ウィーン学団、3名のオーストリア人科学者の夢物語 | 小山虎
分析哲学研究者・小山虎さんによる、現代のコンピューター・サイエンスの知られざる思想史的ルーツを辿る連載の第4回。19世紀末からの科学と哲学を大きく変えつつあったオーストリア的な知の新展開として、「ウィーン学団」を打ち立てた3人の科学者にスポットを当てます。科学哲学という分野の勃興に結実し、20世紀科学革命とも共振する彼らの交歓。しかしその夢と友情は、2度の世界大戦の荒波に翻弄されていくことに──。
知られざるコンピューターの思想史──アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ