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遅ればせながら

ハハの友人が「今年も味噌を仕込むつもりやったのに、作りそびれてもう3月やわ」とポツリ。それを聞いて「何か、同じこと言うてる人が居てるわ」とハハ。

そんな会話がきっかけで、今年の味噌作りは私とハハの友人という奇妙な組み合わせで一緒にすることになった。工程は難しいものではないけれど、味噌作りは一人でするものではないと常々思う。一人ですると労働で、二人以上だとお祭り。お祭りは人数が多いほど盛り上がる。

私は10年以上前にベジフルというジューサーを購入している。重たいしかさばるし、でも、年に何度かはちゃんと出番がある。断捨離を心がけているけれど、壊れたらきっと私は2台目を買うだろうと思う。居てくれるだけで心が豊かになる、そんな存在の家電。

年末に、ベジフルを使って味噌作りをしたら楽だったという記事をどこかで読んだ。それ以来、今度の仕込みはベジフルで大豆を潰そうと決めていた。それが、大当たりだった。

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今までのブレンダーやミキサーでしていたものと比べて、粒々や皮が全く気にならない、理想の潰れ具合。ニョロニョロと出てきて、何やらメチャメチャ楽しい。ベジフルのトリセツにはそんなことが一言も書かれていないから、思いもつかなかった活用法。長い付き合いなのに…。味噌作りで一番難儀する工程が、一番楽しいものになった。

いつ見ても、惚れ惚れしてしまう私の宝物の杉樽。ああ、美しい。

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