【徒然なるままに】#88

　急に暖かくなったかと思えば、また明日から寒くなるらしい。体が追いつかない感じだが、まあなんとか乗り切るしかない。体が追いつかないという話で思い出したが、昔友人が、ある物書きの方に、最近体が暦に追いつかない、というようなことを言われたという話があった。暦とはどうやら太陰暦を指していて、例えば立冬とかそういった季節の移り変わりに自分の体が（もしかしたら心も）追いつかない、という意味なのかもしれない。
　異常気象というのは、いつの時代でもあったが、ここ最近はもう安定しないのが普通の気象ということだろう。それが人々の心身に影響を与えるとすればかなり問題だ。実際、影響はあると思う。世の中で起きていること全てが気象に関係があるかというと、そんなことはないと思うが、ただ、日々が（経験はないが）仏門での修行のようなものになってきたようにも感じる。もちろん、そんなことを深刻に捉えようとしているわけではなく、なんとなくそんな時代かな、とふと思っただけである。そんなことを考えると、例えば応仁の乱の時代とかどんな感じだったかと考える。争いに巻き込まれるのはたまったものではないが、しかし立場が違えば見える景色も違うだろう。貴族、武士、普通の民……。いろいろとどうにもならなかっただろうし、良くも悪くも、もっと考え方もシンプルだったかもしれない。
　もし、そこにネットがあったら……。
　とりとめもないので、ひとまずこの辺で。
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