見出し画像

コロナ・クリスマスの嬉しかったプレゼント

今年のコロナでカナダではこのクリスマスシーズン・新年シーズンの人の集まり、州を超えての移動が基本禁止になっています。

同じ町で親戚や祖母、親子、兄弟家族が集まることも自粛です。レストランで友人同士の集まりも禁止、2家族の6人までと制限されています。バンクーバーではこの規定を違反したレストラン客や市を超えて友人複数と集まった人、フェリーで家族以外で乗った人たちが、警察から罰金2000(16万円)ドルを言い渡されています。

今年は家族のみで過ごすクリスマスが基本、一人暮らしの人にとっては一人ぼっちのクリスマスになってしまいました。

「きよしこの夜」をみんなで歌おう!

当然、私が歌っている教会もここ1年、ミサはキャンセル、クワイヤーもこの1年は活動停止状態。11月にはクリスマスミサに向けてたくさんの歌を毎週練習してた慌ただしさがウソのようです。お互いに連絡を取り合うことすら、なくなってしまいました。

そんな中、音楽ディレクターからバーチャル・クワイヤーで「きよしこの夜(Silent night)を歌おう、という提案がされました。

各自、自分が歌った録音をディレクターに送り、それをディレクターが合わせて一つの歌にする、という提案です。急の提案で、私たちが自分の歌の録音に使える期間は1週間。

4パート構成ですが、複数パートを歌ってもいいので、というか、録音・合成なので可能なので、私もソプラノ「アルト、テノールを歌って送ちゃいました。

ちなみに私自身はキリスト教信者ではありません。教会で祈る時間や歌うことが好きで、クワイヤーもそれを承知で受け入れてもらってます。

「きよしこの夜」キタ━━━!

23日の夜にディレクターから合成され録音されたものが届きました。思った以上によかったので喜んでいたら、24日の夕方のオンラインのクリスマスミサで、私たちの音源も使われていて、本当にびっくりしました。

カソリックの天井の高い教会って本当に音が響いて荘厳な雰囲気を醸し出すのです。音源をただ聴くよりも教会で響かせるとぐっと素晴らしくなります。凄く嬉しい!

私たちクワイヤーメンバーへのステキなクリスマスプレゼントとなりました。

私たちのクワイヤーはお気楽なボランティアです。一部の歌の上手いメンバー以外の決して上手くありません。しかも1年練習をしてません。でも、まさか、こんな仕上がりになるとは。みんなの力を合わせると一人の力では想像できないことができてしまうのですね。

本当に嬉しいクリスマスプレゼント

モノのプレゼントももちろん嬉しいです。でも経験のプレゼントには、自信のおまけがもれなくついてきます。仲間がいる幸せ、仲間と作り上げる充実感、重い腰を上げて取り組んだ自分への満足感。初めに面倒くさいと感じることは、後で「やってよかった」に変わる可能性大です。

いくらお金を持っていてもアマゾンでは買えない貴重なプレゼントです。

今回のプロジェクトでは、お互いを思い出して、気遣うきっかけにもなりました。私たちの手元に届いたのは、音源だけでしたが、私も急きょ、映像をくっつけて限定公開でYoutubeで、メンバーやその周りの人が簡単に聴きやすいようにしてみました。(上ビデオ)

コロナ期のコミュニケーション

コロナで個人が分断され、人が直接集う楽しさが制限される時代。孤立しないで人と繋がる方法を持っていることは、本当に大切だと思います。

人とつながりると人は安心します。

今回のプロジェクトで改めて実感しました。

オンラインの活用はコロナ期の人と繋がるための大きな味方です。時間やエネルギーのムダも減り、楽だし効率化もできます。大いに活用すべし、と思います。

でもやっぱり生身の五感で感じるコミュニケーション、オフラインがないのは物足りない。いつでも気楽に人と出会え、実際にコミュニケーションもできる世界が早く戻るといいなぁ、と思います。

※良かったら是非Youtube で聴いてくださいね。

サポート大歓迎!あなたからのコーヒー一杯分のサポートが、未だ悪戦苦闘中のカナダ生活の楽しさと苦悩?の発信の励みになります。😊