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スタバで見つけた新しい選択肢


「これが噂の紙ストローか。」

・・・

昨日、数億年ぶりにスタバへ行った。(大嘘)

多くの友人は、新作のフラペチーノに敏感だが、私はこれといって特別飲みたい衝動に駆られることはなく、インスタに載せたい病も今のところ発症していないので、正しくはスタバに行くのは約半年に一度行くか程度である。


そのため、スタバの紙ストローとは昨日が初対面であった。

特に違和感もなく手に取り、包まれた紙を剥ぎ、少し茶色い紙の筒で、冷たいキャラメルマキアートを体に流し込んでいた。

ふと、思い立ち、隣にいた友人に話す。

「この紙ストローってさ、意味あるのかな。だっていくらプラスチックが汚染や環境破壊につながっているからと言って、紙に変えても木を切ったり、限りある資源を人間が使っていることには変わりないよね。根本的な解決策ではないよね?」

すると、

「そうだね。しかも、ビニール削減とかいってるけどあれもそんなに大きな影響はないっぽいよ。結局、紙袋にしても木を使うし、ラミネート加工とかものによっては紙袋のほうがコストもかかるからね。」

その後もこんな甘い飲み物には不釣り合いすぎる苦い話をした。

そもそも今思えば、ストローを使わないという選択肢だってあったはずだ。

なんでそれに気づかず、無意識に手を伸ばしてしまったのだろうか。こういうところが、詰めの甘さなのかもしれない。

けれど、「今」気づけたことを良しとして、ストローについて自分なりに調べることにした。

・・・

プラスティックストローの歴史はまだ浅いが、プラスティックの製造量は1950年の1500万トンから、2015年には3億2200万トンにも増加したとされる。(引用先)

そして毎年、800万トンのプラスティックが海へ流出しているという。

そのうち、ストローが占める割合はわずか0.025パーセントだが、美しいはずの海に浮かぶドロドロとしたゴミの山や、負傷や死に至る海洋生物、特にウミガメにストローが刺さった動画は多くの人の心を痛めたことだろう。

だって、「自分かもしれない」誰か、人間の使ったストローが海の中で暮らすウミガメを実際に傷つけ、出血させていたのだから。

こうした痛ましい気持ちを感じ、身近なことに関心を向けることは大切ではあるが、そのまま時間と共にその思いを忘れたら元も子もない。

私は、一概にプラスティックが悪いだとか、そういう思考ではない。プラスティックがあるからこそ成り立っている世の中がある事実を受け止めたうえで、私たちだけの地球ではないことを心にとめて、多くの生物と共存していくための行動をしなければいけないのだと思う。

今、しなければ、明日にも地球は壊れてしまうかもしれない。


そんなことはない、とどこかで思いながらも、結局は行動しなければ改善されることはない。地球が異常になっている、緊急事態には変わりないという危機感を自分で感じさせるしかない世の中になっているのかもしれない。

「ビニール廃止」「紙に変更」「ペーパーレス」

きっとどれも、環境を思ってできたアイデアである。

けれど消費者側が、誰かが言ってたからとか、世の中がこうしているからという安直な考えで流されるのではなく、それはどういう経緯で決まったことなのか、どのような影響が起きるのか、自分で調べて、最善の選択をすることも大事なのではないか。


私は、やはり

「本当に自分が必要なものを必要な分だけ」

これを一人一人が意識して改善していくことが要求されているのだと感じる。

何かに代用するだけでなく、本当にそれが今の自分に必要なものなのか見極めて使用する力が重要だ。(ポイ捨てなど論外)


言うは易く行うは難し。

もちろんその通りである。だからこそ、この気持ちを忘れないように、そして自分の生活から変えていけるように記しておきたい。


私は、ストローがなくても飲める、選択を増やした。



わこ


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