いしし

イクメン家を建てる。2020年に見出しをつけると妙にしっくりくる。未来の父親に向け(自…

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イクメン家を建てる。2020年に見出しをつけると妙にしっくりくる。未来の父親に向け(自身も含め)、背中で語る男の独り語りと自然な子育て、古民家暮らしの日々から人を育てるイクメン家のプラスワンを綴る。

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どんぐり、マテバシイを食す。

シイの名がつくどんぐりは、アクがなく食べやすいのだと聞いた。 そして栗で味噌を作るというのも真似して、どんぐりで代用してみた。 やりたいことのブリコラージュ。今回は、どんぐり味噌の仕込みまでをレポートしました。 ☆どんぐり味噌 おそらく日本一野生的な味噌。 つくり方は、簡単に言うとマテバシイを茹で、潰して麹と塩と混ぜて合わせて待つだけです。 はじめに まず拾ったマテバシイの実をさっと洗う。 陰干ししたら、少量ずつ揚げて(油に触れる浅さで)、皮をはぜさせたら、むく。

    • 生後3か月の贈りもの

      育休を取得し、産休で職場復帰する妻とバトンタッチした2016年1月のこと。これより少し遡る年末から約1か月に渡り、僕は、育児の「引き継ぎ」を受けていた。 引き継ぎ現場、妻の実家は、僕が住んでいる町から、車で1時間半ほどのところにある。それほど近いと言えないものの、育休取得を間近に育児参画への意欲に溢れ、毎週のように妻の実家を訪れては、妻や義母からの引き継ぎをこなしていた。 引き継ぎとは、ミルクの作り方、おむつの替え方、服の着せ替え、風呂の入れ方などなど。息子が生後3か月に

      • 自分<赤ちゃんになったとき

        朝、電話が掛かってくる。美容院からである。予約の時間をとっくに過ぎていた。平謝りで別の日に変えてもらった。 育児休業に入る前に、美容院の予約をしていたことを、すっかり忘れていたのだ。 育休を始めると、頭の中が子供中心に切り替わってしまっている模様。スケジュール帳を開き、過去の自分が、なぜこの日に美容院を入れたのか確認する。確かに、妻が休みの日だ。 この日、午後から名古屋に用事があり、頼まれていたボランティア活動の打ち合わせに行くのだが、なぜか緊張感に欠ける。睡眠は取れて

        • イクメンノート2016。はじめに

          5年前の回想、5年も経つと、苦労は思い出になる。 知人に会い、「この前まで乳母車を引いていたのに、、」なんて言われたり、「人様の子供の成長は早いな」なんて言う月並みなコメントだったり、そんな何気ない言葉に感じることは、ただ時が経ったということだけだ。 思い出してみることにする。少しずつ。なぜなら、自分が頑張っていたということを、覚えている人はとても少ないから。 思い出すのは2016年の1月から3月の約3ヶ月間のこと。この年号に、さほど意味はないのだけれど。僕が30歳で、

        どんぐり、マテバシイを食す。

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