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高い!ガソリン急騰1リットル$2.25(日本円約¥239)に!

カナダ生活11年目のWakei です。

2年前のコロナ外出自粛期に一時は1リットル$0.90まで下がったガソリンが、今年に入って急上昇。ここからは日本円の物価感覚で話しますね。

先月210~200円台なり、一時は今月180円台に下がってこの調子で下がり、以前の150円台ぐらに戻ると誰もが期待しました。
ところが、今週に入って225円にまで跳ね上がりました。

190円台には慣れてきたものの、一気に225円はさすがにショックです。
一部の都市部を除けば、カナダ暮らしは日本の田舎暮らし同様、車は必須です。私の住む町もバスは1時間に1本、バス停が近くにあればラッキーです。

石油産出国、輸出国として、アメリカ、ロシア、サウジアラビアについで第4位のカナダがなぜこんなにガソリンが高いのか、明確な答えがわかりませんが、カナダのオイルサンドは精製にコストが掛かり軽油としては不向きで、結局ガソリンはアメリカから輸入しているようです。

そして、このところのガソリンの異常な値上がりにはロシアのウクライナ侵攻・ロシアからの石油輸入停止が影響しています。

航空業界の路線や本数、クルーズ船の復活、リモートから出勤への変化など、世界中でガソリンの需要が増えているのに対し、供給が減っているというのが現状なわけですからね。

今は石油の売り手市場

特に私の住むカナダ西海岸のブリテッシュ・コロンビア州はアメリカからガソリンの輸入比率も高い上に、カナダドル安(対米ドル)も影響し、カナダ全土でも最もガソリンが高い州になっています。

この状況にあって、ロシアという競合が消えて、一番得をしているのは石油輸出大国であるアメリカの石油企業なのかもしれませんね。

ともかくこの異常なガソリン高、なんとかウクライナ侵攻前の150円台ぐらいに戻って欲しいです。
ウクライナやロシアの平和はもちろんですが、世界の庶民の経済の安定のためにも、いち早くロシアとの政治的解決を見つけてほしいです。

※独り言
ロシアの行動は他国からは理解不能で異様に見えますが、第2次大戦参戦時の日本も他の国から見たら、似たように他国には写ったかもしれませんね。

そしてやっぱり戦争が起こって得する一部の層がいる一方、直接・間接的にダメージを受けるのはやっぱり庶民なのかな。

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