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Daily PLANETS

宇野常寛/PLANETSが毎朝お届けするウェブマガジン。猪子寿之、落合陽一、古川健介ほかたくさんの仲間と未来を考えます。
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2018年5月の記事一覧

第二章 ミニ四駆(2)「ミニ四駆のコックピットには誰が乗っているのか」 | 池田明季哉

第二章 ミニ四駆(2)「ミニ四駆のコックピットには誰が乗っているのか」 | 池田明季哉

デザイナーの池田明季哉さんによる連載『"kakkoiiの誕生――世紀末ボーイズトイ列伝"』。第一次ミニ四駆ブームと『ダッシュ!四駆郎』について論じた前回に続いて、今回は第二次ブームと『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』とフルカウルミニ四駆が宿した「キャラクター」性に迫ります。

"kakkoii"の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝
第二章 ミニ四駆(2)「ミニ四駆のコックピットには誰が乗っているのか」
 

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デザインエンジニア・ 緒方壽人が説く“越境性×専門性”の仕事論 | 長谷川リョー

デザインエンジニア・ 緒方壽人が説く“越境性×専門性”の仕事論 | 長谷川リョー

編集者・ライターの僕・長谷川リョーが(ある情報を持っている)専門家ではなく深く思考をしている人々に話を伺っていくシリーズ『考えるを考える』。前回は「インナーテクノロジー(人間の内的変容に関する理論)」を探求する三好大助さんに“自らの全体性を祝福する技術”の可能性を語っていただきました。今回はデザイン・イノベーション・ファーム「Takram」のデザインエンジニア・緒方壽人さんにお話を伺います。デザイ

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宇野常寛「本当は色彩を帯びていた『多崎つくる』――村上春樹が見落とした新しいコミットメント(PLANETSアーカイブス)

宇野常寛「本当は色彩を帯びていた『多崎つくる』――村上春樹が見落とした新しいコミットメント(PLANETSアーカイブス)

今回のPLANETSアーカイブスは、宇野常寛による『色彩を持たない多崎つくると、 彼の巡礼の年』論をお届けします。なぜ村上春樹は決定的な問いを避け続けてしまうのか。常に物事から距離を置く主人公が葛藤を乗り越えて他者と関わろうとする、作者の二十年来のテーマを扱いながらも中年男性の自己回復の物語に終始してしまった本作について宇野常寛が考察します。
※この記事は2013年12月9日に配信した記事の再配信

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宇野常寛『観光しない京都』第2回 世界でいちばんおいしいお好み焼き屋さん  【不定期配信】

宇野常寛『観光しない京都』第2回 世界でいちばんおいしいお好み焼き屋さん 【不定期配信】

本誌・編集長の宇野常寛に連載『観光しない京都』。今回は宇野が世界が終わる日の最後の食事にしたいというほどおいしい、京都の等持院近くの「ジャンボ」というお好み焼き屋さんの紹介です。名前の通り量が多いのが自慢ですが、その真価は味にあり。20年来の常連である宇野が写真入りで詳細にレポートします。
※前回の記事はこちら。

「地球最後の日」に食べたいお好み焼き
 以前僕がよく出演していたNHKの番組に「日

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【対談】加藤裕康×中川大地 日本で〈eスポーツ〉を定着させるには?———ゲーム文化と産業の本質から(後編)

【対談】加藤裕康×中川大地 日本で〈eスポーツ〉を定着させるには?———ゲーム文化と産業の本質から(後編)

写真提供:映画『リビング ザ ゲーム』
横浜シネマリン(〜5/25)ほか、山口情報芸術センター[YCAM](5/18〜20)、シネモンド(金沢市・5/26〜6/1)にて順次公開
ⓒWOWOW/Tokyo Video Center/CNEX Studio

『ゲームセンター文化論』の著者でゲームセンター研究の第一人者である社会学者の加藤裕康さんと、『現代ゲーム全史』の著者である評論家の中川大地さんの

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「不動産プランナー」の仕事とは? | 岸本千佳

「不動産プランナー」の仕事とは? | 岸本千佳

今回から、不動産プランナーの岸本千佳さんによる新連載『都市を再編集する』が始まります。使い道のわからない建物の活用を企画段階から管理・運営までトータルプロデュースをしている岸本千佳さん。所有している側と利用する側、そしてその建物がある街までもを幸せにすることを目指す岸本さんの活動について語っていただきました。

【新連載】 岸本千佳『都市を再編集する』
第1回「不動産プランナー」の仕事とは?

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「男と女」を描くことで〈社会〉が描ける――『問題のあるレストラン』が示した画期(成馬零一×宇野常寛)(PLANETSアーカイブス)

「男と女」を描くことで〈社会〉が描ける――『問題のあるレストラン』が示した画期(成馬零一×宇野常寛)(PLANETSアーカイブス)

今回のPLANETSアーカイブスは、2015年に話題となったドラマ『問題のあるレストラン』をめぐる、ドラマ評論家・成馬零一さんと宇野常寛の対談をお届けします。ドラマ界で「男と女の対立」というフレームを描く作品が重なったなか、なぜ本作は突出できたのか? 脚本家・坂元裕二の作品歴をヒントに考えていきます。(文:橋本倫史)
初出:「サイゾー」2015年5月号(サイゾー)
画像出典:問題のあるレストラン

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宇野常寛『汎イメージ論 中間のものたちと秩序なきピースのゆくえ』第四回 吉本隆明と母性の情報社会(1)【金曜日配信】

宇野常寛『汎イメージ論 中間のものたちと秩序なきピースのゆくえ』第四回 吉本隆明と母性の情報社会(1)【金曜日配信】

本誌編集長・宇野常寛による連載『汎イメージ論 中間のものたちと秩序なきピースのゆくえ』。今回からは、「戦後最大の思想家」吉本隆明の代表作「共同幻想論」と、FacebookやLINE、TwitterといったSNSに象徴される現在の情報化社会との接点を探ります。 (初出:『小説トリッパー』 2018 春号 2018年 3/25 号 )

1  なぜいま「吉本隆明」か さて、連載二回分を費やした猪子寿之

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駆け引き(学習説の他説との整合性④-2) | 井上明人

駆け引き(学習説の他説との整合性④-2) | 井上明人

ゲーム研究者の井上明人さんが、〈遊び〉の原理の追求から〈ゲーム〉という概念の本質を問う「中心をもたない、現象としてのゲームについて」。今回のテーマもゲームに欠かせない「駆け引き」です。ルールの更新や不平等の不可視化によって「公平性」を感じさせ、自発的学習を促そうとするそれぞれのゲームの戦略について井上さんが解説します。
※駆け引き(学習説の他説との整合性④-1)はこちら

井上明人『中心をもたない

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【対談】加藤裕康×中川大地 日本で〈eスポーツ〉を定着させるには?———ゲーム文化と産業の本質から(中編)

【対談】加藤裕康×中川大地 日本で〈eスポーツ〉を定着させるには?———ゲーム文化と産業の本質から(中編)

写真提供:映画『リビング ザ ゲーム』
横浜シネマリン(〜5/25)ほか、山口情報芸術センター[YCAM](5/18〜20)、シネモンド(金沢市・5/26〜6/1)にて順次公開
ⓒWOWOW/Tokyo Video Center/CNEX Studio

『ゲームセンター文化論』の著者でゲームセンター研究の第一人者である社会学者の加藤裕康さんと、『現代ゲーム全史』の著者である評論家の中川大地さんの

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『たかまつななの新米ディレクター月報』 第2回  NHKに入局しました

『たかまつななの新米ディレクター月報』 第2回 NHKに入局しました

お笑いジャーナリストであり、テレビ局のディレクターでもあるたかまつななさんの『たかまつななの新米ディレクター月報』。NHKで働きながらも自身の立ち上げた株式会社 笑下村塾の仕事も忙しくこなしていたたかまつさんでしたが、そんななか笑下村塾の新社長が急病に倒れます。疑念を感じながらも組織に迎合していく自分、笑下村塾のピンチ。たかまつさんが今の心境を赤裸々に語ります。

「もう、NHK辞めた方が良いんで

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【対談】泉幸典×三宅陽一郎 いつか僕らはロボットと服について語り合うだろう(PLANETSアーカイブス)

【対談】泉幸典×三宅陽一郎 いつか僕らはロボットと服について語り合うだろう(PLANETSアーカイブス)

今朝のPLANETSアーカイブスは、人工知能開発者の三宅陽一郎さんと泉幸典さんの対談です。ロボットユニフォームブランド「ROBO-UNI(ロボユニ)」の開発をする泉幸典さんは、ロボットに服を着せるという行為がロボットと人間の関係をより良い形に変えると考えています。ロボユニの開発秘話から、ユニフォームの果たすシンボル的な役割や内包する文化、ロボットが作る未来のカウンターカルチャーの可能性まで、縦横無

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宇野常寛『汎イメージ論 中間のものたちと秩序なきピースのゆくえ』第三回 チームラボと「秩序なきピース」(後編)(2)【金曜日配信】

宇野常寛『汎イメージ論 中間のものたちと秩序なきピースのゆくえ』第三回 チームラボと「秩序なきピース」(後編)(2)【金曜日配信】

本誌編集長・宇野常寛による連載『汎イメージ論 中間のものたちと秩序なきピースのゆくえ』。人間と人間、人間と事物、事物と事物の境界線を消失させようとしているチームラボ。その試みは、究極的には人類が直面している最後の境界線、時間的な境界の無化へとつながっていきます。
(初出:『小説トリッパー』 冬号 2017年 12/30 号)

 人間と人間、人間と事物、事物と事物の境界線の消失——これらが達成され

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【対談】加藤裕康×中川大地 日本で〈eスポーツ〉を定着させるには?———ゲーム文化と産業の本質から(前編)

【対談】加藤裕康×中川大地 日本で〈eスポーツ〉を定着させるには?———ゲーム文化と産業の本質から(前編)

写真提供:映画『リビング ザ ゲーム』
シアター・イメージフォーラム(5/11まで)、横浜シネマリン(5/12〜25)ほか全国にて公開中
ⓒWOWOW/Tokyo Video Center/CNEX Studio

今回から、『ゲームセンター文化論』の著者でゲームセンター研究の第一人者である社会学者の加藤裕康さんと、『現代ゲーム全史』の著者である評論家の中川大地さんの対談の集中連載が始まります。全

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