見出し画像

より価値のあるもの

我々教員の世界にも各教科やクラス運営、分掌、行事などと、様々な教師のみぞ知るhow toが存在します。

そして、それらは先輩から教えてもらったり、盗み見したりするだけではなく、本屋に行けばたくさんの方法論や考えに触れることができます。

また、経験値としても同じ手法で10年間授業をしている教員よりは、様々な方法を試しながら分析・修正をしている10年経験者の教員の方が、より質の高い教授法を獲得しているはずです。


私自身も初任校までは研究が大好きで様々な方法にチャレンジして、自身の成長を感じるのが大きなやり甲斐でもありました。

そしてこうすると、生徒はこれができるようになる、成績が上がるなどといったコツも掴んできました。


初任校にいた頃は、先輩よりいい授業をしたいし、年下の自分に方法をたずねられることはない。だったら、この〇〇の方法はすごく効果が高いんだけど、教えてあげなーい。
 みたいな、

自分自身だけが知っていることに優越感を感じていました。


ところが2校目になり、中堅に近づくにつれてこのように感じるようになりました。

「効果のある手法を、同じチームである同僚に広め、納得してもらい、多少効果は下がっても、共通して実践できることはすごく価値が高いこと」なのではないか。

もちろん、教員側の個性を大切にするべきでありますが、みんなが納得する方法論にたどり着くというのは、チームとして大切にすべきだと感じます。

チームの共通価値とは難しいことですが、議論を通じて見つけてこれからいきたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?