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英語圏でも始まった「草食化」現象

若者がセックスから遠ざかっている。

そう言われれば、日本の若者を襲う「草食化」現象を連想する方が多いだろう。しかし実の所これは世界的な傾向なのだ。どうも日本男児のみならず、先進国の男子は一律「草食化」しているらしい。

日本男子の「草食化」はコラムニストの主観だけではなく実際にデータでも裏付けられている。日本性教育協会が6年ごとに行っている「青少年の性行動」調査によると、大学生の性交経験率は2005年時の調査でピークを迎え、そこから急激に減少しつつある。

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(引用:草食化する女子大生、性経験20年前を下回る:05年をピークに消極化

たった10年ほどで女子大生の性交経験率が60%超から30%代にまで落ちたのは「激減」と言って構わないだろう。デートの経験率はそれほど大きく下落していないものの、キス、セックスなどの経験率が大幅に減少している。男女交際の文化そのものは温存されてはいるものの、肉体的接触を伴う性行動が特に不活性化していると言えそうだ。

同様の傾向がアメリカ合衆国でも確認されている。

GSSの調査に基づいたワシントンポスト紙の報道によれば、アメリカ合衆国の童貞率は2008年ごろから急激に上昇しているらしい。数字を指せば、2008年が10%前後だったにもかかわらず、2018年には

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週に1-2回程度更新。主な執筆ジャンルはジェンダー、メンタルヘルス、異常者の生態、婚活、恋愛、オタクなど。

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