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ウォーキングシューズの選び方

ウォーキング教室やパーソナルトレーニングでよく聞かれる質問の1つが靴の選び方です。
最近、マラソンや駅伝では厚底シューズが支流となっており、それを履いてウォーキングをしている方を時折見かけます。
ですが、ウォーキング療法士では厚底シューズをお勧めしていません。
また、シューズを買いに行く時間帯も指定しています。
それはどのような理由があるのでしょうか?
本日は靴について整理していきましょう。

厚底シューズはお勧めしない理由

まず前提条件として考慮しておきたいポイントが
ランニングとウォーキングの違いです。
以前も定義しましたが、
ランニングは両足が地面から離れている時間があります。

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一方でウォーキングはどちらかの足が地面に接しています。

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ランニングはジャンプしている時間があり、その分衝撃が強くなります。そのため、クッション性が良い靴が好まれます。
しかし、ウォーキングでは、ジャンプしていないため靴にクッション性を求める必要がありません。逆にクッション性が高すぎると、砂浜の上を歩いているようになり、足の疲労の原因となります。


どのような靴がいいのか?

靴の底は3センチ位を目安にしていただき、実際にシューズの内側から底を押してみましょう。その中で柔らかすぎないものを選びます。
さらに、母趾のMP関節あたりがしっかりと曲がる靴を選ぶとより効率の良いウォーキングが可能となります。

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選ぶ時間帯

ウォーキングシューズを買いに行く時間帯は夕方をお勧めしています。
それは浮腫を考慮したいためです。
今回紹介する
勤労女性における下肢のむくみと疲労に関する研究
では

全被験者19名の就労前後のVASの主観評価の結果は,20 項目中16 項目で不快感が有意に増加した.就労姿勢別の解析では,デスクワーク群9 名に比して立ち仕事群10 名の就労前後の不快感上昇が,足首周囲長,ふくらはぎ周囲長,下肢の重さ,ふくらはぎの痛み,足首の痛み,土踏まずの痛みの7 項目で有意に増加していた

と報告があります。
ウォーキングシューズは足にピッタリのサイズをお勧めします。
そのため、1日の中で最も浮腫んでいる、つまり足が大きくなっている夕方に買いに行くことをお勧めしています。

まとめ

ウォーキング療法士は、ウォーキングを通して社会貢献をしていきます。
そのためには、様々な質問にお答えすることも必要です。道具の知識を増やしていくこともその一つです。
そのため、講義では靴の選び方、紐の結び方をお伝えしています。

ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

ウォーキング療法士の詳細はこちらから
https://iairjapan.jp/wt/

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