ミッドサマー

ミッドサマーを観て

ついに公開されましたね。ミッドサマー。

公開最初の土曜日に見に行ったのですが予想通り満席でした。前作のへレディタリー 継承 がヒットしたアリ・スター監督の新作ということ、ホラー映画とは思えない美しい色使いが印象的なCMもあり注目度はかなり高いでしょう。

しかしそれとは裏腹に上映中に何人もの人が耐えられずリタイアしていく姿も見られました。

そんなそんなミッドサマーを観た私が、自分なりに解釈して本作品を語っていきたいと思います。

しかしながら本作品

非常に語る要素が多すぎるため(笑)、今回はあらすじも込みで3つに分類して話していきます。

作品のネタバレを極力ナシにした感想なのでまだ観ていない人も読んでいただいてどんな映画か想像を膨らませて映画館に足を運んでいただけると幸いです。 

本日のお品書き
⓵あらすじ
⓶映像で語るアリ監督
⓷これはホラーじゃない!!

⓵あらすじ

主人公であるアニーは恋人と、恋人の友人の故郷であるスウェーデンで開かれる90年に一度の夏至の祭典に招かれます。陽が沈まない白夜の中、美しい花が咲き乱れ、白い民族衣装を着た住民が歌い踊る。そんなまさに楽園のような場所で、一同は暖かく向かい入れられ、大きな祭典を共に満喫します。しかし、時が経つにつれその村の風習の恐ろしさが明らかになっていく…



②映像で語るアリ監督


今作の特徴として言えるのが、登場人物の会話ではなく描写や壁画などに物語のヒントが隠されている点です。さりげないカメラのまわしにも意味があったりします。ボーっと観ていると、あっという間にクライマックスにになりわけの分からないまま映画館を後にすることになってしまいます。笑  
その点を踏まえてよく目を凝らして映画を見るとかなり楽しめると思います。友人と共有すると尚いいですね。

もう一点映像関連で言うのであればとにかく美しい!!!!  
「え、これホラー映画なの??入るスクリーン間違えた?」ってくらい美しいです。白夜ということもあり、基本暗いシーンがなく燦々と照る太陽のもとで物語が進んでいきます。美しい人、民族衣装、花々これだけ見ればヨーロッパの田舎をテーマにしたヒューマンドラマのようです。その普段と違う環境で起こる恐怖体験が普段と違った感情を照らしていくのが本作の最も特徴的な部分と言えるでしょう。
 



③これはホラーじゃない!!!

私が本作を観終わって感じたことは「これ、ホラー映画じゃなくね??」と言うことです。本作は本国ではフォークホラーというジャンルに位置付けられています。しかし、内容からいうと私にとってはホラー要素はなく強いていうのなら暴力的なシーンがあるだけです。なのんで私はこの映画は主人公アニーの民族との出会いとそれによる成長をを描いたヒューマンドラマのように感じました。
ここがこの作品の面白い点だと思います。本作はホラー、カルト、ヒューマンドラマ、視点を変えてみるだけで様々な要素が散りばめられており、人によって感じるものは様々だと思います。

まだまだ語りたい点はいくらでもあるのですがこれ以上話すと物語のネタバレになってしまうのでこのくらいにしておきます。
エログロが大丈夫な方は是非映画館に足を運んでいただきたい歴史に名を刻むであろう一作!!
私的にはへレディタリーも合わせてみていただきたいです。

それでは