ハクセキレイがいた
整形外科へ行った帰り、駐車場でハクセキレイに出会った。市街地である。周りには特別樹木なども見当たらない。
2羽だった。さきほどまで強く降っていたために濡れている地面を、ひょこひょこと歩いていた。
五十肩でイテテテとなっている自分からするとまったく身軽な動きだ。野鳥は肩こりなどとは無縁だろうなあとついつい考える。
空を駆ける存在というのは、どうしてこう人間とは異なっているのだろう。すべてが軽くできていて、風のように飄々としている。
人は重力に抗して立っているが、鳥は飛ぶことができる。空に浮かぶことができるのだ。
そういうあたりまえのことが、奇跡のようにも思えてくる。
ハクセキレイは比較的人間を恐れないのか、5、6メートルくらいの距離まで近づくことができた。以前に公園の芝生の上で鳥見したときと同じだ。
やがて彼らはどこかへと飛んで行った。
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