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「伝わる」まで伝え続けたラグビーワールドカップ

こんにちは、若月(@wakatsubasa)です。

ふだんはスポーツエンターテイメントアプリ「Player!」のマーケティングをしています。

2019年秋、日本全土を大きく盛り上げたラグビーワールドカップ。僕はほとんど映像では観なかったんですが、日本代表の激しい戦いに熱狂し、連日友達とラグビーの話題で楽しんだ人も多いと思います。

まだまだ記憶に新しい中で、ラグビー日本代表のスローガンである「ONE TEAM」が2019年の流行語大賞に選ばれました。


ラグビーワールドカップを回顧しつつ、感じたことを書いていきます。

SNSを中心にマーケティングの上手さが際立った大会

いまさら言うまでもありませんが、今回のラグビーワールドカップは各マーケティング施策が優れていて、試合時に最大限盛り上がれるような工夫をとったおり、試合がないときにも話題を提供し続けていました。

チケットデザイン
ファンゾーン
大会公式Twitter
adidas × オールブラックス

引用:https://note.com/keisuke_ito/n/n244b9a055bd2


特に大会公式Twitterは、ものすごいスピード感で試合後のロッカールームの様子を投稿したり、オフの様子を見せたり、ハイライトやピックアップ動画をあげたりと、試合で最大限盛り上がったファンがその熱狂を継続できるような運用がとても印象的でした。


現代の人々が多くの時間を過ごすSNSの中で、とにかくこれでもかと会話のきっかけになるコンテンツを発信し続け、「試合以外の時間」もしっかりラグビーワールドカップを触れさせ続けたことが、これだけの人の心を踊らせたんだと思います。


「伝わるように伝え続ける」スタンスが見えた大会

今回「にわかファン」と呼ばれるライト層が大いに盛り上がったことも、ラグビーワールドカップ成功の要因として挙げられていますよね。

僕もまさににわかファンですが、ラグビーのどの選手が世界的に有名でどのプレーがすごいのか全くわかりません。

ハイライト動画を見ても「何となくすごい」くらいしか感じませんし、細かいプレー解説をされてもキョトンとしてしまいます。(前のめりになって観戦していたのであれば、素人でもわかる解説はものすごく助かったと思います)


スポーツの情報発信を見ていると、そのスポーツの凄さや素晴らしさをそのスポーツが分かる人の目線で伝えていてにわかファンを置いてけぼりにしがちになるんですよね。


でも今回のラグビーワールドカップではそんなことは決してなかった。

「そんなの投稿したらラグビー関係者怒らない?」と感じてしまう投稿もあったかと思います。それでもなお、ラグビーの凄さや素晴らしさを伝えるために、にわかファンでも誰でも伝わるコンテンツをひたむきに配信していました。

中の人の話を見ると、早い段階で意思統一されていたことだったそうですね。

詳細は残念ながら非公開とのことだが「チームも、チームを支えるスタッフも、選手も、全員がラグビーの楽しさ、素晴らしさを伝えるアンバサダーと自覚せよ」というような事が記されているという。

さらに彼女が掲げたのは「ライト・ファン」の獲得。日本語だと「にわか・ファン」という表現になるのだろうか?

「古くからのラグビーファン」だけでなく、「これまでラグビーに興味のなかったファン」を幅広く獲得することがW杯成功の鍵になると、早い段階で組織が意思統一されていたことも好結果につながった。

引用:https://note.com/tbsnews/n/ne4cba6d5fec5


最後に

これはスポーツに限らないことですが、「伝える」ことで満足してしまい、相手に「伝わる」まで伝えきれていないシーンが社会にはたくさんあると思います。

素晴らしさを伝えただけのスポーツチームや団体もたくさん見ます。あすリートも然りです。

相手に「伝わる」まで、「伝わる」ために頭を捻り諦めずに粛々とやり続けること。

スポーツの普及発展にいちばん重要なのは思いやりなのでは、と思ったところで今日は終わります。

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