カントからチューリング・マシンへ〜コンピューターの芽を育んだドイツの哲学と数学 | 小山虎
分析哲学研究者・小山虎さんによる、現代のコンピューター・サイエンスの知られざる思想史的ルーツを辿る連載の第3回。コンピューター誕生に結実する知的潮流の背後に「ドイツ的」と「オーストリア的」の相剋をみた前回に続き、今回はドイツでの哲学と数学の探求が分析哲学の勃興を伴いながら、かのチューリング・マシンの発想へと継承されていく道筋を紐解きます。
知られざるコンピューターの思想史──アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ 第3回
カントからチューリング・マシンへ〜コンピューター