wakuimakoto(ジャミロワクイ)

毎日1200字、小説書いたり世の中のあれこれについて書いたりしています。書く仕事をしていきます。書く仕事をください。ジャミロワクイ。

短編小説『探し物はなんですか』

 出社すると社員全員が青ざめた顔をして探し物をしていた。ゴルフが好きで普段は健康そのものの山川さんはぶりぶり汗をかきながらパソコンで作業をしている。無くなったの…

短編小説『露出狂の詩』

 オレはさっきから心臓がはち切れんばかりにドキドキしている。午後6時、会社帰りのサラリーマンや部活を終えた高校生、買い物客たちが自転車で、徒歩で行き交う三条会商…

短編小説『我が社の多様性社会』

 「大橋さん、この記事コピーしてくれる?この多様性社会のこと書いてるやつ」そうやって中島さんが私に指示をするのが悲しい。なぜ悲しいのかといえば大橋さんと呼ばれる…

SNS勃ちからSNS断ちへ

 ここ数日SNS断ちしています。Twitter、FacebookにInstagram、使命であるかのように毎日毎日投稿しておりましたが、やめてみて思うのは、やめたところでやめたことを誰も…

つじつまは合わなくてよい

 先日お亡くなりになられた水島新司さんは生前、つじつまを重視する最近の漫画の風潮を心配していたそうです。漫画に限らず最近かどうかもわかりませんが確かにつじつまが…

短編小説『芝居じみている』

 一人電車に揺られていると思い出すのは父が亡くなった日のことだ。あの頃はまだ花粉症の人にしかマスクは必要がなく冬場に眼鏡が曇るストレスもなかった。三月とはいえ少…