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LIGの広報活動ってどんな感じ?LIGブログ以外に何かあるの?【#PRLT Advent Calendar 2019】

この記事は【広報LT大会(Lightning Text) #PRLT Advent Calendar 2019】の第7日目(12月7日分)にエントリーしています〜!わいわい!

こんにちは! 株式会社LIGにて広報室で広報担当・そしてLIGブログ編集・進行管理を行っていますたびちんです。

株式会社LIGに2018年11月に入社してからまるっと1年が過ぎました。LIGブログ編集部として何をやっていて誰が関わっているかは下記のようにまとめてみています。そこではあまりお伝えできなかった広報視点からのこれまでのまとめをしてみよう、というのが今回の記事の趣旨です。

株式会社LIGはWeb制作会社なんですが、他にも幅広い事業をもっており、そのすべてが合流する広報ツールとして、自社のオウンドメディア「LIGブログ」が活用されています。

各事業のざっくり特徴や自社の雰囲気などこちらにまとめていますのでご興味ある方はぜひ。多いんだよな、事業。

独特すぎない? ぶっちゃけLIGの広報活動ってどう?

そんな独特なLIG、広報活動についてはLIGブログを除き、ほぼインバウンド対応となっています。こちらから仕掛けることがほぼありません。プレスリリースを出すという試みもやってみたものの、今は全社的には出していません。関連会社のコワーキングスペースの提供を主とする株式会社いいオフィスでは新店舗オープンが続いているため、プレスリリースが継続的に出ていますが、そこには私は関わっていません。いいオフィスはLIGブログの記事も同時に書いていて告知しまくっているので、ただただすごい。

LIG本体でも、必要があるんだったら出すんですけどね。結果として新しい情報を出す際は、「LIGブログ書いてください」「ブログに出す写真どうしましょっか」みたいな相談をすることのほうが多いです。新しいサービスも自社イベントのお知らせも全部LIGブログに出ています。普通の記事と一緒くたになって現れるので若干伝わりづらいかもしれませんが、イベントのお知らせは結構継続的に出ており、そこから集客もできています。

この間、NHKの番組にLIGが長めに紹介いただいたことがありまして、それも、ディレクターさんが調べてくれた上に即会いにきていただいたものでした。ありがたや……。

とりあげていただいた切り口はなんと「あだ名文化」。LIG自体が幼馴染同士の起業だったこともあり、元から備わっていた文化のため「普通ですけども……アッ、イヤ、手続きとかは困りますねそういえば……」みたいな歯切れの悪い回答になりがちでした。

ディレクターさんが来ていただいたのも、やたらとユニークな名前と顔が並ぶメンバーページが公開されていたり、つねにあだ名で記事がリリースされ続けていたからなんだろうなとも思います。

ここまでやってみて思うのは、「LIGの広報活動は、根底にオウンドメディアがある」ということです。オウンドメディアを起点に事業も情報発信をするし、それが文化として根付いています。だからこそ、オウンドメディアであるLIGブログでの情報発信は欠かせないものですし、足元をしっかり固めなければな、というプレッシャーもあります。

大きめのオウンドメディアやってる会社で今後もさらに取材受けたいの?

LIGブログで記事は出しているんですが、素材としての情報の出し方は非常に下手といいますか……料理を自分たちでしてしまうんですよね。それがオウンドメディアがある企業の良いところでもありますし、とはいえプロの料理人たちにいい素材だよ〜とアピールすることなく終わっているのが現状です。

ユニークな企業ですし、教育や飲食などTo Cの事業もあることからメディアの取材ももちろん受けていきたいと思っています。ゴウさんはじめ役員陣ももっと世の中に出てきていいよなあとも思っています。中卒で旅好きでWeb制作会社をやりつつウイスキーバーやサウナを作って事業にしてしまう型破りな社長や、これまで多くの起業で経営をしてきている副社長など、見どころは結構ありそうな気もするのですが……ここはこれからの広報室の頑張りどころな気がしています。

そもそも制作会社の広報活動、難しい問題

あとこれから本当に身もふたもないことを申し上げるのですが、Web制作会社の広報活動って本質的に難しくないですか?

社会課題を解決しているわけでも、明確なプロダクトがあるわけでもありません。お客様ひとりひとりの課題に向き合ってWebサイトというツールを作り出し、その解決に寄与するWeb制作会社では、メディアに出るようないわゆる「映える」画作りは、非常に難しい。イケてるWebサイトを作ったとして、それはお客様のもの。世界的な評価を得ていたとしても、ニュース性としてはあまりありません。そうなると、会社の文化を強化したり新しい試みをするしかないんだろうなと思いますが、取材を受けるためになにかするのも本末転倒。弊社であればそれはLife is goodなのか?という観点がないと厳しい。

だからこそ、広報が何かをするというよりは、一人一人のメンバーがお客様との接点で誠実に対応していくしかないし、社内でも誠実に組織運営がされていくしかないよなーと思います。足元固まってこそのブログだし、その先のメディア展開ではないでしょうか。

サウナが強いのなんの

ここで、皆さんにお伝えしたい。やべーんすよ、弊社長野県信濃町の野尻湖のほとりに弊社の事業としてサウナがあるんですけど、そこが継続的に取材されているんです。

つーかサウナめちゃんこ気持ち良いし、LAMPのご飯もめっちゃおいしいので、みんな開発合宿や経営合宿とかで使ってください。すっげ宣伝ですが、心からのおすすめです。ととのうよ。何もかもととのうよ。

年越しサウナイベントもあるよ。白樺の葉っぱで108回叩かれたい方ぜひ。

そもそもこちらの「The Sauna」は、サウナに熱量のある男、野田クラクションべべーが行っている事業で、クラウドファンディングでサウナ好きのみなさまの支援あってできたもの。長野県野尻湖ほとりのゲストハウスLAMPはもともと代表のゴウさんの実家で、人の来ない閑散とした場所だったんですが、LAMPが盛り上がり、さらにサウナもできたとあって、非常に多くの方にお越しいただけるようになりました。

サウナというものが今現在ほど注目される前から野田クラクションべべーはサウナが好きで、わざわざフィンランドにまで行って実地調査を行い、手作りかつ本人の圧倒的努力で「The Sauna」を立ち上げたのでした。また作るだけではなく、サウナコミュニティでも応援され愛されるような活動をしてきたからこそ、注目され、さまざまなところから取材されているのだと思います。彼の影響で私もサウナ好きになりました。いいよね、サウナ。

The Saunaの取材については、拠点が長野にあることもあって、取材対応についてはすべて野田クラクションべべーの管轄となっています。そもそも本人にストーリーがあれば、いくらでも語れることがあるんですよね。野田クラクションべべー自身がLIG内での破天荒なキャリアの末に「それいいねやろう」制度などを利用し代表と創り上げたのがThe Sauna。十分な直感と社内説得と社外との関係性づくりのたまものなので、一朝一夕にできるものではないのですが、これが弊社での広報的な成功例といいますか、社会との良い関係性の一例だと思っています。まあ、私自身全然関わってはいないんですが、誇らしい気持ちでいっぱいです。

広報担当にできることって少ないよ

ハチャメチャ本末転倒なこと言うんですが、広報担当にできることって本当に少ないなと感じます。やっぱり、思いがあって事業立ち上げたり、もともとある文化にはなんにも勝てないです。んで、もともとある資産に頼っていたとしても、先細りするだけなんですよね。

社内にいる担当としては、いかに社内の文化を形成し、いい部分を発見していくかを少しずつ進めていくしかないんだろうなと思っています。社内広報というか、メンバーの中にちゃんと仕事としても人間としても入っていくことが求められるなと思います。企業の強力なアセットでもある文化は人の間にしか生まれないんです。LIGだってその総体なだけだし、こっからの文化を作るかどうかなんて今の社員にしか委ねられていない。過去のイメージもあるにはありますけど、毎秒刷新していかないと、ただ陳腐化していくだけなんですよね。

これからの抱負としては、「広報担当」や「編集」みたいな肩書がどうこうというよりは、いちばん社員のこと大好きで、いちばん面白がれる人でありたいなと思います。私自身はつまんねー性格なんでいちばん面白くなれることなんてないんですけど……だったら応援するしかないですよね。世に出るにしても出ないにしても、同じ場所にいるメンバーである限り寄り添いたいなと思います。暑苦しければ距離をとってもらえばいいので強要するわけではないです。でもいちばんリアクションしていく人でありたい。会社全体への盛り上げ役でもありツッコミ役でもある、番組のキャラクターでCGで浮いてるやつみたいな。いることでちょっと楽しくなったらいいな、を目指していきたい。

社内でのファンを増やし、社外でもファンを増やすとなると、自分の知識とか教養とか人間性ですら柔軟にしていかないといけないし、仕事自体も認められるような存在でいるしかない。これまでもこれからも、ずっとがんばりどころです。

やっぱ今、LIGのことが、今までいた環境の中でいちばん好きなんですよね。こんなに複雑な場所、どんどん知って、解きほぐしていくだけで楽しい。少しでもいろんなひとに、わかりやすく食べやすいよう、一口サイズで提供していけたらなって思います。

2年目もどうなってくかわかりません。世の中にいる広報担当のみなさま、一緒に頑張っていきましょう。

それではまた!たびちんでした。

サポートされたら、おいしいお菓子を買ってさらにしあわせになっちゃうな〜