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『やり抜く人の9つの習慣』を読んで

要約

実践的な内容が凝縮されているので、手っ取り早く技術を習得して何かをやりきりたい人におススメです”の帯の記載通り。目標達成に関する情報が凝縮されています。2時間もかからずサクサク読めました。
やり抜くことは能力ではなく習慣が大事。下記の9つの習慣を実行しましょう。9つの習慣それぞれが、科学的に有用である根拠が記載されています。根拠を理解して実行すれば、習慣化の効果は一層高くなります。

1.明確な目標を持っている

「痩せたいなー」だけじゃダメ。「新しい水着で海水浴を満喫するために、8月1日までに5kg痩せる」みたいに目標を具体的にする。あいまいな目標だと人間はあいまいにしか頑張れない。あいまいな目標で頑張れないのは「にんげんだもの」。頑張れない理由を知ったから明確な目標を持てるのも「にんげんだもの」

2.if-thenプランの形で、「いついつになったらやる」と計画している。

最強の計画法。自身振り返ってみても、習慣化できているものの殆どはif-thenプランの形になっている。寝る前に歯を磨く。起きたらうがいをする。もう一度言います。if-thenプランは最強の計画法です。

3.現状と目標までの距離に目を向けて「目標に近づくために何をすべきか」に焦点を当て、モチベーションを維持している。

うーん…、あまりできていない…。
”適切なフィードバックがモチベーション維持につながる。しかし、多くの人がほとんど活用していないのは「面倒だから」「自分の未熟さに向き合わなければいけないから」
ギクッとした。じゃあ、やりましょう。

4.成功できると信じている。同時に、成功は簡単に手に入らないと考えて、努力を怠らない。

”成功はできると信じている。なんとなくできる気がしている”
そんな私は努力を怠ります。

5.最初から完璧を目指さない。失敗を恐れることなく、少しずつでも進歩することを考えている。

”「失敗してもいい」と開き直る”
開き直るのが苦手です。しかし”「失敗してもいい」と考えると、実際に失敗する確率は大幅に低くなるという研究結果がある”と言われますと、「開き直ってみようかな」と思います。

6.どんな能力でも努力で身に着けられると信じている。どんな困難でも「やり抜く力」を持って当たることができる。

4つ目の習慣と似ているようで、こちらは自身の能力をどう捉えているかについて。「自身の能力は固定されていない。努力次第で変化・成長できる」と信じているだけで目標達成が近づく。
HSPで気疲れしやすいのは自身の気質で変えられないと諦めつつ、「変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、そして両者を識別する知恵を与えたまえ」と今日も祈る。

7.意志力も鍛えれば強くなることを知っていて、習慣的に鍛えている。筋力と同じように、意志力も使いすぎれば消耗することを知っている。

目標達成をしまくってきたオバマ大統領でも禁煙は難しい。
・疲れているときは普段より自制心が緩む。
・ちょっとやめるより、きっぱりやめたほうが自制心への負担は少ない。
自分を責めるではなく「そういうもん」と受け入れて、目標達成に適した方法を実行するほうが有益。

8.誘惑をできるだけ近づけないようにしている。意志力で誘惑に打ち勝とうとはしない。

一度買ったポテトチップスを、私たちは食べずにはいられない。
家にないポテトチップスをわざわざコンビニに買いに行くのは面倒。

9.「やらないこと」ではなく「やること」に焦点を置く。

ダラダラとYoutubeを見ないようにする。
ではなく、Youtubeを見たくなったらnoteを書く。
習慣化できたことを振り返っても「〇〇しない」系で成功できていることは少ない。禁煙が難しい理由も同じかもしれない。
自分としては「ミスをしても焦らない」ではなく「ミスをしたら深呼吸する」に早速置き換えたいと思います。

振り返り

「才能が成功に導いた」のではなく、ある種の思考や行動によって自らを成功に導く” 自分へのダメ出しが通常運転の私にとって、やり抜くことができないときは「この根性なしが!」「ほら、またできなかったね」という声が浮かびます。その度に自己嫌悪。自己嫌悪がストレスになって消費行動に逃避。結果、時間だけが過ぎて事態の好転はなし。これをたくさん繰り返してきました。
「自分を責めることに益はない」と知ってから、できる限りそのようなことは控えています。しかし、やり抜く力は大きく変わっていない…。仕事で疲れた帰りの電車や、帰宅して寝床に倒れこんでやることは、自分を責めることを控えるようになってからも変わりなく、自分の価値観と結びついているかよくわからない消費行動を繰り返しています。
今後フリーランスとしてやっていくに際して、このままではより人生が厳しくなってしまう…、という思いが、この書籍をAmazonから私に呼び寄せたのだと思います。
さあ、知識を行動に変えよう。

ハイディ・グラント・ハルバーソン『やり抜く人の9つの習慣』株式会社ディスカバー・トゥエンティワン 2017年

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