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Daily PLANETS

宇野常寛/PLANETSが毎朝お届けするウェブマガジン。猪子寿之、落合陽一、古川健介ほかたくさんの仲間と未来を考えます。
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2018年7月の記事一覧

男と食 10 | 井上敏樹

男と食 10 | 井上敏樹

平成仮面ライダーシリーズなどでおなじみ、脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』。鮑(あわび)をこよなく愛する敏樹先生。「鮑は長時間蒸すと味が薄くなる」という北大路魯山人の言が本当なのかを確かめるために、蒸し時間に差を付けた鮑の食べ比べに挑戦します。

「平成仮面ライダー」シリーズなどで知られる脚本家・井上敏樹先生による、初のエッセイ集『男と遊び』、好評発売中です! PLANETS公式オンライ

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音楽フェス、都市型バーベキュー、フリークライミング――〈アウトドア〉は社会をどう変えたのか(アウトドアカルチャーサイト「Akimama」滝沢守生インタビュー・前編)(PLANETSアーカイブス)

音楽フェス、都市型バーベキュー、フリークライミング――〈アウトドア〉は社会をどう変えたのか(アウトドアカルチャーサイト「Akimama」滝沢守生インタビュー・前編)(PLANETSアーカイブス)

今朝のPLANETSアーカイブスは、音楽フェスからアウトドアまでを幅広く扱う情報サイト『Akimama(アキママ)』を運営する株式会社ヨンロクニ代表・滝沢守生さんのインタビューです。日本にアウトドアカルチャーが定着するまでの過程や、2000年代以降のアウトドアシーンで野外音楽フェスが果たした役割について、お話を伺いました。
※この記事は2016年5月19日に配信した記事の再配信です。

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文鳥社・牧野圭太 「人を人らしくする」文化を生み出す、ブランドデザインのための思考 | 長谷川リョー

文鳥社・牧野圭太 「人を人らしくする」文化を生み出す、ブランドデザインのための思考 | 長谷川リョー

編集者・ライターの僕・長谷川リョーが(ある情報を持っている)専門家ではなく深く思考をしている人々に話を伺っていくシリーズ『考えるを考える』。今回は株式会社文鳥社代表で、「文鳥文庫」や「旬八青果店」など、事業開発とクリエイティブを掛け合わせる業態を目指す牧野圭太さんにお話を伺います。ブランドデザインや組織づくりの手法、旧態依然とした広告業界の構造などを幅広く辿りつつ、あえて中断する“肉体的思考”の可

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【インタビュー】AR三兄弟・川田十夢 〈芸能〉を拡張する――笑いの更新としての『テクノコント』(後編)

【インタビュー】AR三兄弟・川田十夢 〈芸能〉を拡張する――笑いの更新としての『テクノコント』(後編)

テクノロジーによってお笑いを拡張した舞台『テクノコント』を企画した、AR三兄弟の川田十夢さんへのインタビューです。後編では、初めて「死」というテーマを扱った意図や、舞台からのシングルカットとしての社会実装の可能性、他ジャンルの作家とのコラボから得ているものについて、お話を聞きました。(構成:米澤直史/菊池俊輔)。
※前編はこちら

捨てられた技術によって「死」を描く―『捨てスマートスピーカー』――

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いま再編されつつある「フィクションと人間の関係」とは?――成馬零一、宇野常寛の語る『ど根性ガエル』(PLANETSアーカイブス)

いま再編されつつある「フィクションと人間の関係」とは?――成馬零一、宇野常寛の語る『ど根性ガエル』(PLANETSアーカイブス)

今朝のPLANETSアーカイブスは、ドラマ『ど根性ガエル』をめぐる成馬零一さんと宇野常寛の対談をお届けします。現代におけるファンタジーの機能・役割とは? 過去作『銭ゲバ』『最後から二番目の恋』『泣くな、はらちゃん』を経て、脚本の岡田惠和がこの『ど根性ガエル』の劇中で出した「結論」について語りました。初出:『サイゾー』2015年11月号
※この記事は2015年11月24日に配信した記事の再配信です。

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【対談】福嶋亮大×張イクマン 〈都市〉はナショナリズムを超克しうるかーー「辺境の思想」から考える(後編)

【対談】福嶋亮大×張イクマン 〈都市〉はナショナリズムを超克しうるかーー「辺境の思想」から考える(後編)

6月1日に『辺境の思想 日本と香港から考える』を共著で上梓した、福嶋亮大さんと張イクマンさんの対談をお届けします。後編では、〈東洋のアジール〉としての戦前の東京に言及しながら、近年顕著になりつつある昭和的な共同幻想への回帰願望、さらに、都市の「散歩」が持つ思想的な可能性について語り合います。(構成:佐藤賢二) ※前編はこちら

※本記事は、配信時に編集部の手違いにより、一部不正確な記述がありました

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【インタビュー】AR三兄弟・川田十夢 〈芸能〉を拡張する――笑いの更新としての『テクノコント』(前編)

【インタビュー】AR三兄弟・川田十夢 〈芸能〉を拡張する――笑いの更新としての『テクノコント』(前編)

テクノロジーによってお笑いを拡張した舞台『テクノコント』を企画・開発した、AR三兄弟の川田十夢さんへのインタビューです。『テクノコント』で、メディアアート的な枠組みを超えて「芸能」を志向した理由や、各演目に込められた意図、テクノロジーを通じた「お笑い」の表現の可能性など、さまざまなお話をうかがいました(構成:米澤直史/菊池俊輔)

『テクノコント vol.1 mellow Yellow Magic

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キャラクター認識論・感情論 | 三宅陽一郎

キャラクター認識論・感情論 | 三宅陽一郎

ゲームAIの開発者である三宅陽一郎さんが、日本的想像力に基づいた新しい人工知能のあり方を論じる『オートマトン・フィロソフィア――人工知能が「生命」になるとき』。自己像を外界から切断する西洋型認識論と、主体と外界が溶け合う東洋型認識論を比較しながら、感情の働きや自己投影を通じて、知性が世界へと干渉するプロセスを読み解きます。

オートマトン・フィロソフィア――人工知能が「生命」になるとき
第六章 キ

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ゲームにとって快楽とは何か――「快楽」説の検討(1) | 井上明人

ゲームにとって快楽とは何か――「快楽」説の検討(1) | 井上明人

ゲーム研究者の井上明人さんが、〈遊び〉の原理の追求から〈ゲーム〉という概念の本質を問う「中心をもたない、現象としてのゲームについて」。ゲームを構成する様々な要素は、快楽の観点からゲームそのものと区別することはできるのか。これまで議論してきた強化学習プロセスをさらに拡張し、社会の中で自己生成し続ける運動の原理としてのゲームのあり方を考えます。

井上明人『中心をもたない、現象としてのゲームについて』

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【対談】福嶋亮大×張イクマン 〈都市〉はナショナリズムを超克しうるかーー「辺境の思想」から考える(前編)

【対談】福嶋亮大×張イクマン 〈都市〉はナショナリズムを超克しうるかーー「辺境の思想」から考える(前編)

6月1日に『辺境の思想 日本と香港から考える』を共著で上梓した、福嶋亮大さんと張イクマンさんの対談をお届けします。日本と香港は歴史上、西欧や中国の「辺境」にあり、それは文化的・経済的な強みでもありました。東日本大震災(2011年)と雨傘運動(2014年)以降の、「二つの辺境」の思想状況を考えます。(構成:佐藤賢二)

書誌情報

『辺境の思想 日本と香港から考える』(Amazon)
頼れる確かなも

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10年後にたどり着いた〈幸福な関係〉? 復活バンドブームは何をもたらしたか(市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』第16回)

10年後にたどり着いた〈幸福な関係〉? 復活バンドブームは何をもたらしたか(市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』第16回)

80年代以降の日本の音楽を「V系」という切り口から問い直す、市川哲史さんと藤谷千明さんの対談連載『すべての道はV系に通ず』。近年、LUNA SEAやX JAPANなど、V系全盛期を築いたバンドの再結成が相次いでいますが、約10年ぶりの再起動をどう捉えるべきなのか。V系バンドの「再結成」のあり方を議論します。(構成:藤谷千明)

【告知】「すべての道はV系に通ず」が書籍になります!本メルマガの内容に

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堤幸彦 悪ふざけと革命願望(2) | 成馬零一

堤幸彦 悪ふざけと革命願望(2) | 成馬零一

ドラマ評論家の成馬零一さんの連載『テレビドラマクロニクル(1995→2010)』。第2回では、『ケイゾク』『池袋ウエストゲートパーク』『TRICK』などで知られる映像作家・堤幸彦を取り上げます。1995年に「土9」枠でヒットした『金田一少年の事件簿』は、以降のキャラクタードラマの先駆けとなる、画期的な作品でした。

テレビドラマクロニクル(1995→2010)
第2回 堤幸彦 悪ふざけと革命願望(

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教育。まだ見ぬ幸せを、その手に。~第3期教育振興基本計画を読み解く~ | 橘宏樹

教育。まだ見ぬ幸せを、その手に。~第3期教育振興基本計画を読み解く~ | 橘宏樹

現役官僚の橘宏樹さんが「官報」から政府の活動を読み取る連載、『GQーーGovernment Curation』。今回のテーマは「教育」です。6月15日に閣議決定された「第3期教育振興基本計画」(2018-2022年) を、第1期(2008-2012年 )、第2期(2013-2017年)と比較しながら、この10年の間に国が掲げる教育のビジョンが、どのように変化したかについて検討します。

橘宏樹『G

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もはやサブカルチャーは「本音」を描く場所ではなくなった――『バケモノの子』に見る戦後アニメ文化の落日(宇野常寛×中川大地)(PLANETSアーカイブス)

もはやサブカルチャーは「本音」を描く場所ではなくなった――『バケモノの子』に見る戦後アニメ文化の落日(宇野常寛×中川大地)(PLANETSアーカイブス)

今朝のPLANETSアーカイブスは『バケモノの子』をめぐる評論家の中川大地さんと宇野常寛の対談をお届けします。『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』などでヒットを飛ばし、ポストジブリの最右翼と目される細田守監督とスタジオ地図。その最新作が逆説的に示してしまった戦後アニメ文化の限界とは?
初出:「サイゾー」2015年9月号(サイゾー)
※この記事は2015年10月7日に配信した記事の再配信です

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