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#57 Tokyoとこれからの野望と

泊まったビジネスホテルの大浴場に、
完全に透明な小さな魚がいたことを
確認した

エンタメ写真家のwallyです。
(何でお湯で生きてんの

僕の旅は相変わらずだ。

必ず出発はギリギリで、
持ち物の多さに苦しんで、
スムーズに進んだことがない。

人生はとりあえず体験だと思い、
普段取らない飛行機の席を少しいいクラス
(JAL便でJクラスというやつ)
にしたら、リラックスできると思ったのに、
スーツ着た親父たちに囲まれるハメに。

親父臭に囲まれた中始まった旅。
天気も雨、
気分は沈んでいる。

東京着いてもギュウギュウの満員電車に
つかまってしまった。

しかし、たまたま周りが女性だけという
ハーレム状態になり、
電車が大きく揺れるたびに
女子高生が僕の胸に飛び込んできて
『すいません』と言ってきたが、
僕の心の中は
大きな声で『ありがとう』だった。

時を戻そう。

今回のTokyo旅の大きな目的はこれ

そう、満員電車で女子に触れるためではない。
『東京キモノショー2022』を見に来たのだ。

きっかけは、今地元のお着物屋さんと
お仕事を一緒にさせて頂いていて、

『このキモノショーに出展するんよ』

と聞いた時、
面白そうだからついて行きたい。』

そんなきっかけだ。
思ったらすぐ自由に行動できるのは
フリーランスの特権だなと感じた。

実は目的はもう一個あって、

https://www.ippodogallerytokyo.com/ja/artists/37-/works/

こちらの作品を撮ってる、
鞆岡隆史さんに会うことだった。

昔の知り合いでも何でもない。

僕が愛用してるゲタを作ってくれてるご主人が、

ご主人『面白い人いるけど会ってみる?』

俺『はい、ぜひ!』
(この間0,2秒)

そう、俺は東京に
どこの何してる誰か分からない人に
会いにきたのだ。

人生にはノリというものも大事だ。
そうだろう?

しかし僕から会いたいとオファーしたにも
関わらず、
会った時にお互い『誰だお前は』
というのは回避したかったので、
大人な俺は事前調査をしっかりしたのだ。

すると、プロフィールと見た時に
驚愕した。

京都府長岡京市生まれ
1994 京都精華大学美術学部卒業
コマーシャルフォトスタジオにて山下順に師事
1998 写真の古典技法を学ぶため小西裕典に師事
2013 パシフィックアジア美術館で個展(California, USA)
雑誌掲載:ELLE DÉCOR (USA)、AD(ドイツ)など
収蔵:サンディエゴ写真美術館(San Diego, USA) /
イエール大学アートギャラリー(New Haven, USA) /
パシフィックアジア美術館(California, USA)

えっ、成功者やん。
海外で個展してますやん、
なんか作品収蔵されてますやん、
有名雑誌載ってますやん、

、、、この人に今から会うの?

緊張というよりは、せっかく会うなら、
僕と過ごす時間を、
有意義な時間と思ってくれるようにしたい。

そう思って、事前にいくつか質問も用意していった。
(さすが俺

実際会うと優しい印象の方だった。

当然ながら第一声は、
『何、、、話しましょうかね?w』
だった。

あぁそうだ、想定内の出来事だ。

しかし僕がここで聞きたかったことは、
写真を撮る上での成功法やスキルの取得ではない。

今までどんなこと考えて、
どんな出会いがあって、
どんな人生を歩んできたのか。

つまり、その人の人生で起こった
『点』という名の色んな出会いや経験が、
上手く掛け合わさって『線』になる瞬間。

この現象に興味が湧いたのだ。

話すと本当に楽しい時間だった。

幼少期から草花が好きだったこと、
絵を描くのが好きだったこと、
大学で写真を始めたこと、

それらの点が掛け合わさって、

このような作品が生まれたのだ。

作品名つけるの嫌だし『無題』もダサいから
何もつけたくない。

海外で先に展示した方が、
逆輸入的に、日本でも評価されるんじゃないかって。

メインの草花を引き立たせるために、
余白を考えてたが、
余白のことばかり考えてしまって、
今はもしかしたら草花ではなく、
余白を撮っているのかもしれない。

作品が売れて、
そのお金で作品が作れたらいいよね。

気づけば、3時間以上話していた。
お昼ご飯も食べてなかったが
気にならなかった。

成功していると思ったその方でも、
まだ色々悩んでいて、
考えてて、

僕もまだまだ走り続けないと。
そう思わされた。

話してて分かったのは、

自分が本当にやりたい事、
表現したい事に気づくこと。

食事も、寝る暇さえも削って
夢中になれるもの。
今の僕には、まだそれが何か分からない。
まだ気付けてない。

けどいくつか見つけたことはある。

人に驚きと感動を与えたい。
見たことない物を作りたい。

これは僕の根底にあるもの。

それも踏まえてやろうと決めたことがある。

遊園地のような、体験型の個展をしよう。

光や、色や、香り、音で楽しめる展示だ。

お金はクラファンで集める事にした。

あとは、『何を表現するか』

まだ分からない、
けど何かあることを信じて
明日からも突き進んで行こうと思う。

いつか近い未来、
このブログを見て、
『俺のスタートはこの時だったな』
と振り返れる、大きな男になりたいなと思う。

さて、ブログを書いてたら
もう深夜2時前だ。

キモノショーでも何か得れるだろうか?

分からないけど、、、
この足は止まれない。

まずは寝坊しないために寝るぞ俺は、

美容は睡眠からというしね。

photographer wally

It's never too late to start.



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