その点に限ってはHに4振っても意味がないようです。(終盤になるまで知らなかった…)

シーズン中盤(10日すぎくらいまで潜っていなかったので僕にとっては序盤)はインファイトの枠をほのおのキバにしていたのですが、イベルタルが激減したことによってギルガルドもいなくなり、誰に打つんですか? 状態になってしまったため、インファイトに戻しました。ハッサムやメタグロスはインファでもまあいいし、ヒードランなんかインファ切っちゃったらまともに戦えませんからね。せめてパンチ系の技と同じ威力75だったらなぁ。65は弱すぎるよ。

とにかく、うちの絶対的エースでした。彼女の剣で勝利した試合は数知れず。好きです。結婚しよう。


トリトドン@オボンのみ よびみず 図太いHBベース

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218(252)-×-124(196+)-112-110(60)-59

あくび/熱湯/カウンター/自己再生

カイオーガ受け兼物理(特にウオノラゴン)受け。

最初は6番手に配置していたのですが、あまりにもウオノラゴンが出てくるので、2番手にして選出圧力をかけてもらいました。

努力値調整は、HBが陽気ランドの地震2耐え、HDが臆病カイオーガのれいびを超高乱数で3耐え(どちらもオボンの回復は含まず)です。

前期との違いはカウンター(大地の力の枠に採用)ですが、これはガラルヒヒダルマが重すぎた故の対策です。トドン相手には初手からつらら落としで突っ張ってくるダルマがそれなりにいたので、割と刺さりました。まあカウンターの採用率高くないしね。これでザシアンも倒しましたね。

環境には残飯身代わり型が多かったようですが、あくびも強い技ですし(ジオコン積んだゼルネアスにあくびして降参をもらったこともありました)、カウンターをするならオボンのほうがよさげなので、この型になりました。

最終盤では残飯身代わりめいそうカイオーガに逆にカモられだしたので、来期どうしようかなって感じです。逆張りでスカーフオーガ増えてくれないかな。いやワンチャンあるぞ。


水ロトム@こだわりスカーフ ふゆう 臆病ASぶっぱ

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125-×-127-157(252)-128(4)-151(252+)

ボルトチェンジ/ハイドロポンプ/鬼火/トリック

(D4振りはDL調整ですが、この項目を執筆した9/26時点にDL調整していないことに気づき、H4振りから慌てて振り直しました笑)

パーティのキーとなるポケモン。

相手のザシアンにスカーフ鬼火を入れてサンダーでも受けられるようにする、というこの構築のコンセプトを遂行する役割の他にも、ボルチェンでの対面操作や、受けポケモンおよび積みポケモンにスカーフを押し付けて詰ませる役割、そして試合終盤でのスイーパーとしての役割など多種多様な活躍のしかたができるので、上手に使えば非常に強いポケモンです。トリックでナットレイのヨプのみを奪ってザシアンのインファを確定1発にしたり、ちょっと削れたバンギラスのチョッキを奪ってテテフの眼鏡ムンフォでワンパンできるようにしたり、ということもできます。

ただ、こいつを上手に使おうとすると初手から択が発生したりするので、とても難しいポケモンです。地面タイプ(カバルドンやマンムーなど)にボルチェンを打つ選択をすることもザラであり、このような択が試合結果にかなり影響を及ぼすことは多いです。また、受けポケモンなどが出てきたからといって安易にスカーフトリックしてしまうと、ザシアンなどの高速アタッカーを抜けなくなってスイーパーとしての役割が果たせなくなったり、本当にスカーフを押し付けたいポケモンの対処が不可能になったりします。命中不安技も多く、鬼火外したら負け、ドロポン外したら負け、という局面は少なくないです(ドロポンはけっこう当ててくれるので助かっています笑)。

そのような欠点があってもなお強いポケモンであることは間違いなく、禁止伝説の相性的にかなり不利なネクロズマ軸に一応抗っていけないこともないのはこいつのおかげです。前期の最終盤に開拓されたみがまもムゲンダイナにもスカーフトリックが通りやすく、テテフと合わせると受けループに対して相当な強さを誇ります。裏のサンダーで受けられない鉢巻悪ウーラオスを上から焼いたり、ザシアンの天敵であるヌオーや構築単位で重いトリトドンをスカーフトリックで対処、同じく重いマンムーには打点があるなど、まさにかゆいところに手が届く便利屋としての活躍を見せました。


原種サンダー@ゴツゴツメット せいでんき 図太いHBぶっぱ

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197(252)-×-150(252+)-145-110-121(4)

ボルトチェンジ/暴風/熱風/はねやすめ

環境最強の鳥。運ゲーの化身。

S4振りはミラー意識です。後攻ボルチェンより先手ではねやすめすることを重視しました。ちなみにA222ザシアンの+2巨獣斬を超高乱数で2耐えするので、せいでんきも合わせて一応スカーフメタモン対策としています。

暴風は命中70ですが、ないとランドロスなどがどうしようもないので採用。熱風もナットレイにどうしても打点を持たせたかったので採用しました。

相手のトリトドンやサンダーを暴風混乱自傷で無理やり葬ったり、ザシアンに削りを入れて巨獣斬圏内にもっていき、たまに麻痺させて裏のミラー最強ザシアンを通したりしていました。ちなみにガブリアスは、1ターン目にサンダーで突っ張って剣舞している隙にタスキを潰してから、2ターン目にザシアンを投げてスケイルショットを透かしていくという動きで対策としていました。


バンギラス@とつげきチョッキ すなおこし 意地HAD振り

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207(252)-185(116+)-130-×-138(140)-81

かみくだく/ロックブラスト/冷凍パンチ/地震

主に黒バドレックス・ウルガモス受けですが、ホワイトキュレムなどの特殊アタッカーにも役割を持たせました。

こいつだけマジで前期と何も変えていないので言うことはそんなにありませんが、眼鏡黒バドは無理です。環境から消えてください。


カプ・テテフ@こだわりメガネ サイコメイカー 控えめHCベース

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171(204)-×-95-200(252+)-135-122(52)

サイコキネシス/ムーンフォース/サイコショック/シャドーボール

受け破壊の女神。

持ち物は役割からして当然の眼鏡です。Hにしっかり振ることで耐久ダイナのヘド爆くらいなら耐えるようになり(かといってその対面はあまり作りたくないが)、CぶっぱでHBベースムゲンダイナをサイコショックでも落とすことができます。素早さにはS4振りサンダー抜きまで振りました。

技は左3つは確定で、残り1枠が悩んだのですが、ギルガルドやヌケニン、日食ネクロズマ、メタグロスに打点が持てるシャドーボールにしました。後から気づいたのですが、この娘をアーマーガアで見てくる構築にはDダウンの効果があるサイキネとシャドボが刺さり、PPの限界まで打つことで突破の可能性がかなり高まるようです。これがシャドボを採用する最大の利点でしょう。

アーマーガアを倒すだけなら10万ボルトでもいいのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、10万は他のポケモンに通らないので個人的にはナシです。それなり以上に強い受けループ使いは、ヌオーに対してテテフが出てくるとこだわりを警戒して初手まもるから入ります。ここでテテフの技がロックされるのですが、相手の交代読みで10万なんて押したら当然居座られます。受け破壊を役割としたこだわりアイテム持ちポケモンは、できるだけ多くの受けポケモンに通る技を採用するのがベターでしょう。

とにかく、この娘のおかげで受けループにはめちゃくちゃ強い構築になりました。全人類ゴチルゼルなんかよりこの娘を使え。一応受けポケモン以外にも出していけますしね。ちなみにグラードン軸にはほぼ確定で選出していました。テテフでグラードンを削って(または倒して)ザシアンを通していく感じですね。終盤になったらあまり見なくなったけど。

あとトリトドンやちょすいガマゲロゲ入りの構築に出しても強かった。

3.構築単位での相性

対ザシアン軸は取り巻きによって有利不利が変わってきます。メタモンやトリトドンがいる場合は不利でした。

黒バド軸、カイオーガ軸は禁伝の型によって勝敗が決まります。眼鏡黒バドなら誰も受からないので負け、残飯身代わりめいそうカイオーガならトリトドンが起点にされて負けです。それ以外なら有利かな。もしかして今のカイオーガってスカーフ切っていいまである? もしそうならザシアンオーガ対面全部突っ張るけど。

受けループにだけはかなり有利で、当たったら毎回喜んでいました。こんなシーズン初めてです。またネクロズマ軸にはやはり不利ですね。ミトムのスカーフトリックがうまく決まったりザシアンのインファ2発で落とせれば勝てるけど、そうなる試合はそうそうありません。

あとは何とも言えません。

4.メタモン、ゴチルゼルについて

今期で数が増えて何かと話題になった2匹ですし、僕にも思うところがあるので書いていきたいと思います。

まずはメタモンから。

竜王戦環境が進むにつれてメタモン対策をするのは当然という風潮ができたからか、S17では数を減らしていましたが、禁伝が復活したS21で上位の方々が使っていたことにより、また増え始めました。

S21や今期の序盤くらいまでは正直そんなに強くないだろうと思っていましたが、いざ数が増えるとメタモン入り構築にあまり勝てなくなり、強いと言わざるを得ない状況になりました。スカーフはまだいいです。メタモンに巨獣斬を打たせるためにザシアンのHPをしっかり残しながら戦って、裏に巨獣斬を受けられるポケモンを置けばなんとかなるから。ですが同速で勝ってくるタスキメタモンはもうどうしようもないです。

ただ、それでもなお自分で使って強いポケモンだとは思っていません。それは、ただでさえ各禁伝対策などにパーティの枠を割かれるので、強さが相手依存で不確定なメタモンを採用してしまうと枠が圧迫されてしまうということ。

例えばザシアンと天然ヌオーがいる構築には、メタモン1匹ではどうあがいても勝てず、ただの置物になってしまいます。そのようなポケモンに1枠割いて残りの5枠で補完を取れるような構築力は僕にはありません。

むしろ自分だけ7匹採用できればなぁって毎シーズン思っています笑

次にゴチルゼル。

こいつは弱いです。

特性と技だけのポケモンで数値がないので、受けポケモンをカモることしかできないのですが、一応受けポケモン側にも対策があるらしく、抜け殻やダイナのドラゴンテール、ヌオーのグロウパンチ&地震などにはコスモパワー型では勝てません。

安定して出せるのが受けループのみで、ただし勝てるとは限らないとなれば難しいでしょう。メタモンと同じで枠が圧迫されます。相手の受けポケモンをゴチルゼルでキャッチしようとするときに択が生じますし…

あと相手のポケモンをキャッチして終わりって何も面白くないですよ。ポケモンバトルの醍醐味のひとつにサイクル戦があって、ゴチルゼルの存在はそれを真っ向から否定しているように感じますね。

ちなみに僕の構築でゴチルゼルにキャッチされたら詰むポケモンはトリトドンとボルチェン(とトリック?)以外の技でこだわったミトムなのですが、それらのポケモンがキャッチされてしまったときは即降参ボタンを押すことで対策としています。降参ボタン最強。

5.受けループについて

受けループもTwitterで話題になっていたのと、受けループに勝てる構築を使っていたことで考え方が少し変わったので、ここで書いていきます。

ポケモンバトルでは当然勝ったらスカッとしますし、負けたらモヤモヤすると思いますが、対受けループではその度合いが特に強いと感じました。並びが割と固定化されているため、しっかり対策したら面白いように勝てて、対策が不十分だったらほぼ負けるのも影響しているかもしれませんし、試合時間が長引きがちだからかもしれません。

受けループは環境にそこまでいる構築ではありませんが、勝って精神的にいい状態で次の試合に臨むためにも、できる限り対策したほうがいいのではないか、と思います。ポケモンのランクマって上位に上がるためには「勢い」や「流れ」が大事になってくる気がするので。

6.今期の感想

前期に初の19&最終3桁を達成したということで、今期はそれを2ROMでやるのが目標でした。サブロムはかなり上振れて大きな苦労もなく19にのせることができ、メインロムも19チャレまで2回こぎつけたのですが、2回とも通すことができずにその後も負け続けて散ってしまいました。このような結果になってしまったのは僕が単純に弱いというのも当然ありますが、やはりこの構築が終盤になるにつれて環境的に逆風になっていったというのも大きいと思っています。

例えば、チョッキバンギラスとトリトドンは普通は黒バドレックスとカイオーガに有利とされていますが、それをメタる型(黒バドなら眼鏡、オーガなら残飯身代わりめいそう型)が明らかに増えてきて、黒バド軸とオーガ軸への勝率を落としてしまったことはかなり痛かったです。またトリトドンやマンムーなども今期かなり増えていて、対処法がイマイチ定まらないまま最終盤まできてしまいました。明確な対策を打てたのはガラルヒヒダルマだけですね。

このことから、今期ではシーズン途中の環境を正確に把握しながら、それに対して適切な対処をしていくことの重要性を把握しました。今までは作った構築をほぼそのままシーズン最終日まで使いとおしていたのですが、これからは決めたコンセプトは崩さず、かつ上記のことを行うために構築や並びを少しずついじっていきながら試行錯誤していきます。

今期は60試合ちょっとしかしてないロムで結果を残して、780戦ほど潜ったロムはあえなく散るというよく分からないシーズンでしたが、来期は現環境最後のシーズンなので、いい構築とメンタルを用意して悔いのない戦いをしたいです。

あ、ただめっちゃ潜っただけあって、有名強者さんや大物実況者さん方とも対戦することができて楽しいシーズンでもありました。

最後になりますが、今回は Special Thanks として、今期大活躍したミトムを譲って下さった(型を考えるのと育成は一応自分でしましたが)リア友のKくんと、いつも応援してくださっているTwitterFFの皆様に感謝したいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

レンタルチーム、もしよければ使ってみて下さいね。







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