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巴霊徒之厳金槌と屍綾贄ヶ憤潮 零:序文

混乱の中、産まれた一卵性双生児の女の子が二人いた。戦々恐々とする殺伐とした世界で、その二人は片方は北欧、片方は東洋に里子に出され、それぞれシスターと巫女として教会と寺院に引き取られる。終わらない民族差別とは格差社会、戦争、紛争の中、神に祈りを捧げることに身をやつした。二人は住む場所は違えど、同じ責務と使命のもと、互いの励まし合い手紙ではあれど、互いの思いを伝えあっていた。

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